ペーパードライバーが六本木で学科試験対策講座を収録する話 2
前回は収録以外の、六本木の文句ばかり書いていましたが(笑)、今回は収録の話を主に書きたいと思います。自動車教習所に来る外国人教習生の為に、英語で学科試験対策講座を収録するというお仕事です。
六本木の青山霊園にほど近いところにスタジオはあります。今回お世話になったのは、アカメディア・ジャパン社です。
スタジオ内はすごくおしゃれで、特に休憩スペースは「もしお金持ちだったらこんな家にしたい!」という理想的な空間でした。
今回私の収録を担当くださった方はとても親切かつ仕事も丁寧で、とても気持ちよく収録に臨むことができました。
同時通訳の収録でもたまにお仕事をすることがありますが、エンジニアさんによってはなかなか雑音に厳しく、ちょっと足を動かしただけの音も「今、足動かしましたよね?動かさないでくださいね」と注意を受けることもあります。はい、すいません、みたいな。
それだけ音を拾う高いマイクを使っているんだろうなと。今回のお仕事でもピンマイクの値段について聞いたところ、僕の持っているピンマイクの10倍はするものでした。はい、気を付けます。
空き時間に収録・編集の仕事について伺いました。一番大変なのはプレゼンする人がかみ過ぎて何度もカットしなければ動画にならないようなパターンだそうです。たまにありますよね、切り取られまくっているような動画。逆に言うと、一回録画ボタン押して最後までカットしなくても良い動画と言うのが、撮影・編集者にとって良い動画なのかもしれません。
実際、担当者は撮影している時からカットする箇所をメモっていたのです。さて僕の講座は、彼にとって編集しやすいものになったのでしょうか?
またお客さんの中には「私も運びますよ」と善意で機材を運んでくれる人もいるようですが、これが業界の人からすると複雑な気持ちになるそうです。下手に機材を扱って傷つけられたりしたら大変なので、出来るだけプロの人が扱うことが望ましいようです。そりゃそうですよね。
予定よりも少し早く進んでいたので、二日目は依頼主の小野尾さんにランチに連れて行ってもらいました。
ランチ休憩をして、残りの収録までエネルギーを貯めて・・・と思っていたのですが、通訳教育の話でかなり盛り上がってしまい、色々と語り合いました。まあそれが後半収録のエネルギーになったので結果オーライなのですが。
というわけで試験対策講座の収録も二日で無事終了しました!これまで勉強していたテキストも問題集も、もう必要ない(かな?)。学校の定期テストが終わった後のような感覚でした。外国人の教習生が一人でも多く英語で学科試験対策ができますように!
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