空調服、ファン付き作業着の寿命が知りたい!~買い替え時は○年?、長持ちさせるには?~
パーツによって寿命が異なります!
「空調服®」(ファン付きウェア)は、買い直すと1万5千~2万円近くするので、できれば長持ちさせたいところ。
しかし、使い方によってはファンやバッテリーが早く傷んでしまい、買い替え時期を早めてしまうことも。
今回は、「空調服~ファン付き作業着の寿命について」、
そして「長持ちさせるコツ」をご紹介します。
空調服、ファン付き作業着の寿命はだいたい2~4年
空調服はまず、大まかに分けるとファン、バッテリー、ケーブルの3つのパーツで構成されています。
ファンは定期的にお手入れすることで長持ちしますが、バッテリーだけはどうしても、何度も充電と使用を繰り返すうちに消耗していくものです。
また、空調服の寿命が2~4年というのはあくまでも目安であり、パーツが1つ壊れたならそのパーツを買い換えるだけでOK。
パーツを買い替えながら使い続ければかなり長持ちします。
「パーツが1つ壊れたら全部を買い換えなければならない」というわけではありません。
1番故障が多発~交換頻度が高くなりがちなのは「ケーブル」
みなさんは、イヤホンを雑に扱ってしまって、買ったばかりなのにすぐに故障させてしまったという経験はありませんか?
家電製品のコードというのは、むやみに結んだり曲げ伸ばしを激しくおこなっていると、当たり前に消耗していきます。
これは空調服においても同じです。
雑に扱っているとすぐに断線しますし、大切に使っていると長持ちします。
コードを壊しがちな方。「コードを大事に扱う」という基本に立ち返ってみませんか?
このひと工夫だけで、空調服以外のアイテム、ご自宅の家電なども長持ちしやすくなります。
服のなかで固定させるときに雑にやりがちという方や、ケーブルの抜き差しの回数~抜き方が荒かった方は、今後は優しく扱うようにしてみましょう。
ファンは気が付いたときにお手入れするだけでも寿命が伸びます
ファンの故障トラブルで多いのが、「実は壊れてない」というケースです。
「どういうこと?」と思われるかもしれませんが、空調服ユーザーの方の中には、「購入してから1回もファンをお手入れしていない」という方がいます。
しかし粉塵が飛び散る現場では、ファンの軸の部分に粉塵が入って詰まってしまうこともありますので、「掃除するだけで直る」ケースが多いのです。
故障かどうか判断がつきづらい、原因がよくわからない場合。
とりあえずお手入れしてみたり、付け直してみたり、職場で同じ型のファンを使っている方がいたら借りて使ってみたりと、工夫することでまた使えるようになる可能性があります。
粉塵の多い現場にお勤めの方は、ファンのお手入れサボってしまうとファンが上手く回転しなくなってしまいがちです。
最大限に冷涼感を得るという意味でもお手入れは大事なので、面倒でも定期的にお手入れしましょう。
溶接作業をともなう現場では熱により傷みが早くなることも
溶接の現場は高温によりパーツの消耗が早くなりがちです。
劣悪な環境での使用が続くと早く消耗してしまい、「買ったばかりなのに故障してしまった」、「バッテリーの交換ペースが早い気がする」といったことにもなりかねません。
どうしても空調服は経年劣化を免れませんが、もし劣悪な環境での使用を避けられるのであれば、避けるにこしたことはありません。
消耗が明らかに早い場合は、「無理な環境で使用していないか?」ということを今一度確認してみましょう。
「自然放電」を知るだけでバッテリーの寿命を伸ばせる!?
みなさんは「自然放電(しぜんほうでん)」をご存知ですか?
自然放電とは、名前の通り「放置しているだけで自然と電池が使われてしまう」状態を指します。
たとえば、「スマホの充電を満タンにしたうえで放置していたら、使っていないのに電池が少し減っていた」という経験がおありの方は多いかと思いますが、空調服のバッテリーでも同じことが起こります。
充電が30~50%など、少しでもされていれば電池のなかで化学反応が起きてもチャージされている分から電池が使われるだけですが、充電がカラの状態で自然放電が起こると、どうなるでしょうか?
そう、バッテリー自体が消耗してしまい、寿命が短くなります。
空調服は必然的に初夏~初秋などの暑い時期に使った後、寒い時期はタンスの中などでお休みさせることになりますが、このときに充電がカラだと、消耗が進み寿命が短くなってしまうのです。
少し面倒でも、空調服をタンスにしまうときは「充電してから収納する」、「3ヶ月に1回くらい引っ張り出して少しでも充電しておく」ことをオススメします。
高温注意! 日本でも温暖化はますます進んでいます
昨今では海外で熱波(ねっぱ)や干ばつなどの極端な気象現象が相次いでいます。
日本も無関係ではなく、2020年以降は40℃を超える地点が続出。
以前の日本では家庭内~車内で保管できたものも、残念ながら今後は難しくなっていくかもしれません。
空調服も、暑い土地に住んでいる方は収納に注意が必要です。
家電というのはまず、スマホもそうですが、基本的に「水没よりも高温に弱い」ものです。
PCでも同じことが言えます。熱は想像以上に機械にダメージを与えるので、あきらかに高温だとわかる場所には置きっぱなしにしないことがマストです。
極端に涼しい場所で保管する必要はありませんが、もし家の中にある暗くて冷たい場所で保管できるのであれば、そういった場所で保管するのがベストだといえます。
「空調服®」(ファン付きウェア)はちょっとのコツで長持ちします
「高性能のものを買っているはずなのに、なぜか壊れやすい」という方は、上記のメソッドを試してみると、お気に入りの一着をより長く使えるかもしれません。
夏場の業務~アウトドアな趣味のシーンにおける相棒とも言えるアイテム、空調服。ぜひとも大切に使ってあげてくださいね。
そして、「何をしてもダメ!」というときは買い替え時です。
最新の空調服はより高機能になっていますので、これを機に真夏の快適度をレベルアップさせてみましょう。
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