ボスニアのコーヒー
ボスニア人の特徴は1日に1回必ずコーヒーを飲むことです。しかし、ただのコーヒーではなく、ボスニアのコーヒーです。ボスニア・ヘルツェゴビナを長い間支配していたオスマン帝国の影響を受けた古い伝統の一つです。トルココーヒーとボスニアコーヒーを比べると、作り方の違いがあります。
ボスニアのコーヒーの作り方:
1) 鍋に水を入れて沸騰させる。
2) お湯を沸かしている間に、ジェズヴァ(コーヒーポット)でコーヒーを準備します。
3) 小さじ数杯のコーヒーをジェズヴァの底まで入れます(量はジェズヴァの大きさによって違います)。
4) 水が沸騰したら、ジェズヴァをストーブの上に置いて数秒間加熱し、沸騰したお湯を上まで入れないようにします (ジェズヴァの約半分)。
5) コーヒーの水位が上がるのを待ってから、ストーブから離します。
6) ジェズヴァのコーヒーの水位が元の状態まで下がったら、さらに沸騰したお湯を加えて一杯にします。
7) コーヒーの泡をすべてのフィルジャン (コーヒーカップ) に均等に分け、角砂糖またはラハトロクムのようなお菓子を添えます。
ラハトロクムは伝統的なお菓子で、トルコから来ました。ゼリーのような粘りがあり、とても甘いです。様々な味もあります。例えばレモン、バラ、オレンジなど。材料は少ないですから、作り方はそんなに難しくないです。どうやってこのお菓子を作るか興味があれば、このビデオで見てみて下さい!
ラハトロクムのほかにはクッキーやチョコレートをボスニアのコーヒーと一緒に食べる人もいます。反対に何も食べない人もいます。
ボスニアコーヒーはブラックコーヒーの一種で、香りと味が強いので、誰でも飲めるわけではありません。大人の間で人気があります。例えば若者は、ネスカフェのようなカフェインの少ないコーヒーを飲む傾向があります。
ほとんどすべてのカフェでこのコーヒーを見つけることができます。かなり安いです。 1 キロは約 20 KM(日本円で1474円)、カフェでは約 3 KM(日本円で221円)です。「KMはボスニアの通貨の単位です。」
コーヒーに関係があるフレーズもあります。「チェイフ」と言います。「チェイフ」は名詞ですが、特別な気持ちがあるから、翻訳しにくいです。しかし、この名詞を大まかに「楽しむ」と訳すことができます。「Ćejfitikafu」と言うのはゆっくり、楽しみながらコーヒーを飲むことです。
皆さん、ボスニアに来たら、ぜひボスニアのコーヒーを飲んでみてね!