見出し画像

都知事選 2024

ユリコ当確。
特に彼女を支持をする者ではないですが、票獲りのメカニカルな状況を考えても、この結果は見えていた選挙でした。
そして当初より「女同士の戦い」と煽るメディアに「ホントか?」と半信半疑で、(2位じゃダメなんですけど)2位争いでは、目立った後ろ盾がない石丸伸二と、国政政党が2つ付いている蓮舫が拮抗する・・・と言うことも予想しておりました。

本来、ユリコの対抗勢力になるべき蓮舫は、浮動層をつかむこと以外に勝算は無かったのですが、普通の感覚で見ても、そうならない体制を組み、やらない方がいいことをやり、論点もズレていた・・・など、浮動層の考えることを掴みきれておらず、自身の覚悟も危機感も感じられなかったことが結果に出ました。明らかに戦略負けです。

また、XなどのSNSでの蓮舫の支持層の言動を見るに、例えばユリコの今までの成果を一切認めなかったり、例えば外苑の再開発が大きな問題かのようにアピールしたり、ユリコの街頭演説で「やめろコール」をしたり、全体的にとても攻撃的な書き込みが目立ち、浮動層から見て「自分たちから遠くにいる人たちが支持する人なんだ」との印象を与えるマイナスプロモーションになった結果、浮動層が入り込みにくい存在になっていました。
もうネットなどでの対立候補へのネガキャンって(何が正しいかわかりにくいので)全て陰謀論のように見えてしまい、逆に効果がなくなってしまっている事に気付いていないってのも、見ていてなかなか痛々しかったです。

一方、10〜30代からの支持や、無党派層からの支持は圧倒的に石丸氏に集中。
そもそも、最初から結果がわかっていた選挙で投票率は下がってもおかしくないのに、今回は上がりました。その理由の一つは、今まで選挙に行かなかった層が流れたことであり、それは今回彼を支持した人も多く含まれるでしょう。今まで誰もできなかった事をやった事は評価に値します。
今後この層が動くと、選挙もこの国も面白くなるかもしれません。僕はそれが自分の望むものではなくても、若い人の支持が選挙の結果になってほしいと思っております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?