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くちびるの会のココロミとトリクミ 紙おしばい 『こだぬききょうだいときつねのコンたろう』 を安心してご覧にいらしていただくために①  「紙おしばい」とは?/本公演の企画意図

【はじめに〜このnoteの意図〜】

くちびるの会は、
2024年6月14日(金)〜6月16日(日)にOFF・OFFシアター
にて
子ども向け演劇表現「紙おしばい」の第四弾作品となる
『こだぬききょうだいと きつねのコンたろう』
を上演いたします。

本noteでは、

紙おしばい 『こだぬききょうだいと きつねのコンたろう』 を安心してご覧にいらしていただくために

と題し、本公演においてくちびるの会が行う「試み」と「取り組み」を連載記事にしてご紹介しようと思います。

《noteの意図》

本公演で上演する『こだぬききょうだいと きつねのコンたろう』は、主に未就学児を対象とした演劇です。
なので、主に子育て世帯に向けた演劇公演です。

(もちろん!!大人の方のみのご来場も大歓迎です!!)

山本も3歳の子どもがおります。
僕も子どもを連れてお出かけするには、様々な心配がつきまといます。

近くにトイレあるかな??
ごはんどうしよう??
お芝居を見ている最中にグズっちゃったら??
うちの子も楽しめる内容なのかな??
劇場に怖がらずに入れるかな?

そんなことを考えているうちに、
「休日の予定迷っていたけど、面倒臭いから近場の公園でいいや!」
となってしまうこともしばしばあります。

また、
「いざ頑張ってお出かけしてみたものの、思ったように楽しめず、結果疲れただけ……。」
という経験ももちろんあります。

そんな方のために

このnoteでは、本公演に興味をもっていただいているお子様連れのお客様に、少しでも安心して劇場にご覧にいらしていただくために、情報を発信するnote連載記事です。

どうぞ、ご観劇のご参考までにご覧いただけましたら幸いです。

また、記事の最後に、公演情報と、youtubeでご覧いただける過去の紙おしばい作品の映像リンクも記載させていただいております。
よろしければ、ご覧ください。

【紙おしばいとは?〜表現の説明と特徴〜】

「紙おしばい」の活動目的は

・子どもの観劇機会の創出
・舞台芸術へ触れる機会格差の解消
・上演を通し、将来の舞台芸術の担い手や観客の創出を行うこと

です。

「紙おしばい」が、子どもたちが舞台芸術に触れる”キッカケ”となればと思い、活動をしております。

今回の記事では、第一回目ということもあり、

「そもそも「紙おしばい」ってなに?」
「なんでくちびるの会は、子ども向け演劇をやってるの??」
「今回の公演はどういう意図で行うの?」

ということについて、記述していきたいと考えております。

本記事では、主に公式サイトから引用を行いながら、噛み砕いてご説明していけたらと思います。

《紙おしばいとは?》

そもそも紙おしばいって何?という方も多いかと思います。
「紙おしばい」とは、くちびるの会が考案した、子ども向けの演劇表現です。
「紙芝居」と「お芝居(演劇)」を組み合わせた表現手法です。
公式HPでは、この様に説明させていただいております。

【紙おしばいとは?】
くちびるの会が考案した、児童対象の演劇表現。
「紙おしばい」は、日本の伝統文化である紙芝居と、現代演劇の手法を組み合わせた舞台表現です。
紙しばいを、演劇の「書き割り」の様に使うことによって、直感的に、視覚的に物語を楽しめます。
演劇の醍醐味をそのままに、幻想的な世界を子どもたちと共有し、現代演劇の世界に興味を持っていただけるきっかけとなれば、と思い活動を始めました。
これまでに、第一弾『よふかしの国』(2019年)、第二弾『ことだまの森』(2021年)、第三弾『こだぬききょうだいのおつかい』(2022年)を創作。

くちびるの会 公式HPより引用

と言葉で説明されてもわかりづらいですよね??
イメージはこんな感じです。

「紙おしばい」の図解イメージ

一番下の画像が、が第三弾作品『こだぬききょうだいのおつかい』の1シーンです。

これは、人間に変化したこだぬきの兄弟が、やっとの思いで商店街についた場面です。

商店街の絵が真ん中にあります。時刻は夕方です。

左側の兄たぬき役は、やっと着いた!とワクワクしていて、右側の弟たぬき役は、もうお腹が減って疲れ果てています。

この様に、背景に「紙芝居」の絵を据え、舞台の書き割りの様に使用することで、状況が、視覚的にもひと目でわかります。

これが、「紙おしばい」の最も大きな特徴です。

演技を見る前に必要な情報
「今がいつで、そこがどこで、一体どんな環境なのか」
を絵を使って表現することで、お子様にもわかりやすく、演劇を楽しんでいただけます。

ではなぜ、くちびるの会が、この様な表現に至ったのか?

をご説明させていただければと思います。

《「紙おしばい」の出発点》

「紙おしばい」は、くちびるの会が持つ子ども向けの演劇のレパートリー作品です。
少ない道具量で、どこにでも出張でき、上演ができることを前提に作品を創作しています。

そもそもの「紙おしばい」の始まりは、2019年に武蔵野文化事業団(吉祥寺シアター)から「アウトリーチ作品(劇場の外に届ける作品)」の創作を依頼されたのがきっかけです。
武蔵野市の小学校に併設された児童館で上演することを前提として、作品創作を依頼されました。

よって、作品を創作する上でも、通常の演劇作品とは違う、様々な制限がありました。

・教室での上演なので、照明変化は行えない。
・上演当日に搬入〜撤収までを行うために、舞台装置の立て込みなどは行えない。
・道具は、会場まで荷台を人力で運ぶか、乗用車一台に収まる量で。
・準備から撤収までを、上演当日中に、速やかに行えるものを。
・上演時間は、30分程度が望ましい。

などなど……。

そんな中でも
「子どもたちに、演劇の面白さを伝えたい!」
と頭をひねる中で生まれたのが、この「紙おしばい」です。

演劇というのは、もちろん素舞台(舞台装置が一切ない状態)でも上演できます。
その代わりに、観客の想像力を使うのが、演劇という表現です。

(歴史を見るとそれはわかりやすく、最も古い演劇である古代ギリシャの演劇は、屋外の素舞台で行われていました。
素舞台なので、まずは状況の説明から始まります。登場人物はこの様に語ります
「我々が暮らすこのテーバイの街には、疫病が流行り、もはや頼りにできるのは、我れらが王、スフィンクスの謎を解いたオイディプスしかない!」
といった具合です。舞台装置や、照明、音響がなかった時代は、状況をすべて言葉で説明するしかなかったんですね。
そのため、この様な長い、説明的なセリフになったんですね。
しかし、それによって、観客は想像力を働かせ、「そこはテーバイの街なんだ」「疫病が流行っているんだ」「スフィンクスの謎を解いたってことは、オイディプス王は頭の良い人なんだ」などと思い込みながら演劇を見ていたわけです。)

「子どもの想像力は無限大!」とは言いますが、
演劇の作り手は、相手が誰であれ、常に観客の想像力の幅を見積もりながら、誘導していく必要があります。

制限がある中で、我々演劇の作り手は、子どもの無限大な想像力を、誘導する必要があります。

では、一体どこに想像力の焦点を絞るべきか?
当時の山本は、
登場人物・役の内面に、想像力の焦点を絞るべき
だと考えました。

そうして生まれた表現が「紙おしばい」です。

この考えは今でも変わっていません。

劇場という空間で、虚構の物語であるからこそ、観客は、安全に人間の深遠に触れることができる。と、山本は考えています。

絵によってはっきりと「今がどこで、ここがどんな場所か」を説明することで、自ずと、観客である子どもの想像力の焦点は、登場人物の内面に集中していきます。

そうして作品の中で、現実では味わえない、様々な感情・葛藤を体験することで、子どもたちは、現実を生きる上での心のヒントが得られると考えます。

《「紙おしばい」の魅力》

イラストで状況を説明することは、もちろん、制限の中で「観客が、登場人物の内面に焦点を向けるための工夫」ではあります。

しかし、「紙おしばい」だからこそ得られるメリットも、たくさんあります。
「紙おしばい」を上演してきた経験から、上げられることを以下に記載いたします。

アナログな表現方法が、模倣を生む

「紙おしばい」は、前述の通り、非常にシンプルな表現手法です。
それ故に、子ども達にも「自分にもできそう」という気持ちを起こさせます。
過去に上演した際には、上演後に子ども達が、紙おしばいの前で上演の真似事をしている様がよく見えました。
また、上演後に保育園の先生方からも「こういう風なお芝居だったら自分たちにもできそう」という声を多くいただいております。
テクノロジーに頼らない、アナログでシンプルな表現方法が、「真似したい」という気持ちを呼び起こし、演劇への興味喚起につながる可能性があると感じています。

スピーディな物語展開とエキサイティングな物語構成

「紙おしばい」では、俳優が「紙しばい」を繰りながら演じます。
それにより、場所、時間の変化をスピーディに表現でき、よりエキサイティングな物語を構成することができます。
経験上、上演時間は、未就学児の集中力が持続する30分が適切だと考えておりますが、その30分間に、様々な景色とドラマを詰め込み、感情のジェットコースターを体験できます。

抽象的でファンタジックな状況も、共有できる

絵によって説明することは、具体的なものに限りません。ファンタジックであったり、抽象的であったり、観客ひとりひとりが想像する上で、解釈の「幅」を持っている状況にも有効です。

今作の舞台である「たぬきが住むたぬき山」は、この世にありませんので、様々な想像が可能です。
しかし「様々な想像が可能であるもの」
ということは、裏を返せば
「イメージの共有が、難いもの」
という言うこともできます。

「こだぬききょうだいと きつねのコンたろう」フライヤーデザイン

この様にイラストにすると、イメージの共有がしやすいです。
加えて、前述の様な「たぬき山ってどんなところなんだろう?」「きつね山はどんなところなんだろう?」という想像を、イラストを起点にして膨らませることもできます。

さて、以上が、
紙おしばいとは?〜表現の説明と特徴〜
です。

【企画意図】

改めて、今公演の企画意図についてご説明させていただきます。

企画意図については、公式HPではこんな風に説明させていただいております。

今作は、くちびるの会が取り組んでいる児童対象演劇表現「紙おしばい」の第四作目となる新作公演です。
今回上演する『こだぬききょうだいと きつねのコンたろう』は、2022年6月にくちびるの会が創作した『こだぬききょうだいの おつかい』の続編にあたる作品です。
「紙おしばい」は、これまで、劇場(吉祥寺シアター)やNPO法人アートネットワークジャパンとともに創作・上演を重ねてきました。
劇団としても子ども向け作品のノウハウが培われてきたこともあり、より主体的、かつ積極的な活動をしていきたいと考え、企画にいたりました。
紙おしばいの活動の目標は、観劇機会の創出や舞台芸術へ触れる機会格差の解消、将来の舞台芸術の担い手や観客の創出を行うことです。
今作『こだぬききょうだいと きつねのコンたろう』では、保育園や幼稚園、小学校など、集団の中で生きる子どもたちに向けて、「みんなと違う自分を愛する大切さ」を伝えられたら、と思っております。

くちびるの会 公式HPより引用

前述の通り、紙おしばいは、道具料がコンパクトな出張方の子ども向け演劇公演です。
また、上演時間は30分が適切だと考えております。

上演時間のコンパクトさや、子ども向けであること。
(子ども向けである、ということは、一般公開を行った場合、親御さんもいらっしゃることが大いに想定されるので、1グループ2名以上でいらっしゃると考えらます)

この様な背景から、
チケット価格は、家計負担を考えた上で、「この値段だったら行ってみようかな?」と思える、お求めやすい価格にする必要があります。

また、「紙おしばい」の活動目的は「子どもが舞台芸術に触れるキッカケ作り」なので、あまりチケット価格を上げてしまうと、それだけで劇場に行くまでのハードルを上げてしまい、活動目的と反してしまいます。

この様なことから、「紙おしばい」は、通常の演劇公演の様に、チケット収入が、事業収入の柱にはなりづらいのです。

ですので、これまでの「紙おしばい」の活動は、今まで委託公演(上演依頼があって、依頼者から支払われる上演料で、経費を賄う)ことが基本でした。

しかし、昨今の少子化の流れや、劇団の子ども向け演劇に取り組む姿勢を考える中で、依頼を待っているだけではなく、積極的に創作上演を行うべきと考え、助成金等を活用しながらではありますが、今回の、単独主催・創作初演公演を行うに至りました。

今後、ますます、くちびるの会は、子ども達に向けた舞台芸術文化の魅力発信に力を入れて行こうと思います。

どうぞ、ご友人やご親戚をお誘い合わせの上、お子様と一緒にご覧いただけましたら、とても嬉しいです。
また、保育園・幼稚園関係者、学校関係者の方々にもご覧にいらしていただけましたら幸いです。

重ねて言いますが、大人の方のみのご来場も大歓迎でございます!ぜひご覧にいらしてくださいませ!

【おわりに 〜次回記事と、過去公演映像〜】

さて、以上で
「紙おしばい」とは?/本公演の企画意図
を終わります。

次回記事は、
前作「こだぬききょうだいのおつかい」の台本全文公開!
です。

前作の台本をご覧になっていただけたら、今作がどの様な内容か大まかに推察でき、ご来場いただく際の一つの安心材料になるのではないかと思います。

また、本作「こだぬききょうだいと きつねのコンたろう」に関しても、戯曲が出来上がり次第、公開を予定しております。
引き続き、noteをチェックしていただけましたら幸いです。

※以下のリンクより「紙おしばい」の過去作品をご覧いただけます。

紙おしばい第一弾『よふかしの国』
(2019年初演 小学校低学年向けの作品)

紙おしばい第二弾『ことだまの森』
(2021年初演 小学校低学年向けの作品)

【🐻『こだぬききょうだいと きつねのコンたろう』公演情報🦊】

くちびるの会の紙おしばい
『こだぬききょうだいと きつねのコンたろう』
2024年6月14日(金)〜6月16日(日)OFF・OFFシアター

作・演出|山本タカ
イラスト|ヤタトモカ 執筆サポート|須貝 英
出演|小口ふみか 北澤小枝子 永田涼香

出演(左より)|小口ふみか 北澤小枝子 永田涼香

《『こだぬききょうだいと きつねのコンたろう』あらすじ》
ポコタとポンは、山に住むこだぬきの兄弟です。
二匹とも、大きくなったら、母親のように立派に「変化(へんげ)の術(じゅつ)」ができるたぬきになりたいと思っています。ある日のことです、ポコタとポンがふたりの住む「たぬき山」の中で変化の練習をしていると、コンコンと鳴き声が聞こえます。見ると、となりの「きつね山」から「たぬき山」に迷いこんだ、きつねのコンたろうが、鳴いているのです。
コンたろうは、きつねには珍しい真っ白な毛の生えたきつねでした。
「白きつねってみんなにバカにされるから、きつね山には帰りたくないんだ!」よくよく、コンたろうの話を聞くと、明日はきつね山で、子ぎつねの「変化コンテスト」があるらしいのです。
果たしてコンたろうは、変化コンテストまでに立派に変化できるようになるのでしょうか?
白きつねのコンたろうが、自分の毛の白さに自信を持つまでを描く物語です。

◉公演日時
2024年6月14日(金)〜6月16日(日)

6月
14日(金) 19:00 おとなのためのプレビュー公演
15日(土) 11:00/14:00
16日(日) 12:00

・受付開始・開場は開演の30分前
・上演時間は30分を予定
・公演終了後、作品解説や記念撮影会、小道具の展示会などを予定しております(30分程度)/チケットをお持ちの方は出入り・お手洗いなど自由

◉対象
0歳からおとなまで/乳幼児の入場は保護者の同伴が必要です)

チケット料金(自由席・税込)
おとな(20歳以上):1,000円
中学生以上:500円
小学生:300円
未就学児(0歳〜):200円

◉取り扱い
チケット申し込みフォーム(当日精算予約)
https://forms.gle/a1KKsiaEdA5ZgCK47

メールでもご予約を承ることが可能です。
鑑賞環境などについて、ご質問がございましたらあわせてご連絡くださいませ。
くちびるの会:info@kuchibirunokai.jp

【作品について】

今回製作する紙おしばい「こだぬききょうだいと きつねのコンたろう」は、OFF・OFFシアターでのお披露目のあと、都内をはじめ、日本全国を巡回いたします。
作品内容の主な対象年齢は「年少〜小学校低学年」となります。
どの世代の方にもお楽しみいただけるよう製作しておりますが、ご参照ください。

【ご観劇のご案内】
・6月14日(金) 19:00 回は、お仕事終わりの方にもぜひ今作をご覧いただきたいと思い、設定しました。そのため「おとなのためのプレビュー」公演と銘打っておりますが、作品内容は同じです。
もちろんお子さまにもご観劇いただけます。
また、15日(土)・16日(日)の公演での、おとなの方のみでのご来場ももちろんお待ちしております!

◉客席内の明るさについて

・今公演は、おもに、小学校の教室や地域の児童館などで上演するために製作しております。

そのため、劇場公演の際も客席は暗くなりません(場合によっては少しだけ明るさを落とす可能性がありますが、真っ暗にはなりません)。

◉台本貸し出しについて

・上演台本の貸し出しが可能です(客席内でご覧いただけます)。

紙台本でのお渡しと、データのでお渡し(ご自身がお持ちの端末でご覧いただく(タブレットやiphoneなど ※音が出ない状態にしてご利用いただけますと幸いです))がございます。

ご希望の方は、チケットお申し込みフォームよりご入力いただくか、

くちびるの会(info@kuchibirunokai.jp)まで、 ①お名前(ふりがな) ②ご観劇希望日 ③台本貸し出しの希望(紙orデータ) ④チケットの種類(おとな、中学生以上、小学生以上、未就学児)をご連絡くださいませ。

◉公演終了後の作品解説は、UDトークアプリの利用を予定しております。

お子さまをお連れの方へ
・開演時間よりも早く到着する場合、近くにお待ちいただける場所があまりないので、客席内でもお待ちいただけるようスペースをご用意いたします。

・開場時間中に、開演をお待ちいただくまでにお子さまに遊んでいただけるようなおもちゃのご用意がございます(ただし、客席内は段差がございますので、走ったりなどの客席内の移動はできません/お座りいただけるシートエリアを設ける予定です)。

ご用意予定のおもちゃ:折り紙、つみき、ブロックなど

・開場内で、保護者の方がお手洗いに行く際に、お子さまに客席内でお待ちいただきたい場合、スタッフへお声がけください(保護者の方のご了承の上、お子さまを見守ります)。

◉会場

OFF・OFFシアター
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F
京王井の頭線「中央口」改札より徒歩約3分
小田急線「東口」改札より徒歩約3分

スタッフ|
音楽:朝日太一 舞台監督:わたなべひでお(猫侍) 音響協力:吉田可奈 照明協力:齋藤拓人 
衣裳・小道具協力:今井由希 創作・鑑賞アドバイザー:宮原真理 
制作:北澤芙未子 運営:加藤じゅんこ

【紙おしばいとは?】
くちびるの会が考案した、児童対象の演劇表現。
「紙おしばい」は、日本の伝統文化である紙芝居と、現代演劇の手法を組み合わせた舞台表現です。
紙しばいを、演劇の「書き割り」の様に使うことによって、直感的に、視覚的に物語を楽しめます。
演劇の醍醐味をそのままに、幻想的な世界を子どもたちと共有し、現代演劇の世界に興味を持っていただけるきっかけとなれば、と思い活動を始めました。
これまでに、第一弾『よふかしの国』(2019年)、第二弾『ことだまの森』(2021年)、第三弾『こだぬききょうだいのおつかい』(2022年)を創作。
https://www.kuchibirunokai.jp/pages/962721/kami_oshibai

【企画意図】
今作は、くちびるの会が取り組んでいる児童対象演劇表現「紙おしばい」の第四作目となる新作公演です。
今回上演する『こだぬききょうだいと きつねのコンたろう』は、2022年6月にくちびるの会が創作した『こだぬききょうだいの おつかい』の続編にあたる作品です。
「紙おしばい」は、これまで、劇場(吉祥寺シアター)やNPO法人アートネットワークジャパンとともに創作・上演を重ねてきました。
劇団としても子ども向け作品のノウハウが培われてきたこともあり、より主体的、かつ積極的な活動をしていきたいと考え、企画にいたりました。
紙おしばいの活動の目標は、観劇機会の創出や舞台芸術へ触れる機会格差の解消、将来の舞台芸術の担い手や観客の創出を行うことです。
今作『こだぬききょうだいと きつねのコンたろう』では、保育園や幼稚園、小学校など、集団の中で生きる子どもたちに向けて、「みんなと違う自分を愛する大切さ」を伝えられたら、と思っております。

【⭐️サポートについて⭐️】

くちびるの会では、大人向けの劇場公演と共に、子ども向け演劇「紙おしばい」を創作しております。
「紙おしばい」は、コンパクトな道具料でどこへでも出張し、本格的な舞台芸術を体験できる演劇表現です。
子どもが舞台芸術に触れる機会格差の解消のために活動を行なっております。
紙おしばいについては、公式HPをご覧ください↓

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