最近見た夢小説の話

お初にお目にかかります。創作集団嘴メンバー内唯一の「無職」、アの②マスと申します。

特に話題らしい話題もないのでさてどうしようかと途方に暮れていた折、珍しく鮮明な夢を見たのでそのことについて書こうと思い至った次第です。痛々しい文章とは思いますが、よろしければお読みくださいませ。

どこかの薄暗い建物の中を、私は他人と手をつないで歩いていた。小柄な女性だったと思う。小さく白い肌に、今にも折れてしまいそうな指――陶磁器に似た印象を抱いた。ふざけて指を絡めても、特に抵抗する様子はなかったのを覚えている。
互いに意味のない単語を並べながら、蛍光灯が眩しい無人の100円ショップに入る。彼女は下着姿で、私は全裸だった。
「服、買おう」
「……うん」
100円ショップの中は広く、日用小物から書籍、家具や家電に企業までもが売りに出されていた。彼女は迷うことなく衣類品のコーナーへ向かう。引っ張られた腕がちぎれそうだ。
「なんだこれは、素晴らしいぞ!」
「おいおい、これは歴史的な大発見ではないか!」
QRコードの入った布地の模様に興奮する紳士たちを尻目に、彼女は今着ているものと全く同じ下着を籠に放っていた。ここで買ったものなのか、と思い眺めていると
「ほら、君の分も」
見ると、デザインは全く一緒の、私に合ったサイズの下着も籠に入っていた。
出るころには二人して当たり障りのない服装で、周囲にも違和感なく溶け込んでいた。買った服を着て、また建物を散策する。
フードコートで軽食を取り、ゲームセンターを眺めて回ったり……特に目立った事件はなかったように思える。
「帰ろうか」
アラーム音が、終了の合図。そろそろ帰らないといけない。目立たない程度に急いで、出入り口の木製ドアを開けた。出ようとしたら上半身がつかえたので、その上のドアも開けることになった。今度は難なく出られた。
光の差す道を、変わらず手を繋いだまま歩いていた。お互い一言も喋らずに、自動車や路面電車の通過音を聞いていた。
間違いなく、私は彼女に惹かれていた。そして、浮かれていたんだと思う。
「……良ければ、さ。付き合ってほしいんだ」
別れる直前、意を決してそう伝えたところ、彼女の様子は一変した。うつむいたまま、肩を震わせている。まるで「そういうのは期待していない」とでも言わんばかりに。
表情は見えなかったが、怒っていることだけは理解できた。
「――さよなら」
怒鳴られたりはせず、ただ一言。そしてヒョウモンダコを投げつけられた。薄紫のインクが飛び散り、顔の皮膚はピリピリと焼かれて痛い。落ち着いたころには彼女の姿はなく、私は彼女が買った下着を持ったまま一人で立ちすくんでいた。女心というものは難しい。
部屋に一人、何がまずかったのかを反省していると突然携帯のバイブレーションが鳴る。発信源は彼女の携帯で、これまた彼女の携帯番号からかかっている。
場内アナウンスに発車ベルの音……駅だろうか。電波の問題か、非常に声が聞き取りづらい。
「今日は、いろいろとありがとうね。あと……」
何か話している声がする。しかしそれ以上に周囲の音が大きい。
「ごめん、もう一回聞いてもいい?」
「だーかーらー、……」
繰り返されてもなお何もわからないまま、最後には
「ごめん、もう、電池が……最後に……」
通話は切れ、手元には彼女の携帯だけが残った。

夢というものは何と言いますか、こう……支離滅裂としていますね。改めて書き起こして、強くそう思いました。

以上、お相手は「無職」のアの②マスでした。続きはまた後日、別のアの②マスに

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