日が沈み夜明けが来る
静寂が耳に刺さる夜。
心のざわつきばかりが煩い。
そんな夜もいつかは明けて始まりの光が射し込む。
人は光を求める。
どんな光を求めるかはそれぞれ。
求め続け手を伸ばした人間だけが掴めるモノ。
夜明けを求めた人間だけが手にする本物。
その人だけの光のカタチ。
私が求め手に入れた光はあまり明るくはなかった。
仄暗い光をあえて望んだ。
明るい光は私には眩しかった。
でも
明るい光は羨ましいな。
未来そのものみたいで。
希望に満ちた瞳は輝く。
照らしておくれ、私みたいな人間も。
紛い物みたいな、私みたいな人間も。
光になった君に幸あれ。
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