題字

情事の後は、必ず金マル。001:ライターこそ誇りを持って欲しい話

 眠たい。とにかく眠たい。酒飲んでばっかりな私がいけないのだろうか。「あっ眠い」って思った瞬間から、眠気って拭えなくないですか? 意味がわからない。仕事のやる気も起きない。さっさと帰りたい。暑いと酒が飲みたいんじゃ~~~~~~~~~!!!!!!! ウオオオ残業フィーーーーーーーバーーーーーーーーーーー!(発狂)

 平成最後の夏、皆さんいかがお過ごしでしょうか?  エモみの暴力でぶん殴られて瀕死になってませんか?
 暑い日こそお風呂で汗をゆっくり流すのがベスト。どうせなら広いお風呂と広いベッドで休まりたい気持ち、ムクムクしてきません?

 そんな欲求を叶えてくれる場所 is ラブホテル! ラブホはエンターテインメント!

 申し遅れました、私、もりたと言います。普段はコピーライターとして色々書いています。仕事外でいうと、「東京のつらい場所」という元カレピピとのつらい思い出にまつわる場所をめぐる企画でベラベラ話してます。(以前、クーチェキでは「例えばデートスポット以外じゃだめですか?」というニッチなゲキ推しデートスポットについて書いているので、そちらもぜひ!みんな、日高屋行こうぜ!)

お土産代わり(?)のノベルティライター

 多趣味な私の、あまり公言できない趣味のひとつに「ラブホのライターを集める」というものがあります。

▲引っ越しで捨てたり、使ってるうちに壊れたものもあるのにこの量

 ラブホライターって絶妙にダッサイ。ダッッッッッッッッッッッッサいのに気取ってる。それがたまらなく愛しい。
 ヘビースモーカー気味な私からすると、ライターっていくらあっても困らないんですよね。というか、いつの間にか失くしてしまって「ヤッベ吸えないやんけ~」と買ってるうちに、気付くとめちゃめちゃ手元にあるというか。
 最近はいちいち買うのが悔しいので、どの鞄・ポーチにもラブホライターをinしてます。それでも失くすけどな! その上、ラブホライター使っている時に限って「もりたちゃん~火貸して~」と上司たちに言われるんだけどな!!! ごめんなラブホライターで!!!!! みんなのいじらない優しさが逆につらいよ!!!!!!!!!!

 最近だとコスト削減なのか、置かなくなってきている場所も増加傾向にありますが、割とメジャーなノベルティのひとつじゃないでしょうか。
 そんな時代と逆行して存在し続けているラブホライターについて、ちょっとだけ考察してみようと思います。

ライターの個性をどこで出すのか問題

 「安っちい名入れ用ライター」が多いのがラブホライターの特徴。
 割と小ロット+無配ということを考えれば妥当だと思いつつも、THE無個性
 しかもとりあえずの黒。無難かよ! 裏返したら神経衰弱できるんじゃねーの!?!?!?!!?

 ついでに耐久性は、ほぼ0です。ガス欠もさながら、使い続けると火をつける部分のどっかしらが破損します。部屋にいる間だけ使われる運命であるはずなので、数回使われることって想定されてないんですよね……私みたいな使い方する人って他にいないのかしら……。

▲完全に同じタイプに印字だけ変えているのがわかる(印刷してない無のタイプもごく稀に存在)

 そんな感じのラブホライターなのですが、集めてみると意外と個性が出てくるものだから不思議。
 ということで、よくあるライターのパターンを見てみましょう。

・銀文字+ロゴ+店舗情報タイプ
 基本のき! 色数が増えるとコストアップ+黒銀の相性の良さで選ばれがちデザインです。
 各店舗、ロゴの配置をどうするかで悩んでいるのが伺えます。

▲ラグジュアリーっぽい感じを出そうとしているだろうか

▲意外と細かい線が入ったデザインも印刷できるみたいです

▲店名に引っ掛けてサラマンダーなのだろうが突拍子がない

▲珍しい色数が2色タイプはなんとなくオシャレに見える

・黒ベース脱却タイプ
 見慣れているものと違うので、見つけた瞬間のテンションが爆アガり。
 マット調のものは手触りもよく、印字面さえ隠せば一見いい感じに見えたりも(気のせい)。

▲ベルベットのような手触りの紺ベースはお気に入りすぎて、もう一本欲しさに行きたい

▲ラブホ界のキングオブリゾート「バリアン」なのにぬぐいきれない安っぽさ

・激レアのクリアタイプ
 後にも先にもこの子だけ! 白地の印刷なので店名読めねー!
 全然店舗宣伝する気なし、見た目だけのオシャレさでやっちゃったのでしょうかね……。

▲あまりのレアさに嬉しすぎて思わずガッツポーズした結果、相手にめちゃめちゃ引かれた思い出……

 個人的な要望としては、高級感で売り出す店こそ品質管理でブランディングした方がいいと思います!
 あと何回か使われることを想定した作りにしてくれたら、有料ノベルティ扱いでいいよ。もりたが買うよ! 担当者様に届け、この思い!

 そんな感じのラブホにまつわるお話を、言いたいことだけつらつらと書いていく連載です。
 新宿のラブホ選びに困ったら、ぜひご用命くださいませ。だてに多数のライターを所持していないのでね、へへへ。


筆者紹介
もりた(Twitter:@minic410)
酒と煙草と綾野剛が好きな社畜OL。新宿のラブホ街は庭だと思っている。
ブログ「東京のつらい場所」で、元カレへの未練を垂れ流しながら都内を散歩中。

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