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【子育ては種まきの連続】

野菜をタネから作ったことはありますか?
お花をタネから植えるでもいいです。

土を作り→タネをまき→水を与え→芽吹き
間引きして→更に成長させる→収穫(開花)

これがざっくり1つの流れだとすると、私は子育ても全く同じだなと感じています。

ただ、今の子育ての目指すカタチが、

1つのタネをまいて→水を与え→収穫(開花)

この繰り返しをしているように私は思えてなりません。

大事な土台となる土づくりの存在は無きもの。
タネは1つか2つあればいいと思う。(必ず芽吹くと思っているから)
水はとりあえず与えればよし。
間引きする(季節・月齢・環境などでの調整)ことは手間だからせず
それに代わるような栄養剤などを与えればその代わりになるもの(子育てツール)に頼る。
段階を経て、時には戻るようなころもありながらと成長することは、失敗や遠回りだと感じ、すぐに収穫や開花することがすごいと評価される。
(過程評価ができない、結果重視)

土を作り→タネをまき→水を与え→芽吹き
間引きして→更に成長させる→収穫(開花)

もちろんどれも大事なのだが、親の役割のメインはその中の『タネまき』
だと思っています。

▶子育ては種まきの連続◀

土づくり(土台作り)も、もちろん大事だけども、
1つのタネが必ず芽吹くとは限らないんです。

トイレトレーニングも一緒で、おまるを買ったからできるようになる
わけでもないし、布おむつを当てたから尿意が感じられるようになる
ってことでもないわけなのです。

多くの方が、今の前にあること、なんてことない日常にあることが、
当然のごとく、当たり前に感じているかもしれませんが、
その1つ1つは、実際には当たり前なことではない。
当たり前のことは、自然界には無いと私は思っています。

子育ても同じ。

1つのタネが必ず芽吹くとは限りません。
=親が蒔いた種1つ1つが必ず実を結ぶとが限らない。
つまり、1つのアプローチがすぐに結果につながるとは限らないということ。

故に、たくさんのタネをまく。
タネをまき続け、水を与え、芽吹くことをサポートする。

そして、芽吹いたからといっても、それもまた当たり前に大きくなるわけじゃない。
間引いたりして最終的に収穫できるようにするサポートも必要になってくる。

子育て、排泄育児、まんまこの構図なのです。

皆さんは、そういう種まきをしていますか?

こどもの意志を尊重するも種まき
知識を得て子どもに還元するも種まき
母の考えや想いを伝えるのも種まき

その種まきから、子ども自ら観察し、実行して、経験を重ねていくことで
健やかに成長を遂げる。

だから、私は、子育ては種まきの連続だと思うのです。

更に野菜や花と違って、
タネ蒔きはこれくらい終わりだねなんてことはない。

じゃあ終わりは?
あるとしたら、それはきっと、子どもが成人し本当の自立をしたときなのではないかと思います。

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