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免疫の”きそ” vol.3 免疫とビタミンD 〜カラダの授業〜

数回にわたって”免疫の基礎”について書いています。

パーソナルトレーナーの窪田侑記です。

新型ウイルスで不安な時期ですが、まだ効果的な薬も見つかってないですし、ワクチンの開発もまだです。ですが朗報は、かかった人の中には回復する人もたくさんいます。また、かからない人や、かかっていても症状が現れない人もいます。

なぜそのような違いがあるかというと、個々人が免疫力を使ってウイルスと戦っているからです。その力やウイルスの量に差があります。

新型ウイルスに対してだけでなく他のウイルス、例えば、今までのコロナ、風邪、インフルエンザ、花粉や化学物質(PM2.5など)にも効果的だと思います。ただ医者や研究者ではないので、治療の話や薬の話などではなく、一般的に個人でできる免疫向上のポイント、コツなどをトレーナー目線で書いていこうと思います。

身体に入ってくる異物と戦うための免疫力や体力を今から付けていくことが、

かかりにくくすること
かかっても発症させないこと
軽症に抑え込めること
回復を早めること
に繋がると思います。 

そんな免疫・体力をつけるための基礎のお話、第3回は「ビタミンD」についてです。

 ビタミンDには免疫細胞を活性化させる効果があります。もちろん新型のウイルスについての効果はまだ実証されていませんが、インフルエンザや他のウイルス性の感染症に対しての効果は、各国で臨床されており、感染しにくくなったり、回復が早まったりと明らかになっています。

他にも気管支炎や肺炎、結核などの発症を抑えることも報告されています。新型のウイルスに対しては、現在フランス、スペインや中国などで実験がスタートしているそうです。結果はこれからでしょうが、ウイルスの性質などからみても良い結果が出そうな気がします。

ビタミンDには、ウイルスやバイ菌などから身を守るだけでなく、細胞の炎症を抑える効果もあるそうです。

そんな免疫のために欠かせないビタミンDですが、実は身体の中で作ることができます。そのために必要なのが、日光を浴びることです。なのでウイルス性の感染対策のために日光浴を取り入れているところもあるくらいです。

日光を浴びるだけであれば、簡単なような気がしますが、注意点があります。冬場は紫外線が弱くなるので、同じ時間日光に当たっていても効果が下がってしまいます。なので、冬場の特に年明けあたりから体調を壊す人が増えはじめます。また春先にかけて、鼻や喉の調子が悪くなる人も増えてしまいます。最近ではその時期だけでなく。夏場でも紫外線を嫌い長袖を着たり、日焼け止めを塗ったりと日焼け対策することで、十分にビタミンDが生成できなくなってしまっています。

そうなるとうまくサプリメントを使って補う必要があります。サプリメントは抵抗のある方もいるかもしれないですね。選ぶ際は、なるべく天然の原料のものを選んでもらうと抵抗感も少なくなると思います。 

ビタミンDを身体の中でうまく働かせる(活性化させる)ために、もうひとつ重要なことがあります。それはマグネシウムを摂ることです。

現代の食生活では、ほとんどの人が不足していると言われているので意識して摂って欲しいです。

含まれる食品は、全粒穀物、海藻類、豆や種、ゴマ、しそ、干しエビ、煮干しなど。現代食ではけっこう減ってきてしまっているいるような食品ですね。 天然の塩(食塩のような化学的な調味料でないもの)にもマグネシウムが多く含まれてます。

マグネシウムのサプリメントは、下剤として処方されることもあるので、物によっては注意が必要です。お腹を下すようなものはよくない作用が起きているので注意してください。天然のものから摂取するとそのようなことも起きにくいので、そちらの方がオススメです。

ということで、免疫力をアップさせるためのビタミンD とマグネシウム!

日光浴や栄養摂取、できることから意識してみてください。

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