免疫の”きそ” vol.8 キレイな空気の流れ 〜カラダの授業〜
数回にわたって”免疫の基礎”について連載しています。パーソナルトレーナーの窪田 侑記です。
いま世の中は新型のウイルスによって、混乱しています。みなさん自粛されて、出かける機会もほとんどなくなってますよね。
vol.1〜7まで 書いてきましたが、何か取り入れられたものはあるでしょうか?なるべく簡単に取り入れてもらえればと、思い難しいことを避け、シンプルに書いているつもりです。生活習慣の中で気をつければ、免疫の向上に役立てられることばかりなので、参考になればと思います。
そんな免疫・体力をつけるための基礎のお話、
第8回は「キレイな空気の流れをつくる」についてです。
ウイルスによる感染症を避けるために、よく言われていてかなり浸透したのが、「三密」を避けること。
・換気の悪い密閉空間
・多数が集まる密集空間
・間近で会話や発生をする密接空間
そのために「ソーシャルディスタンス」がとられたり、換気をしているところも増えたと思います。
そもそも空気感染はしないのですが、ウイルスを含んだ飛沫が、空気中の小さな粒子に付着するなどして、ある程度(最長3時間)空気中に滞在することが指摘されてます。なので換気が重要です。
それでも換気にしにくい場所や、自宅であればずっと窓などを開けておくわけにいかない場合もあるでしょう。外の空気は部屋の中よりはキレイですが、それでも大気汚染なども気になるかと思います。
深呼吸したくなるキレイな空気
そんな時に役立つのが空気清浄機です。
ウイルスを考えた空気清浄機の選び方
・空気を循環させるモーター式か
まずモーター式の空気清浄機を選びましょう。モーターが入っているものは大きくなりますが、その分部屋の空気の循環を作ってくれます。フィルターに部屋の空気が全部通過しないといけないので、ある程度大きなモーターのサイズが必要です。
イオン式などや、小さいものは部屋の空気の流れを作ってくれるわけではないです。
流れができないだけでなく、部屋のすべての空気をキレイにするとは言えないかもしれません。(実験データも1m四方の箱内で計測してあったりするものも多い。)
・フィルターの性能
ウイルスの除去のデータも確認しましょう。どのようなフィルターがついていて、どのサイズの物質まで除去できるか、これが確認できないと安心できません。
インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスのサイズは、0.1μmです。うちで使用しているものは、すでに新型コロナを除去すると発表されているものです。世界で唯一かもしれません。最低でもインフルエンザが99.9%は取れるものがオススメです。花粉やハウスダスト、菌などは粒子が大きいので、取れて当たり前です。
・CADR表示が数値で明記されてるもの
CADR(クリーンエアデリバリーレイト)表示のあるものにしましょう。家電量販店に行くとよく並んでいるものの表示は風量で書かれています。またフィルターの性能は書いてますが、その空気清浄機がどれくらい空気をキレイにしているのか、表示されていないものが多いです。
どれくらい空気清浄機の能力があるかという性能表示が、CADRといいます。フィルターの性能と風量を掛け合わせた数値です。この数値が高ければ高いほど空気清浄機の性能が高いと言えます。これが書いてないものは、空気清浄機としては役不足なので、チョイスしない方が無難です。
空気清浄機は本当にピンキリなので、こんな世の中ですし、しっかりとした情報で選んでください。
次回の記事では、免疫と空気に関係する睡眠について書きたいと思います。前回の記事の入浴でも少し触れましたが、睡眠も自律神経に関与している重要な習慣です。それ以外にも大事なポイントが。お楽しみに。
こういった免疫アップのための生活環境・習慣、食習慣の重要性がもっと広く知れ渡ればと思っています。
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