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営業先で出していただいたお茶・コーヒーの飲み方

こんにちは!クボタです!

今日は営業先で出していただいたお茶やコーヒーの飲み方のマナーについてお話しさせていただきます。

営業先でお茶やコーヒーを出されることも多いと思いますが、飲み方にもマナーがあります。

もちろん気にしない方もいますが、中にはそういうところをしっかり見ていたり、

評価の基準にしている方もいるため最低限のマナーは覚えておく必要があります。

営業先・訪問先では自分の所作が与える印象に注意して、

適切なマナーで過ごすよう心がけましょう!

当記事に引用してある動画を見ながら読んでいただくとわかりやすいかと思いますので、

是非YouTubeの動画の方もご覧になってくださいね!


①【運んできてくれた方にお礼を言う】

飲み方も大切ですが、運んできた方にお礼を言うのも社会人として当然のマナーです。

営業などで商談相手に気をとられるあまり、

お茶やコーヒーを運んできてくれた方にお礼を言うのを忘れてしまいがちですが、

「ありがとうございます」や「いただきます」とお礼を言えればかなりの好印象です◎


②【勧められてから飲む】

出していただいたお茶やコーヒーを飲むのは、相手に勧められてから飲むのがマナーです。

相手が来る前に口をつけたり、勧められる前に口をつけるのはマナー違反となります。

また、上司や先輩と同行する場合には上司や先輩が口をつけてからいただくのも営業先での飲み方になります。


③【お茶やコーヒーを飲む前にも一言添える】

勧められたからといって、何も言わずにすぐに飲むのもマナー違反です。

飲む前にも「いただきます」、「頂戴いたします」などと一言添えるのがマナーです

お菓子をいただくときも同様です。


④【角砂糖はスプーンに乗せて水滴が跳ねないようにゆっくりと入れる】

砂糖やミルクを入れる場合にはコーヒーの水滴が跳ねないように

水面近くからゆっくりと入れるのがマナーです。

特に角砂糖などは一旦手元に用意されているティースプーンに乗せてからゆっくりと沈めるようにしましょう。


⑤【シュガーポットにカップを近づける】

シュガーポットからザラメやグラニュー糖を入れる場合には

カップをポットに近づけて入れるとこぼしにくくなります。

また、一度にたくさん掬わずに何度かに分けて入れることでもこぼしにくくなります。

さらに、シュガーポットについているザラメやグラニュー糖はスプーンにコーヒーがつかないように入れますが、

上記で記載した角砂糖などと同様に跳ねないようにできるだけ近づけて入れるようにしましょう。


⑥【ティースプーンはカップの奥側に置く】

ティースプーンを来客されたお客様に出す時はカップの手前に置くのがマナーですが、

使い終わったティースプーンはカップの奥側に置くのがマナーとなります。

もちろんカップに指したまま飲むのはマナー違反ですので気を付けましょう。


⑦【コーヒーや紅茶は混ぜる時に音を立てない】

コーヒーや紅茶を混ぜる時はカチャカチャと音を立てないのがマナーです。

お茶などは何かを追加して入れることはありませんが、

上記で紹介したように砂糖やミルクを混ぜる際に音を立てるのは西洋のマナーとしてはNGですので、

営業先でいただく際にも注意が必要です。

⑧【こぼれないようにカップからスプーンを取り出す】

コーヒーや紅茶に砂糖などを入れ混ぜ終わったスプーンを取り出すときは一気に取り出さず、

垂直に立てスプーンの先だけをコーヒーや紅茶につけたまま水滴をとるのがマナーです。

一気にスプーンを引き抜くと水滴がたれてしまう可能性が高くなります。


⑨【お茶は両手でいただき、コーヒーは片手でいただく】

お茶とコーヒー・紅茶ではそれぞれ飲み方のマナーが異なります。

お茶をいただく場合には右手で湯呑を持ち、左手を添えていただくのが正しい飲み方になります。

一方、コーヒーや紅茶をいただく際には必ず片手(右手)でいただきます

両手で飲んでしまうと「両手で触れるくらい冷めている」と相手から受け取られるので、あまり印象が良くありません。

(実際にまだ温かくても、あくまでもマナーの一環として実行して頂ければと思います笑)


⑩【コーヒーや紅茶を飲む際には右手に取っ手を持ってくる】

コーヒーや紅茶を出す際は砂糖などを混ぜる手がぶつからないように

カップの取っ手を左側にして出されます。

しかし、飲む際には右手を使いますので、砂糖などを入れ終わったら取っ手を反時計回りに回し、

取っ手を右側に持ってくるのが正しい飲み方になります。

コーヒーや紅茶を飲む際には右手の親指と人差指、中指で摘むように持ちます。

また、薬指と小指で支えるようにすると重たいカップも持ちやすくなります。


⑪【ソーサーや茶托は持たない】

湯呑の下に引かれた茶托や、カップの下にあるソーサーも

お茶とコーヒー・紅茶では扱い方が異なります。

お茶やコーヒーをいただく際には茶托やソーサーは手で持ちません

一方、紅茶をいただく際にはソーサーを持って飲んでもマナー違反とはなりません

ただし、立食形式のパーティーなどではコーヒーをいただく際にソーサーを持ってコーヒーを飲むのは問題ありません。


⑫【温かいものは温かいうちに】

お茶やホットコーヒーなどをいただく場合には熱いうちにいただくのがマナーです。

もちろん「勧められてから口をつける」で記載したように勧められてから飲むのが正しい飲み方ですが、

せっかく温かい飲み物を出していただいたにも関わらずいつまでも飲まず冷ましてしまうのもマナー違反です。


⑬【必要以上に音を立てて飲まない】

日本には「すする」といった文化があるため、お茶を飲む際には音をたてて飲んでもマナー違反とはなりません。

一方、海外では音を立てて食事をするのはマナー違反となるため

コーヒーや紅茶を飲む際には音を立てないように飲むのが正しい飲み方になります。

ただし、近年はすする音によるヌーハラ(ヌードルハラスメント)が問題になっていることからも、

お茶を飲む際も必要以上に音を立てないように飲む方が相手に不快な思いをさせることもありません。


⑭【お茶菓子はタイミングを見て食べる】

お茶菓子が出された時はタイミングを見計らっていただくようにしましょう。

あくまでもメインは打ち合わせや商談になります。

そのため、お茶菓子を食べて喋りにくくなってしまっては意味がありません。

話し合っている最中や、真剣な内容の話をしている時を避けていただきましょう。


⑮【お茶菓子はお持ち帰りは基本的にしない】

お茶菓子は勧められない限り持ち帰らないのがマナーです。

もちろん、勧められた場合には無下に断らず持ち帰りましょう

また、包装されていないようなお茶菓子は残されても捨てることになりますので、必ず食べきるようにするのがマナーです。


⑯【飲み干すのが基本】

出していただいたお茶やコーヒーなどは基本的に飲み干すのがマナーとなります。

お茶菓子同様に残しても捨てることになりますし、何より入れていただいた方に失礼にあたります。

ただし、会社によっては小さなペットボトルを出していただく場合もあります。

その場合には無理に飲み干す必要はありません。

また、残ったペットボトルは捨てることになりますので、断りを入れて持ち帰っても構いません。


⑰【一気にいただくよりもペース配分を考えて飲み干す】

いただく際にはペース配分を考えて少しづついただくのがベストですが、

会議や商談終了時に残してしまうのも好ましくありません。

どうしても残ってしまった場合は、一口だけでもいただくようにしましょう。

逆に、ガバガバ飲みすぎておかわりの気遣いを余計にさせてしまうことがないよう、注意しましょう!


⑱【口紅がついた場合には拭き取る】

女性の方の中には口紅をつけている方もいるかと思いますが、

湯呑やカップに口紅がついてしまった場合には拭き取るようにしましょう。


⑲【希望を聞かれた際にはまとめる】

会社によっては最初にお茶やコーヒーなどの希望を聞かれることもありますが、

入れていただく方のことを考えるのであれば、一種類にまとめるのも相手に対する心遣いとなります。

基本的には特別な理由がない限り上司や先輩が選んだ物と同じ飲み物を選ぶようにしましょう。

⑳【カフェインを控えている時は断るのもマナー】

女性、特に姙娠している方の中にはカフェインを摂取することを控えている方もいると思います。

カフェインはコーヒーはもちろん、玉露などのお茶にも多く含まれています。

希望を聞かれた際には素直に理由を述べて断っても問題ありません。

むしろ、飲み残すよりも相手に気遣っていることからも良いマナーとなります。


まとめ

以上の20個がマナーになります。

多いですが、完璧にできるようになるのは結構難しいので、

まずは覚えやすいもの、実行しやすいものから始めていくといいかもしれません。

湯呑みやティーカップを扱う際にはガサツな行為はせず、

丁寧さと上品さを心がげると良いです。

さらに、相手方への気遣いの気持ちも持つようにしましょう。

あくまでも自分が訪問先に招かれた・お邪魔させていただいている立場ですので、

謙虚な姿勢でいることが大切です。

お茶をいただく際の礼儀作法だけに気をとらわれず、

荷物を散らかさないようにする、大きな声で騒がないようにする、

訪問先の人とすれ違ったら挨拶をするなど、

基本的なマナーを怠らないように気を付けましょう!

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