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オフィスのお昼事情

最近、ちょっとした懸念があります。
職場の近くでいつもお昼を買っていた移動販売のお弁当屋さんが来なくなってしまったのです。

いつもお世話になっている売り場を担当していた販売員が高齢のおばちゃんであり、これまでも時々いつもの場所にいなかったり別の若い人が臨時で来ているときもありましたが、今回はもう2週間以上見かけなくなりました。
年齢も考えると販売員のおばちゃんの健康が心配ではあるものの、この状態も見逃せないので、今回はマーケティングの視点でこの状態を分析したいと思います。

固定客


直近ではいつも売り場には行列ができており、少し出遅れると売り切れになっているときも多かったです。自社の従業員も多く利用しており、私を含めて固定客は多かったはずです。せっかく獲得した固定客です。当然私は近所のランチ事情を把握しているので販売を再開すれば、固定客はすぐに戻ってくるはずであると認識しています。
新規顧客を獲得するのは、既存顧客を維持するよりもコストがかかるとよく言われています。せっかく獲得した固定客を維持するためには早く販売を再開してほしいところであります。

機会損失


私の職場は東京都中央区です。一時期ランチ難民などと言われるほど昼間の人口と比べて食事を提供する場所が少ないといわれておりました。コロナ以降は出勤する人も減りましたが店を閉めるところも多くなり、結果として状況はあまり変わっていない印象です。

そんな中振り返ってみると、いつも職場の目の前に移動販売でやってきてくれたお弁当屋さんは私にとって市場に貴重な存在でした。
近隣のサラリーマンには同じような状況の人が多いのか、お昼休み開始10分くらいで売り切れるときも多くおばちゃんが申し訳なさそうにしているのを何度も見ました。

このような状況を見ると中央区の弁当屋市場はブルーオーシャンであると思われます。そんな中で需要に対して供給が追い付いておらず、売れる機会があるのに売り切れで販売できないという状態は機会損失でした。

曜日や天気などの要因に左右されるのでしょうが、販売実績からある程度予測もできるはずなのでマーケティングに活用してほしかったです。

自社の他の従業員に話を聞くと、今まだお弁当を求めている顧客は私の周りにたくさんいるのは確認しております。
ぜひこの需要を満たすように営業を再開していただきたいと思います。

さらに、販売員のおばちゃんに何事も起きていないことを祈っています。

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