くぼぴー

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サーバサイドエンジニアです。 ここ最近はQA活動をしております。 哲学とかそういうのが好きです。 何か新しい考えが浮かんだら記事を書いていきたいです。

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サーバサイドエンジニアから見た品質(Quality)の世界

※全文無料です こんにちは、kubopです。 もう2022年の年末、今年は奥深い品質の世界を垣間見ることができた1年でした。 2022年はサーバサイドエンジニアとしてリファクタリングをしたり、QAエンジニアとして品質についてガッツリ考える機会がありました。 私は新卒からずっとサーバサイドエンジニアとして働いていて、細かな不具合の修正から、機能追加、リファクタリングなどいろいろな経験をさせていただきました。Java・PHP・Rubyを主に利用していました。 まだまだサーバ

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    • 単体テストの考え方/使い方のメモ・単体テストについて学んだこと

      単体テストとは単体テストでバグを発見すると、かなりお得!! 🐤 単体テストの性質3点 1単位の振る舞い(a unit of behavior)を検証すること。 実行時間が短いこと。 他のテスト・ケースから隔離された状態で実行されること。 (1 つのテスト・ケースに関する修正が他のテスト・ケースに影響を与えてはいけない) ※ Googleでは80%がユニットテスト。 ※ テストの保守性に重きを置き、テストが失敗するまではそのテストに考える必要がない程度の品質が必要。

      • 品質についてざっくり大雑把なメモ

        こんにちは。kubopです。 今回はざっくりと品質について知らない人に向けて、私が見知ったことをなんとなく語ってみるnoteです。 ※解釈の違いなどあるかもなので、その場合はこっそりと教えてください。 🐻品質概念的なお話し🐣品質の定義品質という言葉は、本質的に深い意味を持つことに加え、時代の変遷とともに顧客ニーズが高度化、 かつ成熟化したことなどと相まって、さまざまな意味合いで使われるため、品質の定義として統一したものはない。 品質は、どのレイヤーの人が発言しているか、に

        • 「うちは特殊だからスクラムは合わない」は本当か?

          こんにちは。kubopです。 よく「うちは特殊だから、難しいからスクラムは合わない」というお話しを聞いたりします。 これって本当なんだろうか、本当に特殊なんだろうか?難しいからスクラムが適用出来ないのだろうか?と歩いていて思いました。 私はいくつかの企業を転職して経験していて、だいたい5社ほど、カジュアル面談など含めたら数十社から「うちは特殊、難しい」「教科書通りのスクラムは合わない」という話をちらほら聞き、そうなのかなぁ?なぜかな??と疑問に思いました。(批判する意図はな

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          Four keysが組織に馴染むか試したい時にどうするべきか

          こんにちは、kubopです。 Four keysについて色々と考えていて、どうしたら簡単にとれるようになるか考えていました。 最初は手運用となると思いますが、まず始めるならこんな感じかなーと想像して書いてます。 デプロイ頻度現在デプロイをgithub actionsや、CircleCI、Zapierなど自動化している場合に限りですが、デプロイ毎にスプレッドシートに書き込みます。 GASの知識が必要ですが、やるならばgithub actionsでmaster(main) br

          Four keysが組織に馴染むか試したい時にどうするべきか

          未熟なエンジニアである私が上司とぶつかって学んだこと

          こんにちは。kubopです。 数年前のお話ですが、いろいろと問題があり、その時の経験を消化して次に学びとして活かさねばと思い、筆を取りました。 見る人によっては気分を害されてしまうかもしれません。 私はとある会社に未熟なジュニアエンジニアとして入社しました。 年齢的にポテンシャル枠で入社しており、かつこれ迄の経験的にSIerだったため、細かいWeb開発の知識がありませんでした。 元々はJavaを使っていて、その会社では新しい言語での開発となりました。 開発は行ってはいたも

          未熟なエンジニアである私が上司とぶつかって学んだこと

          心理的安全性を高めるギャルになりたくて追加したSlackスタンプ

          こんにちは、kubopです。 今回は心理的安全性を高めるギャルになりたくてSlackに追加しまくったスタンプを一部紹介します。だいたい1ヶ月くらいでこのくらい追加します。 スタンプ職人なので、入社した会社は以下のようなスタンプで溢れます。 メンタルギャルなスタンプ職人です。 だいたい5秒くらいで朝会の合間に作ったりしてます。

          心理的安全性を高めるギャルになりたくて追加したSlackスタンプ

          プロジェクトにQAが入るとどうなるか

          こんにちは。kubopです。 先日社内のプロジェクトで初めて、初期段階からQAとしてジョインしました。その際の良かったこと、さらに良くしていけたことを書ければと思います。 ※ 期間は約3-4ヶ月程度のプロジェクトです。 おおまかな流れキックオフ 仕様検討 実装 検証 本番リリース キックオフ おおよその仕様・やりたい事をざっくり決めます。 やりたい事自体は決まっていて、どう進めていくかみたいな話をしていました。 QAとしては、ここまでは最低限欲しいな〜とか

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          コード品質はビジネス上の成果にどれほど影響を及ぼすか

          こんにちは、kubopです。 以前コードの品質が、ビジネス上の成果にどれほどの影響を及ぼすか定量的に調査した論文を読んだことがあり、自身の経験と照らし合わせてnoteを書いてみようと思います。 参考論文はこちら コード・レッドコード品質がもたらすビジネスへの影響 結論から言うと、以下のような結果になります。 技術的負債が開発者の時間を42%浪費する実際にこれは正しいと私は感じていて、開発者として仕事をする際は、実際にコードを書き始めるより先に理解する作業があり、かなりの

          コード品質はビジネス上の成果にどれほど影響を及ぼすか

          TotT: 関心の分離(SoC)はラップしよう!

          こんにちは、kubopです。 Googleにはトイレテスト(TotT)という文化があるようで、テストに関するTipsをトイレに貼り出し、テストに関する知識を全社で共有しているらしいです。 昨今はリモート勤務が広まり、TotTの実施は難しく、SlackやBotを用いてもなかなか浸透するかどうか… そこで、noteに書きつつ自分が勉強するために、少しずつ読んで内容や、所感を書いてみようと思います。 ※ 翻訳・解釈の間違いなどあるかもしれません。 その場合はこっそり教えてください。

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          議論・思考の方法論

          こんにちは。kubopです。 今回はふと議論の仕方・思考の仕方について自分なりの考えがあったためnoteを書いてみます。 議論・思考については以下の軸があると思いました。 視点 = x 抽象度 = y 深さ = z まず視点xを決めます。 例えば、秋冬のファッションの流行りという視点を持つユーザーがいるとします。 次に抽象度yがあります。 例えば、Aさんが11月に青いスカーフを巻いていた。という具体的な情報があります。 どんどん抽象度を高めていき、秋冬のファッショ

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          二郎ラーメンでわかる!SOLID原則!

          こんにちはkubopです。 今回は二郎ラーメンでSOLID原則が伝わるかどうかの実験をしてみようという試みです。 きっかけはこちらのツイートです。 依存性逆転の原則がエナジードリンクで表現されていました。 これについて以下のようなツイートがされていました。 これはすごい。二郎ラーメンは二郎ラーメンを表現する抽象があって、その抽象に従って二郎インスパイアが実装されているのだと気が付きました。 二郎ラーメンっぽさ( = 抽象) 人が思う二郎ラーメンのイデア 二郎ラーメ

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          QA×SWE×CSMになってみた私が思う、QAのキャリア観

          noteのQAnoteにおけるQA活動軸・指針 Team Mission: noteサービス全体の品質を向上し、クリエイターが安心して利用できるようになる。 note社員全員が品質について、自然と意識できるようになる。 Team Vision QA組織があることで、開発者は快適に安心して素早くサービスを提供出来るようになる。 障害・不具合の予防をしていく。 noteのQAでは、QMファンネルでいうQAに特化した形で活動してきました。 主にQAファンネルが60%

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          ダークモードのテストをmiroでビジュアル化したら"こうかばつぐん"だった

          こんにちは、kubopです。 2022年11月に、noteではAndroid端末でダークモード対応をしました。 Androidダークモード対応に際し、QAチームとAndroidチームが協力してQA会(お触り会)を行いました。 ビジュアルを対象にしたテストでは、文章や表では表現が難しいなと感じていたため、今回はmiroを使ってビジュアルリグレッションテストを行いました。 実際に取り組んでみると単純比較で気が付かない不具合が発見できたり、デザイナーもQAに参加しやすくなったり

          ダークモードのテストをmiroでビジュアル化したら"こうかばつぐん"だった

          チームにおけるヒーラー(支援職)の役割

          こんにちは、kubopです。 今回はコミュニケーションにおける「支援」についてお話しできるかなと思ってnoteを書いてみます。 ヒーラー(支援職)とは私は小中高と、ずっとMMORPGをしていました。 時に学校に行かなかったりするくらいには熱中していました。 主に職業はヒーラー(支援)職をしていて、アタッカー職をしたことがありませんでした。 ヒーラーとしての役割は、メンバーの体力回復、バフ(基礎能力の向上)、デバフ(基礎能力低下)・状態異常の解除でした。 メンバーが傷付け

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          6ヶ月間、わたしがQAエンジニアをして悩んだこと

          ▼ 前回の記事 こんにちは、kubopです。note株式会社 Advent Calendar 2022の6日目を担当させてもらっています。 6日目というと… そう、QAが組織化して早いもので約6ヶ月が経過しました。 今回は、当時思っていたこと、それに対しやってきたことを中心に書いていこうと思います。6ヶ月とはいえ、信じられないくらい濃密な時間を過ごしました…。 私が当時悩んでいた事QA組織がそもそも無かった。全てが0ベース。 「品質文化?何それ美味しいの?」 私自身

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