くぼぴー / note inc.

note/サーバサイドエンジニアです。 ここ最近はQA活動をしております。 哲学とかそういうのが好きです。 何か新しい考えが浮かんだら記事を書いていきたいです。

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    • noteエンジニアのQA/テスト記事まとめ

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      note社エンジニアのQA/テストに関わる技術記事をまとめた公式マガジンです。公式サイトはこちら→https://engineerteam.note.jp/

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    サーバサイドエンジニアから見た品質(Quality)の世界

    ※全文無料です こんにちは、kubopです。 もう2022年の年末、今年は奥深い品質の世界を垣間見ることができた1年でした。 2022年はサーバサイドエンジニアとしてリファクタリングをしたり、QAエンジニアとして品質についてガッツリ考える機会がありました。 私は新卒からずっとサーバサイドエンジニアとして働いていて、細かな不具合の修正から、機能追加、リファクタリングなどいろいろな経験をさせていただきました。Java・PHP・Rubyを主に利用していました。 まだまだサーバ

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      • コード品質はビジネス上の成果にどれほど影響を及ぼすか

        こんにちは、kubopです。 以前コードの品質が、ビジネス上の成果にどれほどの影響を及ぼすか定量的に調査した論文を読んだことがあり、自身の経験と照らし合わせてnoteを書いてみようと思います。 参考論文はこちら コード・レッドコード品質がもたらすビジネスへの影響 結論から言うと、以下のような結果になります。 技術的負債が開発者の時間を42%浪費する実際にこれは正しいと私は感じていて、開発者として仕事をする際は、実際にコードを書き始めるより先に理解する作業があり、かなりの

        • TotT: 関心の分離(SoC)はラップしよう!

          こんにちは、kubopです。 Googleにはトイレテスト(TotT)という文化があるようで、テストに関するTipsをトイレに貼り出し、テストに関する知識を全社で共有しているらしいです。 昨今はリモート勤務が広まり、TotTの実施は難しく、SlackやBotを用いてもなかなか浸透するかどうか… そこで、noteに書きつつ自分が勉強するために、少しずつ読んで内容や、所感を書いてみようと思います。 ※ 翻訳・解釈の間違いなどあるかもしれません。 その場合はこっそり教えてください。

          • 議論・思考の方法論

            こんにちは。kubopです。 今回はふと議論の仕方・思考の仕方について自分なりの考えがあったためnoteを書いてみます。 議論・思考については以下の軸があると思いました。 視点 = x 抽象度 = y 深さ = z まず視点xを決めます。 例えば、秋冬のファッションの流行りという視点を持つユーザーがいるとします。 次に抽象度yがあります。 例えば、Aさんが11月に青いスカーフを巻いていた。という具体的な情報があります。 どんどん抽象度を高めていき、秋冬のファッショ

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          • noteエンジニアのQA/テスト記事まとめ
            noteエンジニアチームの技術記事 他

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            二郎ラーメンでわかる!SOLID原則!

            こんにちはkubopです。 今回は二郎ラーメンでSOLID原則が伝わるかどうかの実験をしてみようという試みです。 きっかけはこちらのツイートです。 依存性逆転の原則がエナジードリンクで表現されていました。 これについて以下のようなツイートがされていました。 これはすごい。二郎ラーメンは二郎ラーメンを表現する抽象があって、その抽象に従って二郎インスパイアが実装されているのだと気が付きました。 二郎ラーメンっぽさ( = 抽象) 人が思う二郎ラーメンのイデア 二郎ラーメ

            QA×SWE×CSMになってみた私が思う、QAのキャリア観

            noteのQAnoteにおけるQA活動軸・指針 Team Mission:  noteサービス全体の品質を向上し、クリエイターが安心して利用できるようになる。 note社員全員が品質について、自然と意識できるようになる。 Team Vision QA組織があることで、開発者は快適に安心して素早くサービスを提供出来るようになる。 障害・不具合の予防をしていく。 noteのQAでは、QMファンネルでいうQAに特化した形で活動してきました。 主にQAファンネルが60%

            ダークモードのテストをmiroでビジュアル化したら"こうかばつぐん"だった

            こんにちは、kubopです。 2022年11月に、noteではAndroid端末でダークモード対応をしました。 Androidダークモード対応に際し、QAチームとAndroidチームが協力してQA会(お触り会)を行いました。 ビジュアルを対象にしたテストでは、文章や表では表現が難しいなと感じていたため、今回はmiroを使ってビジュアルリグレッションテストを行いました。 実際に取り組んでみると単純比較で気が付かない不具合が発見できたり、デザイナーもQAに参加しやすくなったり

            チームにおけるヒーラー(支援職)の役割

            こんにちは、kubopです。 今回はコミュニケーションにおける「支援」についてお話しできるかなと思ってnoteを書いてみます。 ヒーラー(支援職)とは私は小中高と、ずっとMMORPGをしていました。 時に学校に行かなかったりするくらいには熱中していました。 主に職業はヒーラー(支援)職をしていて、アタッカー職をしたことがありませんでした。 ヒーラーとしての役割は、メンバーの体力回復、バフ(基礎能力の向上)、デバフ(基礎能力低下)・状態異常の解除でした。 メンバーが傷付け

            6ヶ月間、わたしがQAエンジニアをして悩んだこと

            ▼ 前回の記事 こんにちは、kubopです。note株式会社 Advent Calendar 2022の6日目を担当させてもらっています。 6日目というと… そう、QAが組織化して早いもので約6ヶ月が経過しました。 今回は、当時思っていたこと、それに対しやってきたことを中心に書いていこうと思います。6ヶ月とはいえ、信じられないくらい濃密な時間を過ごしました…。 私が当時悩んでいた事QA組織がそもそも無かった。全てが0ベース。 「品質文化?何それ美味しいの?」 私自身

            リリースフロー整理して固定化しました

            こんにちは。kubopです。 noteでは、リリースが固定化されていなく好きなタイミングでリリースすることが出来ていたのですが、この度リリースを固定化し、検証フェーズを設けて品質の向上を試みました。 トライアルで1ヶ月経過したので、その結果を共有したいと思います。 課題品質を担保するプロセスが確立されていない 自由にリリース出来るということは、検証フェーズが人それぞれになっているということを意味します。もちろんきちんと検証されている場合もありますが、「この程度なら大丈夫」

            noteに入社して1年と364日経ちました

            こんにちは。kubopです。 2022年11月8日で、noteに入社して1年と364日が経ちました。 2年ピッタリ経ったら書こうかなと思ったのですが、3年目の1日目をキリよくスタートさせたくて、今までの活動を書いて区切りをつけるため、筆を取りました。 入社を決めた理由社員の印象が良かった 当時面接をしてくださった方や、採用担当の方の印象がよく、話がかなり弾んだ。HUNTER×HUNTERの話をしたり、Slackのスタンプをよく作るという話をした時に、怪訝な顔をされなかった

            branchのprefixからリリースノートを作成出来るようにしました

            こんにちは。kubopです。 先日、GitHub Actionsを使い、branchのprefixから、PRに自動的にlabelをつけ、そのlabelから機能開発や不具合修正などの分類分けをしたrelease PRを作成しました。 課題リリースノート作成が面倒臭い noteでは毎日リリースノートをQAチームが手動で作成しており、内容を把握した上で機能開発や、その他の分類分けの判断が難しく、煩雑でした。 混ぜるなキケンのPRがあった 例えば、migrationのPRと、

            約3ヶ月間、品質文化醸成のために"QAクイズ"を出題し続けてみた

            こんにちは、kubopです。 noteのQAは、毎週お休み以外は週報を発行しています。 注目issueやホットなニュース、QAチームの雑記を書いて開発チームと関わりを持とうとしています。 その中で、必ずQAに関するクイズを出しています。 しばらくクイズを出し続けていたので、そのまとめを書きます。 毎回うんうんと悩みながら、どんな話題に興味をもってくれるかな?を考えて作っています。 毎週「考えるの辛すぎる・・・」と思っていましたが、振り返ってみるとつづけてよかったなと思います

            mablのテストケースを1.5倍にして実行時間を1/3にしました

            こんにちはkubopです。 noteではmabl(E2EテストのSaaS)というツールを利用しているのですが、色々な課題があり、ひとつひとつ紐解いて整備してみました。 mabl利用時の課題テストの粒度がそれぞれ異なり、網羅性が不明 明確なストーリーを伴った、まとまりのあるテストスイートではなく、各人がそれぞれ追加しているテストケースが多く、全体としてどの程度何が網羅されているのかが不明瞭、作成ルールが無かったため粒度がそれぞれ異なっていました。 実行速度が遅い 実行時