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【The Guardian】Former Nazi concentration camp secretary, 96, faces trial

2021/09/30

 シュトゥットホーフ強制収容所で勤務していたIrmgard Furchnerさんが、当時の囚人たちの虐殺を援助・扇動した罪で裁判にかけられるという今回の記事。
 Furchnerさんは御年96歳ということで、かなり高齢になられてからの裁判になるのですが、彼女の起訴は2011年に行われた別の裁判がきっかけとなっているそう。当時もドイツ・ナチス時代の囚人虐殺に関する裁判が行われていたのですが、そこで”個人の役割の大小にかかわらず、虐殺の「歯車」となっていたならば、この罪に対する責任を負う”という旨の法的判決がなされています。これにより、その後もナチス時代の虐殺に関する裁判が行われ、今回の起訴にもつながっているようです(弁護側は、Furchnerさんが虐殺等について知らされていたor理解していたかという点についての証拠が不十分だと主張)。
ある種芋づる式にナチス時代の罪が明らかになっているような感じなのでしょうか。

話はそれますが、彼女も裁判中に100歳を超えることが予想されるほか、これまでの被告も90歳を過ぎてからの裁判が多い印象をこの記事から受けていました。ドイツでの平均寿命は男性が78.6歳、女性が83.4歳らしいので、この類の裁判ではお年を召した方が多いのはなぜなのでしょう。というのが個人的に気になるところでした。


あと、ドイツの地名読めないもの多すぎ。



記事はこちらから↓
https://www.theguardian.com/world/2021/sep/30/former-nazi-concentration-camp-secretary-96-faces-trial
(記事に出てきた難しいと思われる単語等も参考までに載せています)
・secretary:秘書官とか大臣とか事務官とか 
・aid:助ける
・abet:けしかける、扇動する 
・maiden name:旧姓
・Stutthof:シュトゥットホーフ強制収容所(ドイツ)
・commandant:司令官、指揮官 
・alleged:申し立てられた、うわさによる
・The Third Reich:第三帝国→国家社会主義ドイツ動労社党(ナチス)時代のド  イツが自称した国名
・chamber:会議室、議会 
・Itzehoe:イッツェヘー(ドイツ北部)
・district court:地方裁判所 
・Quickborn:クイックボルン
・Gdansk:グダニスク(ポーランド北部) 
・complocity:共犯、共謀
・prosecution:起訴、告発、実行、検察当局
・John Demjanjuk:ジョン・デミャニュク(ナチスドイツの強制収容所のウクライナ人看守。捕虜から看守)
・Sobibor:ソビボル強制収容所(ポーランド) 
・precedent:先例、判決
・cog:歯車 
・paramilitary:軍補助的な、準軍事的な
・remorse:良心の呵責、自責の念
・charge sheet:事件簿、起訴用犯罪者名簿
・partisan:徒党の一員
・Polish:ポーランドの
・stenographer:速記者
・deportation:国外追放
・compile:集める、編集する
・execution:実行、処刑
・witness:目撃者、証人
・timid:臆病な、内気な
・Wehrmacht:ドイツ国防軍
・dignify:~に威厳をつける、尊くする
・bear witness:事件の証人となる
・declare:宣言する、言明する

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