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どうぶつ奇想(転)外

先日、noteにも載せた「くぽりんがサークル用に描いた4コマ漫画」をさらに手直ししたものを再び載せます。前回とどう違ってるのかをお楽しみください。


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漫画:久保マシン(Y)くぽりん


前回の作品と どこが変わったのか?
皆さんは、お気付きになりましたか?

まず大きく変わったのは

タイトル


ボウリング大会 → どうぶつ奇想(転)外

前回はピンと来るタイトルが思い浮かばなかったようで、普通に「ボウリング大会」でしたが、やはりタイトルに「動物」というのを入れたいと感じてたようで、このダジャレのようなタイトルが浮かぶまで数日かけて最後の最後まで粘ってました(笑)

で、「どうぶつ奇想天外」ならぬ「どうぶつ奇想(転)外」
どっかのTV番組タイトルもパロってますね(笑)

もうお分かりだと思いますが

「奇想(転)外」の「転外」は、丸まってボールになったアルマジロが転がってレーンを外れてガーターになったという意味も込めてます。


そして前回と内容は同じですが
絵を数カ所、修正しています。
1コマ目と4コマ目。

特に4コマ目は大きく変化してます。
そう、ちゃんと他の動物を描いてますね。
4コマとしては、その方がちゃんと
オチが生きてきます。

1コマ目の修正は、ささやかなことですが
アルマジロの「指」を丁寧に描き直してます(笑)


では、
一度に見てもらう為に最初のラフの段階から〜前回、
そして今回の修正後のをズラっと横に並べてみましょう。

そう、これはもう
4コマ漫画の制作過程をお見せしてるようなものです。
こんな風に微妙な差で違ってくるというのを是非お楽しみください。

↓↓↓


画像2

左から(今回の完成作品)、(修正前の前回)、(最初のラフ段階)
クリックすると拡大して見れます(二段回の拡大になります)


ラフの段階ではアルマジロの資料を全く調べずイメージだけで描いたようです。背景もザックリですね。まあ、ラフなので、そんなもんです。で、調べてみたらアルマジロのお腹周りは毛でフサフサで硬くないんだと知って修正して前回のになったようです。丸まった様子もラフでは適当だったのをリアルに寄せてますね。
よりリアルなアルマジロ感!

描き文字もスピード感を感じるように描きなおしています。
これで完璧かと思いきや、納得行かなかった くぽりんは
修正に、まだまだ こだわってたようです(笑)

最後に修正を入れたのは1コマ目のアルマジロの指。
たしかによりリアル。
吹き出しも、ちゃんとアルマジロが喋ってるように修正してます。


そして4コマ目の他の動物たち。

適当なシルエットより、ちゃんと動物たちを描いた方がマンガとしては面白いと思ったようです。像とかシマウマとかサバンナ風味が出て、より動物を想像出来ますね(笑)そして動物たちに目が行きやすいところを影をつける(トーンを入れる)ことで目線をガーターのボールの方に向けています。

ついでに、ここでのアルマジロの様子も丁寧に。


私個人は、あまり細かいことには、こだわらないタイプの漫画家なので(言い換えれば絵での表現力が低いタイプなので。笑汗)こだわる部分が、くぽりんとは違うのですが、絵も内容も表現することに細部までこだわるのが、くぽりんです。
圧倒的にプロの漫画家は こっちです。

出来上がった原稿でも締め切りギリギリまで粘ります。
仕事じゃなくても同じです。
適当に描いちゃうと気になるんでしょうね。
修正したくてウズウズしてくるようです(笑)

で、表現にこだわった結果、
こんな風に何度でも修正を加えて仕上げます。
修正も1回やればいいというのでもなく、
納得出来ないと、ずーーっと考えてますね。
仕事でもないのに(笑)今回も、やたら気になってたようです。

くぽりんらしいな〜と思いながら、せっかく描いたのだから
4コマってこんな感じで描きますよっていう
記事にしてみようかと思いました。

以上。
4コマの描き方のサンプル記事でした。

おしまい


漫画:久保マシン(Y)くぽりん
解説:久保マシン(C)くぼちー


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