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【フロリダのハリケーンイアンの被害で家が吹き飛んでしまった作品購入者の友人を支援したい】

【フロリダのハリケーンイアンの被害で
家が吹き飛んでしまった作品購入者の友人を支援したい】

※ 「ワインを飲んで支援」から支援金114,000円が集まりました(12/2現在)。皆さまのお気持ちに感謝致します。

少し前に連絡をいただいて、ショックを受けていたことを今日はお話させていただきます。

ここで書くことかどうか、悩んでいたのですが
僕にできる範囲の支援をすることに決めました。

ただ、今回の支援はいろいろ紆余曲折があった末の考えなので、ご賛同いただけないかもしれません。

支援をするにあたり、ことの始まりから遡らなければならないのですが、話は昨年の夏の出来事から始まります。

何故そんなことをするのかわからない、という意見もあるかと思います。

それでも自分はこうする、という意思表示のようなものですので、読んでみようという方だけ、お進みください。

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・事の始まり

去年の5月にフロリダに住むマークさんという方から
インスタのDMでメッセージがありました。

その直前に僕は、友人からの依頼でSTINGさんモチーフの作品を制作していて、それをスティングさんご本人が観て作品を気に入っていただき、本人アカウントのインスタでアップしてくれたのをマークさんが観て、

マークさんもコルクアートに興味を持ってくれた旨のメッセージでした。

しばらくマークさんと会話しているうちに、

「作品はオーダーしてフロリダまで送ってもらうことはできるの?」

という話になり、制作依頼+輸送費のコストはかかりますが輸出も対応できますよ、ということで話が進んでいきました。

そしてご本人の肖像画を制作。仕上がりも大変喜んでくれて輸出手配を整えて、フロリダのFt Myersに向けて輸出。

DHLのトラッキングを追いかけながら10日ほどの日程を経て指定のご自宅まで到着・・・の予定でした。

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・ここでコルクアート活動史上、最大の事件発生

作品の海外輸出はこれまでに3度ほど経験していますが万が一の破損や紛失など、受け渡しまでのリスクが当然国内よりも高いため

到着予定日を数日前からアナウンスしていたのですが、直前になって、その到着日は仕事で家を留守にしている、と連絡。

着日の変更指定はご本人がDHLにする必要があるのですがここでマークさんは「置き配」をDHLに指示。

置き配の指示があった旨は、僕のところにもメールで来ていたので大丈夫かな、、、と心配が過りました。

短時間で戻るのだろうと思って、時差も考えつつ
1日置いて「無事に受け取れましたか?」
とメッセージするものの、

「まだ家に帰れていないんだ。明後日の金曜日に戻ります」と、ここで不吉な予感に襲われました。

そして、その当日、最悪の予感が的中してしまいます。

「私が家に戻った時、作品はなかった。」

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・コルクアート作品が消えてなくなった・・・

DHLでは配達完了となっていて、指示通り置き配をしました。と写真が送られてきました。

マークさんは隣人が預かってくれているかもしれない、防犯カメラに何か映っているかもしれない、と

僕と同じように現状を受け入れられていない様子でしたが数日の捜索もむなしく、作品はどこかへ消えてしまいました。

マークさんは、porch pirate(ポーチパイレーツ:置き配泥棒)の仕業かもしれない・・・と言ってきました。

フロリダに限らず、Amazonなどでの置き配泥棒が問題になっていることは何かの記事で見たことがあります。

とはいえ、そうした問題が身近に起こることを知っているなら、なおさら置き配で数日留守するなんてありえない。

そしてこのトラブルはここから、支払いの責任問題に
発展していきます・・・

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・作品の代金5000$と輸送費800$、そのすべてを支払いたくない

数日にわたりマークさんから捜索の報告をうけ、
どうかどこかから見つかってほしい・・・

と願うもむなしく、本当になくなってしまったという事実を僕もマークさんも受け入れる時が来ました。

この時、依頼された作家側としての態度は、
輸送は貫徹され、置き配を指示し数日放置し
紛失に至ったのはマークさんに完全な非があるわけで
「全額請求」というところが正解でしょう。

僕もそれを要求しました。

ところが帰ってきた返事は、モノを受け取っていないのに全額は払えない。というものでした。

せっかくコルクアートに興味を持ってもらえて
ご自身の肖像画を制作し、楽しみに待ってくれていた方との金銭トラブルに発展してしまいました・・・

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・どの選択を選ぶか。 誰が悪いのか。

マークさんの話は真実なのだろうか?

(作品は本当は届いているけれど、なくなったんだから支払わないと押し通す、詐欺なのではないか・・・)

僕も事態を受け入れることが出来ず、マークさんとのやり取りを続ける中、だんだん疑心暗鬼になってしまう自分もいました。

ここで、いくつかの選択肢があったと思うのですが、
いろいろ考えた末、そのときの僕はこの結論に至りました。

we are victims together.
「私たちは、ともに被害者です。」

僕は作品を安全に届けたかった。
マークさんは作品を受け取りたかった。

しかし、どちらも叶わなかったからといって
僕とマークさんが互いを憎み、敵対するのはおかしい。

憎むべきは置き配泥棒であって、僕らはともに被害者です。

だから、犯人が捕まらない以上、コストに関してはお互いから半分ずつを負担するようにしたい。と僕から要求し、材料額装費・下絵デザイン費・輸出費に相当する2900$の支払いをお願いしました。

作品を制作していた日々費やした時間と、対価としての収入はここであきらめることを決めました。

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・記憶を宿した実寸大ポスターを再度、輸送。

作品はひと月経ってもみつかることはなく、それでも2900$の支払いには承諾してくれたマークさん。

もし余裕があったらもう一度、代金をいただき制作してお届けするという選択もあったのかもしれませんが、

やはり置き配から帰宅までの管理のずさんさが僕的には気にかかっていたこともあり、実寸大のポスターを
後日、国際便で送って飾ってもらいました。

僕にコルクを託してくれたたくさんの方々の想いも
なくなってしまいました、で済ませたくはなかったのです。
(でも、このことはずっと皆さまには言えませんでした。)

マークさんとのやりとりはこれで最後かな
と思いましたが・・・

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・2022.9.30 ハリケーンイアンの被害でマークさんの家が吹き飛んでしまった

今年の9月末にアメリカ・フロリダを襲った大型のハリケーンのニュースを
少し遅れたタイミングで目にしました。

ABCニュースによるFt Myersビーチの被害の様子

僕らは世界で起こっていることをすべて知ることは出来ませんがこのニュースを見たとき、僕が知っている唯一のフロリダのFt Myersに住む知人
マークさんは大丈夫だったんだろうか?

と胸騒ぎがして、メッセージをしてみました。

「心配をありがとう。私は別の場所に避難していたが、家は全壊してしまった・・・。」

という返事でした。

マークさんとの本当のところを言うと、どうして大切な作品を紛失したんだよ、あなたの責任でなくなったんだから全額支払うべきだった、という気持ちを押し殺しきれずにいた部分もあったので

マークさんとは最後、喧嘩別れのような形になっていました。

でも、マークさんがコルクアートに価値を感じてくれたことは嬉しかったし、結果作品は紛失してしまったけれど

もしかしたら無事に届いていたとしても、今回のハリケーンで家ごと破壊されてしまっていたかもしれない。

そう考えると、今、僕がマークさんにしてあげられることはなんだろう。という思いに変わっていきました。

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・フロリダでハリケーン被害を受けたマークさんを支援したい

聞くと今はひとまず安全な生活拠点はあるようなのですが、自然災害によって失ったものは大きいはずです。

作品がなくなるなんていう比ではない、家がなくなってしまうなんて、わずかな支援では賄いきれない被害であることもわかっています。

でも、コルクアートをしていなければ出会うことがなかった人が災害の被害で苦しんでいるならば、

出来る範囲での支援をしてあげたい。そう思うのです。

ちょうど昨日、浮世絵コルクアート赤ワインの2020年が到着し
残る2019年の赤は、昼飯屋さんに提供したのですが

2020年の発売を、フロリダのハリケーン被害を受けた
マークさんへの支援活動にしたいと思います。

販売内容は、ワインを飲むことが支援となるように設定しました。

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【2本セット】 赤2020年 1本 白2019年 1本
¥7,000 / 販売数 30セット
(うち2000円支援)

【6本セット】 赤2020年 3本 白2019年 3本
¥20,000 / 販売数 10セット

(うち7000円支援)

【12本セット】赤2020年 6本 白2019年 6本
¥38,000 / 販売数 5セット

(うち15000円支援)

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すべて完売すると20万円ほどの支援になります。

※白ワインの2019年は、2020年が到着次第
切り替わっていく可能性もございます。

コルクアートを続けていなかったら、マークさんにも
出会うことはなかったし、フロリダのハリケーン被害者に
関心を寄せることもなかったかもしれない

皆さまの善意でコルクをご提供いただいていることで
続けられるコルクアートを

世界の困っている人に少しでも役に立つため
日本人の善意として届けられたらな、と願っています。

とくに期日はありません。

ただ美味しいから、オリジナルラベルだからと
販売するだけではなく

2020年の浮世絵ワインは、フロリダのハリケーン被害を受けた
ひとりのコルクアートファンのサポートのために
販売したいと思っただけです。

もしお力を貸していただっける方がいらっしゃいましたらとても嬉しく思います。

販売はこちらのサイトで行っています。

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◆ 浮世絵コルクアートワイン for フロリダ支援

【2本セット】 赤2020年 1本 白2019年 1本
¥7,000 / 販売数 30セット

(うち2000円支援)

【6本セット】 赤2020年 3本 白2019年 3本
¥20,000 / 販売数 10セット

(うち7000円支援)

【12本セット】赤2020年 6本 白2019年 6本
¥38,000 / 販売数 5セット

(うち15000円支援)

※追記

ワインはいらないけれどドネーションはしたい、という優しい声をいただきました。

https://corkart.thebase.in

サイト内の「チップを送る」をご購入いただけましたら幸いです。お気持ちに感謝申し上げます。
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こちらの活動も、シェアいただけたら嬉しく思います。

いつもありがとうございます。
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