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週末かんたん企業分析 第8回 株式会社Welby

自分でTwitterに流していた企業分析を振り返るために作成しています。有価証券報告書から数字を持ってきていますので、間違いはないかと思いますが、そこまで深い分析はしていません。ご承知おきください。

今回の企業は2019年に上場したばかりの株式会社Welbyです。創業は2011年で比較的順調にIPOしているのではないでしょうか。医療分野におけるPHR(Personal Health Record)サービスのリーディングカンパニーとして成長を続け、アプリ、webサービス、データマネジメントを通じて、デジタルヘルスソリューションを事業展開しています。

それではまずは2020年度と2021年度の単独損益計算書の比較です。

単独損益計算書 前年比較

売上は8.6億から11.4億に増加していますが(グラフが見にくくてすみません)、営業利益は赤字のままです。販管費が大きく、販促活動に苦戦しているように見えます。ちなみに販管費の増加の内訳は、業務委託費と給与手当のため、広告に突っ込んでるわけではありません。スタートアップ的には、必要投資に見えます。一方、広告に突っ込めば伸びる事業にもなっていないため、まだまだ事業を掘り下げるフェーズでしょうか。

続いて、単年度内で見比べてみます。

単独損益計算書 詳細

営業活動以外で特段赤字は広げていないため、健全な事業活動を続けているように見えます。

Welbyの事業規模や人員規模、時価総額をみて、これから事業を展開する上でとても参考になりました。

最後にTwitterからの引用です。

Welby企業分析サマリ
・時価総額 45.5億 PER なし(営利がマイナスのため)
・製薬企業からの依頼によるPHRプラットフォームの開発を主軸とする「疾患ソリューション」(売上7割)
・生活習慣病患者の自己管理をサポートする「Welbyマイカルテ」のtoB,toG,toM向け利用料課金(売上3割)で事業を構成
・特定企業への売上依存度が比較的高い
・興和株式会社、株式会社インテージヘルスケア、日本イーライリリー株式会社、アストラゼネカ株式会社の4社で売上の50%強を占める
・PHRプラットフォームサービス実現のために疾患別にアプリをリリースしており、全体で92万ダウンロード
・アプリが1つでも跳ねると大きく成長する可能性あり

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