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ひたすらでかい数を作る「数式麻雀」を発明しました。

下手の横好きでお馴染みのKubaaniです。数式麻雀を発明したので、仮のルールを紹介します。

数式麻雀の基本ルール

数式麻雀は、手配でひたすら大きい数を作る、特殊麻雀です。

数式麻雀の牌

麻雀では、1から9までの数牌と、それ以外の字牌、特殊な花牌が登場します。配られる、あるいは取ってくる牌で大きな数を作ることを基本とするのが、この数式麻雀です。

この数式麻雀では、数牌として0から9の数を10枚採用します。また、字牌・花牌の代わりに、以下の牌を採用します。

・数牌10...4枚
・算用記号( +, -, ×, ÷ )...各4枚
・少数点...8枚
・自然数n...4枚
・べき乗記号(^)...4枚
・平方根...4枚

ハウスルールとしては、以下のような牌が選択肢に上がることを想定し、これらを選択ルールの牌として紹介します。

・括弧(
・階乗記号!
・対数記号log
・除余記号%

数式麻雀の役

数式麻雀には、3つの役しか登場しません。
3つの役とは、

・美しい数
・完成した等式
・役なし

で、上から順に強いです。
同じ役の中では、数が大きい方が強いです。

役「美しい数」

美しい数とは、ネイピア数や円周率を揃えている手配のことです。

ネイピア数なら"2.71828 18284 59"
円周率なら"3.14159 29535 89(90)"
黄金比なら"1.61803 39887 49(50)"

こういった数を揃えられれば、これを美しい数とし、役満相当の難易度があると雑に見積もっています。

役「完成した等式」

このゲームには、牌として「=」が登場します。このイコールの左辺と右辺が釣り合った手牌を作れた時、この手配を高く評価します。手配の例を以下に示します。

9532-9522=√100

上の式は、右辺左辺がどちらも10を表しています。このように、右辺と左辺が釣り合った状態のことを、「等式が完成している」と表現します。

すでにお気づきだと思いますが、これもそこそこ難しいです。満貫...いや、倍満相当の手と言って良いと思います。

なお、数式を作る際に、どこに括弧を置くかは任意とします。計算の順番の重みづけは自由です(後述のローカルルール・括弧牌採用時を除く)。

役「役なし」

役なしの場合、単に大きい数で比較します。以下の2つの手を比べてみましょう。

99999988888877

00000000001111

どちらが大きいでしょうか?一目瞭然で上ですよね。このゲームにおいては、ほとんどの場合、役なし同士の比較になります。掛け算やべき乗を駆使して、ひたすら大きい数をどうにか完成させましょう。

なお、桁数上限は18桁(10京の位)までです。

鳴き、あるいは横取り

麻雀を麻雀たらしめる要素として、「鳴き」というものがあります。いわゆるポンチーカンのことですね。この麻雀にポンチーカンはありませんが、「鳴き」はあります。

√と^を除くすべての牌は、他プレイヤーが捨てた際に、1局(1ラウンド)につき3度まで手配に加えることができます。この際、加えた牌は公開せずとも問題ありません。また、人からもらった牌を捨てても問題ありません。

複数のプレイヤーが同じ牌を欲しがった場合、次プレイヤー(麻雀でいう下家)から順に優先されます。

特殊な鳴き

上記のルールが適用されない牌、それが√と^(ないし、!, %, log)です。これらは、他プレイヤーから「鳴」いて横取りする際に、手元に公開しておく必要があります。そして、この牌は捨てることができません。

また、傍に置く際に組み合わせる数字を一緒に公開しなければなりません。つまり、√や^で鳴くことは難しいということです。特に^や!を鳴いて横取りして使用する際には、桁数上限に気をつけなければなりません。

ゲームの終了

数式麻雀は、1ゲーム4ラウンド(麻雀で言えば東風戦)です。「美しい数」あるいは「完成した等式」ができた時に終了するのは一見わかりやすいですが、それ以外の場合はどうなのか。

このゲームにおける1ラウンドの終了は、いずれかのプレイヤーが上がり宣言をしてから最大8回牌を引いた時に起こります。

自分が上がり宣言をした場合、自分はそれ以上牌を引くことはできません。他のプレイヤーは、誰かが上がり宣言をしてから2周、牌を引くことができます。

この間に、他のプレイヤーも上がり宣言ができます。他のプレイヤーが上がり宣言をしてから、まだ上がり宣言をしていないプレイヤーは2周牌を引くことができます。

つまり、最大3回、上がり宣言は1局のうちに聞くことになり、誰かがあがってから、いずれかのプレイヤーは最大8回牌を引くことができるのです。

上がり宣言と制限

上がり宣言は、3つの条件を満たしていれば、自分の手番の時に行うことができます。

・親の捨て牌置き場(河)に牌が6つ以上存在する。
・手牌に記号牌が含まれている。
・手牌の計算結果が0よりも大きい。

自分の手番でなければ上がり宣言はできないので、麻雀でいう「ロン」はできません。鳴いて自分の手配に加えてから、自分の出番になるまで待ちましょう。

得点計算

上がり宣言できる人が全員した後、全員が手配を公開します。その中で、最も高い役かつ最も大きい数を作った人から順位をつけます。

1位から順に10点・5点・2点・0点を分配します。これを4ラウンド、スタートプレイヤーを反時計回りに回しながら繰り返し、最小時点での点数を競います。

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