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ピンチの保育士実技試験

保育士の実技試験を受験してきた
子どもが生まれてから育児の合間に保育士試験の勉強をしてきました。育児と保育士試験の内容でリンクする部分があり、また保育士が働ける環境は一般的な保育園以外にもたくさんあること知り、資格取得に興味がありました。
そして自分の子どもが産まれてから、保育園や区の一時保育や子育て施設の保育士さんに助けられ、親として精神的にも支えていただいています。
私は育児だけをして毎日過ごすのは、ゴールの見えない地獄のようですごく辛かったので、やれば成果が出る勉強をすることで息抜きになってきました。

保育士試験は筆記9教科+実技2分野の試験があり、私はなんとか筆記を終え、実技の試験まで辿り着きました。このすべての試験を3年間で終えなければいけません。私は今回、そのラストチャンスでした。これで落ちればまたゼロからやり直しです…!!
実技試験は造形・言語・音楽から2つ選択するのですが、私は言語と音楽を選択しました。言語はおむすびころりんの素話を3分、音楽は2曲の違う曲想の課題曲を弾き歌いする、でした。ですが…

まさかの当日のガイダンスで課題曲2曲弾き歌いをすることを知った。
音楽の課題曲は「2か月前位から準備をしましょう。」と参考書などには書かれているのに、私は自分の試験の3時間前に知った…しかも練習はできない一発勝負!
それに気づいたとき、このピンチな状況に心臓が飛び出しそうでした。

私は1曲しか準備していませんでした。音楽の試験官は2人。
よくある表情が読めない無愛想な女性と、にこやかな女性。
寝不足の翌日に頻発する片耳が聞こえづらい状態…当日もなってしまいダブルピンチ!

試験は…メロディと和音コードのみが書かれている楽譜があり、それを使って初見で弾き歌いをしました。
アップライトピアノがかなり劣化しており、壊れかけのPianoで、弾き歌いの試験なのにちょっと押しただけで、バカデカい音がしてコントロールがきかず、歌をかき消しました(笑)。調整や修理を依頼するレベルのピアノでした。
しかもピアノが壁を向いていたので壁に向かって歌いました。
試験の意図は子どもに楽しく歌って聴かせるだったと思うのですが…私の表情や歌声は聞こえますかー?という感じでした。…はっきり言って適当だな、と思いました。

やはり自分の楽器ではなく、用意された楽器で、しかも一発勝負の試験はかなり予想外のことが起きて難しいと思います。

そして緊張は伝染してしまう。私も周りに飲まれないようにと頑張りましたが、無理でした(笑)
私の試験の前も方達も極度の緊張+威圧的な試験官+バカ鳴りピアノで結構すごいことになっていました…失礼ですが。

試験勉強は隙間時間に。
寝かしつけの間、子どもを乗せて自転車を漕いでいる間、YouTubeや音声で勉強したり。
今は、勉強の方法が沢山あって取り掛かるハードルは下がっていると思います。
ピアノは区民センターのピアノを借りて2回位練習しましたが、余った時間は好きな曲を弾いたりして遊んでいました。そしたら課題曲を練習してなかったという…馬鹿だ(笑)
なかなか自分の時間もない中、試験の準備をするのは至難の技です。
独身時代のような完璧に念入りに準備することは出来ず、すべて中途半端だよなぁと思いつつ、言語も音楽も何度か録音と録画をして繰り返し確認しました。言語の素話は自分の声で録音して、録音を試験ギリギリまでずっと聞いて挑みました。

試験結果は7月下旬〜8月上旬。どうなることやら。
でも試験に向かってチャレンジしたことで、家事育児を含めた勉強時間や体調管理の方法、忍耐力、ピンチ切り抜け術など、追い込まれて初めて得たものは大きいので、大変だったけどチャレンジしてよかったと思っています。
資格が取れたらまずは我が子のために活用していきたいです。





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