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「伝わるイラスト」が描ける私に。大学の学びで起きた変化

完全オンラインでイラストを学べて、大学卒業資格を取得できる京都芸術大学 通信教育部 イラストレーションコース。今回は、本コース第1期生として入学し、2年で卒業した安藤うりさんに入学のきっかけや、大学での学びの様子を聞いてみました。

▼どんな人物?▼
4年制の大学を卒業後、化粧品会社に勤務。3年務めた後、2021年、京都芸術大学 通信教育部 イラストレーションコースに第1期生として入学。2023年3月同学を卒業後、フリーランスイラストレーターとして活躍中。
X(旧Twitter):https://x.com/uri_illust

「本当にやりたかったことをやってみたい」入学を決めた理由

中学生の頃から美術系に興味はありましたが、美術は特別な人だけがするものだと思っていました。そのため、美術系大学への進学は自分の選択肢にずっと入っていませんでした。結婚を機に引っ越しと退職が重なり、新しい環境で次の仕事を探すことに。そのとき、「本当にやりたいことは何だろう」と考え、もともと興味があったイラストを学んでみたいと思ったんです。

本コースを選んだ経緯

美術系と一口に言ってもさまざまな分野があるため、最初はどの分野が自分に合っているのか迷いました。Webデザインが良いかもしれないと思い、スクールに通ってみたのですが、自分には合わない気がして……。その次に浮かんだのがイラストです。元々イラストを見るのが好きで、自分でも描いてみたいと思ったんです。

イラストをどのように学ぼうか考えるなかで、デッサン教室や他の大学の通信コースも検討しました。最終的に、初心者でも幅広く学べる完全通信のイラストレーションコースが自分に合っていると感じ、このコースを選びました。

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入学してから苦労したこと

入学前からイラストに興味はあったものの、まったくの初心者でした。入学する半年前にClipStudioというお絵かきソフトをダウンロード。初めてのデジタルイラストで、使い方が全然わからず苦労しました。

新しい知識やスキルを身につけたと思ったら、次々と別の新しいことを学ばなければならない。そこが本当に大変であり、このコースの良いところでもあると思っています。

※30種類以上の科目を順序立てて学んでいきます。

学習時間と時間確保のための工夫

▼日々の学習時間とスケジュール▼

平日は1日2〜10時間、平均して毎日5時間ほど学習していました。コアタイムは13時〜18時で、朝と夜はできるときに学習を進めるスタイルです。土日や長期休みは作業を行わないというマイルールも設定していました。

未経験の課題に対しては、必要な時間が予測できないため、できる限りの時間を学習に充てるようにしていました。年間スケジュールを見て、先に学習日数を決定し、学習可能な総日数(時間)を算出。その時間を各課題に割り振って計画を立てていました。忙しいときは無理をせず、残った時間で集中して頑張る、といった具合にやりくりしていましたね。

▼時間確保のための工夫▼

作業をなるべく細分化し、15分や30分でできるタスクを設定することで、スキマ時間を有効活用しました。たとえば、提出資料を作成する際、コメントシートに1項目だけ箇条書きでリストアップする作業は15分程度でできます。また、学習時間だけでなく、家事や用事にかかる時間も把握し、優先度が低いものはどんどん時短するようにしていました。

コメントシートとは:添削を受ける際に、 課題作品と併せて提出する資料。課題作品で、自分が表現したかったものや、制作時に意識したことなどをテキストで伝えることができます。

「すべてが初めて」大学生活の印象

このコースは、1つのことを専門的に学ぶのではなく、いろいろなジャンルのイラストを学びます。美術解剖学、アニメーションなど、さまざまな分野を学ぶので、常に初めてづくしでした。自分だけでイラスト学習をしていたら出会わなかったようなジャンルにも触れることができた。それが卒業してみての印象です。

印象に残っている具体的なエピソード

卒業制作を仕上げる過程で、先生から直接いただいた丁寧なフィードバックが印象に残っています。私は卒業制作としてカレンダーを制作した際、イラストだけでなくデザイン面でのアドバイスもいただきました。たとえば、適切なフォントや配置に関する指摘は、自分では気づかなかった部分であり、プロの視点からの助言は非常に貴重でした。この経験は、今後の雑貨作りにも活かせると感じています。

ただの趣味から誰かのために描くイラストへ。大学で学んだこと

他の人に伝わるイラストを描くためには、他の人の物差しを理解し、それを自分なりに取り入れる必要があることを学びました。

それを1番学ばせてもらったのは、「業界知識」という科目です。業界分析を通じて、ビジネスの中でイラストがどのように使われるかを学びます。イラストレーションがビジネスの中で果たす役割を初めて知り、それまで趣味で描いていた絵とは違うことを実感しました。

「業界知識」を受ける前は、描いたイラストがうまく伝わらないと感じることがよくありました。自分では「こんな意味を込めて描いた」という作品が、まったく違うふうに受け取られることがあり、「この齟齬は何だろう」と思っていたんです。でも、イラストにはルールや枠組み、目的があることを学び、客観的な視点を知ることで、齟齬の原因が理解できました。おかげでイラストを描きやすくなったと感じています。

あなたにとって「学び」とは

日常生活では、仕事の数字や締め切りなど、やらなければならないことが多すぎて、立ち止まって考える時間がほとんどないですよね。でも学びの時間は私を急かすことはなく、純粋に知りたいことや興味・好奇心を満たしてくれる、とても楽しい時間です。

日常生活が同じ場所をぐるぐる回っているようなイメージだとしたら、学びはそのサイクルを打破し、新しい道を開いてくれるように感じます。

たとえば、卒業制作とポートフォリオを完成させたことで、周りの人から「イラストを描いているんでしょ?」と声をかけられることが増えました。その際に「こういうのをやっているよ」と見せられるようになり、そこから話が広がって新しいチャンスが生まれます。これがとても嬉しいので、少しずつでもイラストを通して役に立てるようになれたらと思います。

▼安藤うりさんの実績(一部)▼

▼動画でみる卒業生インタビュー▼

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▼京都芸術大学 通信教育部 イラストレーションコース 公式HP▼

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4つのポイント
・“完全オンライン”で学士を取得
・大学ならではの専門的なカリキュラムで上達をサポート
・現役イラストレーターが講師
・経済的負担を軽減し、学びやすさを実現