しまざきジョゼ先生の特別講義を見て色付けしてみたら「なんかオシャレ」になった
京都芸術大学イラストレーションコースでは年間を通してさまざまなオンラインイベントを開催しています。
その中でもイラストレーションコース講師によるワークショップは毎回人気で、参加者から好評をいただいています。そこで今回はイラストレーションコース研究室スタッフもワークショップに挑戦してみることにしました!
イラストレーションコース研究室スタッフには副業イラストレーターもいますが、ペイントツールを触ったこともないというイラスト未経験者も在籍しています。プロイラストレーターの講義を見る前と後でイラストはどのように変化するのか!ビフォーアフターを載せていますので最後までお楽しみください。
今回ピックアップしたワークは、2023年3月11日に開催されたしまざきジョゼ先生の『調和する色の選び方』です。
しまざきジョゼ先生の特別講義を復習
まず、しまざきジョゼ先生の特別講義を簡単におさらいしておきましょう。
「青色」と一言に言っても種類がさまざまでどれを選んだらいいのかわからない!という方に向けて配色の基本ルールを教えてくれました。(7:15〜)
配色は無限にありますが、簡単なルールを理解して自分の出したい色を再現してみましょう。
【配色のルール】
例① 原色の明度を下げてみる。すると子供っぽい印象から落ち着いた雰囲気に!
例② 今度は原色に半透明の黄色を乗せてみる。すると明るい印象になります。
例③ 半透明の青を乗せると夜っぽい感じになります。
このようにルールを変えてみると違う印象の絵になります。
配色に統一感を持たせたい場合は以下の手順で色を選んでみてください。
①使う色を選び、好きな色味を半透明にして乗せる
②重なった部分の色をスポイトでとって色塗りをする
(しまざきジョゼ先生への配色に関する質問回答が気になる方はこちら)
特別講義を見る前にやってみた色付けがこちら
まずは特別講義を見ず、自分の感覚で色付けをしてもらいました。
特別講義を見て色味を工夫してみた
しまざきジョゼ先生の『調和する色の選び方』の一部を皆で視聴し、再び色付けに挑戦してもらいました!
温かみが出たもの、クールさが増したもの、1色を乗せただけで色味にまとまりが出て雰囲気が変わりました。
時間が短かったこともあり難しかったようです。一方で、普段使わない色に挑戦するいい機会になったという声も!
一つひとつビフォアフターを比べてみましょう。
どうでしょう?
ほんのわずかな変化ですが、色味にまとまりが出て雰囲気が変わっていませんか?
講義の中でしまざきジョゼ先生は、最初のうちは「なんかよくわからないけど原色じゃない絵ってオシャレ」という感覚で配色を決めて大丈夫とおっしゃっています。
「淡い色合いで統一されている絵ってなんか綺麗だな」「ダークな色合いで画面を構成している絵ってかっこいいな」と感じたことがあると思います。そういった絵には必ず理論があります。「なんかオシャレ」な配色に慣れてきたら理論を理解して配色を使いこなしていきましょう。
ご自身で用意した線画でみなさんも配色ワークショップに挑戦してみてはいかがでしょうか。
■しまざきジョゼ先生の特別講義はこちら
特別講義アーカイブ配信(しまざきジョゼ先生/ア・メリカ先生)|京都芸術大学 通信教育部 イラストレーションコース
■しまざきジョゼ先生の授業体験レポートはこちら
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