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明日の私へバトンタッチ

何事も前倒しでやるタイプで、急いで終わらせることが多い。
手付かずのことがあると、頭の中が占拠されてしまう感じがして、気分がスッキリしない。

家事に関しても早くやりたい。
お皿は早く洗いたいし、乾燥機がピーピー鳴ったらすぐ服を畳みたいし、とっ散らかった部屋は早く元通りにしたい。

そんなやり方を好き好んでやっているからなのか、今年は新年早々、体調を崩してしまった。
夫の忘年会やら年末の行事が立て込み、ワンオペでの日々が続いたのだけれど、5年も親をやっているのに私はいまだに自分の限界がわからないままなので、時々ブチっとシャットダウンしてしまう。



今までは何でも「明日の私のため」だと思ってさっさと片付けてきた。
そうすれば、明日や、その先の日々が楽になるだろうと思って、過ごしていた。

でも、ふと振り返ると、昨日の自分に感謝したことは特にない。
明日の私は、明後日の私のためにまた働いていて、結局ずっと、未来の自分を信用できずにいたからだ。でもたまには明日の自分をアテにしたっていいじゃないか。

おいしいものを食べてゆっくりして、元気を残しておくことだって、明日の私への立派なプレゼントになると信じよう。
育休が終わり来週から復帰することにぶるぶると震えながら、元気でいることをとにかく最優先にしようと自分に誓う。


散らかったままの(夕ごはんを食べるときにもすでに散らかっていた、なんなら朝ごはんの時から変わっていない気もする)ダイニングテーブルから目を逸らし、早速布団に入る。

明日の私が片付けてくれるだろうか。ポンコツな私を、明日の私が許してくれることをただただ祈っている。

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