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三角関数より○○○を学ぶべき?

朝から「三角関数」がTwitterでトレンド入りしていて何事かと思えば、このようなことで…

三角関数より学ぶべきもの?

三角関数よりも金融経済を学ぶべきとのことですが、
個人的には分野が違う2つの学びを比較するのはちょっと違和感があります。

ある人からすれば「三角関数より近現代文学史」でしょうし、また別の人にとっては「三角関数より社会学」「三角関数より投資学」…など優先的に学ぶべきものは人によって違ってくるものです。
何なら数学の中でも「三角関数より微分積分」?…なんて言い出したらキリが無いです。

何故か敵視されることが多い(?)三角関数

初対面の方に「大学時代数学科でした」というと、
相手が数学が苦手な人の場合「うわぁ…私もうsincostanで躓いたわぁ」と言われることも少なくありません。

単元でいえば「三角関数」というより「三角比」が高校数学の大きな壁の1つなのでしょう。
やはり10数年間見たこともなかった「sin」「cos」「tan」と出会うのはまるで宇宙人とでも会話しないといけないような絶望感を感じるのは分からなくもありません。
(恥ずかしながら自分にとって古文漢文がそれでした^^;;)

加えて、四則計算なら日常でも使いますが、
三角関数はそうではないので「こんな計算いらないじゃん!」という気持ちになりやすい単元の1つなのかもしれません。

それでも高校数学に三角関数は存在してほしい…

「三角関数よりも…」という気持ちは分からなくないですが、
やはり理系に進む人にとっては高校のうちに学んでおきたい単元の一つです。

きっと古文や漢文も英語も日本史も世界史も音楽も、ある人にとっては不要ですが、ある人にとっては必要になります。
どれが必要になるかは後から見れば限定されますが、高校生活で様々な分野のちょっと専門的なところに触れて、その学問の入り口を探るのが高校生活の醍醐味だと思うのです。

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