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メディア、目を覚まして 〈1.17に思う〉
27年前、私も阪神淡路大震災を経験しました。1月17日未明。寝ていたベッドにしがみつかないと振り落とされそうになるくらいの大きな揺れでした。幸い、家族に犠牲者はいませんでしたが、救急車の音、消防車のサイレン、遠い空は火災で赤く染まり、「神戸はどうなってしまうんだろう」と不安と絶望で心の中がいっぱいになってしまったことを覚えています。
そんな中、希望を与えてくれたのが新聞やテレビでした。日を重ねる
なぜ気づかない
気づこうとしない
気づくのが怖いのか
気づかないふりしてるのか
その目は何のためにある
その耳は何のためにある
その頭は何のためにある
ここがゴールなのか
これで終わりなのか
もう歩かないのか
もう進まないのか
弱すぎないか
怖すぎないか
悲しすぎないか
これじゃ
私は忘れない
何をしたか
何をされたか
何を見たか
何を感じたか
何を聞いたか
誰が話したか
誰が伝えたか
誰が決めたか
そして
私は見届ける
誰が終わらせるか
かき消され
吹き飛ばされた声は
どこへ行ったんだろう
森の奥? ビルの谷間? 海の底?
息苦しい世の中
でも 風向きは変わる
散り散りになった声が集まり
大きな力となって戻ってくる
きっと・・・
「いつまで続くの」
いや、もう終わってる
「でも・・・」
みんな気づいていないだけ
傷ついて
不甲斐なくて
落ち込んで
勇気づけられて
やっと辿り着いた
薫風
思い切り深呼吸
素顔になって
みんな、どこに向かって歩いてるんだ
その道は本当に正しいのか
幸せになれる道なのか
もとの暮らしに戻りたい
気持ちは痛いほどわかるけど
だったら
もう一度考えようよ
立ち止まってみようよ
聞こえてくる声があるはずだから
まっすぐに まっすぐにしようとしても
ねじ曲がって行く常識
小さな声は愚衆の声にかき消される
今この世界を覆っている漆黒の闇を吹き払うのは
時間なのか 風なのか
ひとつでも ふたつでもいい
星を見てみたい
美しい心 醜い心
清々しい心 あざとい心
尊い心 卑しい心
理不尽な心に押し流されず
己を捨て 民のために闘う
気づいてほしいな
そういう心の持ち主がいることを
真心が坂道を転がっていく
間違った正義が大手を振って歩いてる
でも
灯りを照らしてくれる人がいる
手を差しのべてくれる人がいる
もう少し もう少し
だよね
なにを怒っているの
なにを嘆いているの
なにを怖がっているの
でっかい でっかい 青
ちっちゃい ちっちゃい じ・ぶ・ん
あなたの一言で救われる人がいます
あなたの一言で傷つく人がいます
あなたの一言で決断する人がいます
あなたの一言で迷う人がいます
心に嘘はついてない
そう言い切ることできますか