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希望に満ちたクリスマス

12月25日9時の時点で患者総数47名。陰性者4名。残念ながら2人病棟で亡くなられた。

スタッフの大体はホテルに単身泊まり込んでいるが、中には家に帰っているスタッフも居る。まぁその中の1人なのだが、おかげで家族でクリスマスのイベントをアレコレ出来た。24日に夜勤の入りだったのでプレゼントは24日の朝に食事は25日の夜に分けた。ケーキは23日にも食べたし24日も食べて25日も食べた。

良いんだよ。クリスマスだから。こっちは精神と肉体の疲労から我慢しないと決めておるんだよ。

それはさておき、他病棟からの応援スタッフに続き、コロナ陽性判定を受けたスタッフが改善し、復帰してきた。病棟は見えてきたかもしれない明るい兆しにすこし浮かれ気味。25日の夜勤明けはなんと!定時にあがれたのである。そして、日勤スタッフに日勤も定時にあがる事にチャレンジしてみないか提案して帰った。

夜勤中にふと、応援スタッフが始めから来てくれていれば、日にちが変わる位まで残業しなければいけない毎日は無かったのではないか。夜勤明けで昼過ぎまで残らなくても良かったのではないか。休み無しで毎日働かなくても良かったのではないか。という疑問が。そしてそれは病棟に限らず、日本の医療におかれている問題にも通じるのではないか。

世界は既にモノを動かさないと生活できなくなっている。止まることができないのは理解出来る。自然界では弱いものは淘汰されていくのだ。高齢であったり基礎疾患があれば人間の営みの為に犠牲になっても仕方ないのか。

病棟でクラスターが発生するまで風邪と何が違うのか!?インフルエンザで死んでいる人は毎年居るではないか!?と思っていた。でも、インフルエンザはこんな一瞬で病棟全体に感染しないし、数日で肺が機能しなくなって亡くなることはない。後遺症で咳が出続けたり、味覚が欠損したりしない。

でも、毎日ニュースで感染者数が増えていると言われていても今回のクラスターが発生していなければ、風邪と同じだと思っていただろうし対岸の火事の用にしか捉えることが出来ていなかったと思う。

それでもモノを食べないと生きていけないし、食べ物を買うために稼がなければいけない。

夜勤明けの眠たい中作った料理を美味しい美味しいと食べてくれる子どもたちを見て、この子たちの未来はちゃんと開かれているはずだと。病棟のクラスターも収束していくはずなのだから、世界も同じく収束していけるはずである。

世界中で亡くなられた方のご冥福をお祈るとももに、少しでも早い事態の収束を祈るばかりである。

てか、収束してくれんと困るよ。もうしんどいっす

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