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みんなの仕事

今の病院に入職した時に言われた言葉がある。

師長は師長の仕事、主任の仕事、看護師の仕事、准看護師の仕事、看護補助の仕事が出来る。主任は主任の仕事、看護師の仕事、准看護師の仕事、看護補助の仕事が出来る。看護師は看護師の仕事、准看護師の仕事、看護補助の仕事が出来る。准看護師は准看護師の仕事、看護補助の仕事が出来る。だから看護補助の仕事は誰でも出来んねん。でも、上の方になるにつれて責任も仕事も増える。だから手が回れへん事がある。そこを手伝って欲しい。ここの病棟は仕事が出来るやつを求めてない。気が付くやつが欲しいねん。

あれから10年以上が経ち、思う事がある。

病棟に限らず、そこに居るみんなの仕事は誰かの仕事ではなくて、みんなの仕事なのではないか、と。例えば家事だと、料理を作ったり洗濯したり掃除したり、する事はいっぱいある。でもそれは、誰か1人がしなけれはいけないことではなくて、家の中の誰かがすればいい。その誰かのおかげで他の人が助かり、助かった人は違う何かをする事によって他の人が助かる。

最近病棟で、それ私の仕事やから置いといて下さい。って言葉をよく聞く気がする。その時に言うのが、誰かの仕事なんかないですよ。みんなの仕事です。

みんなで手分けしてやった方がいい事もあるし、一緒にやった方がいい事もある。

やっぱり同じ空間を共有するなら、楽しくしたい。自分だけがやってる。自分だけがやらされてる。そんな事考えながら仕事してても楽しくない。

忙しそうにしてる人がいれば、一緒にして早く終わらせてしまおう。まぁ看護の仕事はひとりでやるより複数人でやる方がいい事の方が多いし、患者への負担も少なくなる。

ついつい自分の仕事の事ばっかり考えてしまうと、自分ばっかりあんなこともこんなこともしてるのに、とか考えてしまいがちになる。

あなたのしたことによって誰かは楽になり、その楽になった人は手が空いたから他の人と一緒に仕事をして、ってコレをグルグル回していけばみんなでみんなを支え合う素晴らしいチームが出来ると思うんよね。

気を遣わずに楽しく働ける職場って大事よね!?

毎日面白おかしく仕事が出来たら最高よね!?

自分がする事によって変わる事なんて微々たるものだと思う。けど、何もしなければ何も変わらない。なので、率先して物事に取り組んでいけばみんなが同じようになっていかないかな〜なんて。

情けは人の為ならずやね。

おやすみなさい

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