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今まででいちばんシリーズ⑥怖かったこと

シリーズ第6弾は怖かったこと3選です


<➀山犬に追われる>

皆さんは山犬をご存じですか? 今は山犬はおろか、野良犬も見かけなくなりましたね。簡単に言うと、町でうろついているのが野良犬で、山にいるのが山犬です。山犬の方がより野性的で、獰猛です。昔は山に行くとそんな山犬がたくさんいました。

山犬は怖い

私は小学生のころから山登りが好きで、最初の小学生低学年の頃は父親と一緒に、高学年ごろからは一人で山に行くようになりました。六甲山にはハイキングコースからロッククライミングコースまで豊富にあるので、いろいろなコースにチャレンジしていました。しかし、山には必ず山犬がいました。山犬は比較的ふもとに近いところで群れをつくって行動しています。

ある時、沢に出て歩いていると、山犬が数頭出て来ました。向こうもこちらに気づいた様子で、唸り声をあげて威嚇しています。向こうもびっくりしたのかもしれませんが、こちらも恐怖です。父親からは「山犬に出会っても、絶対に走って逃げたらあかんぞ」「追いかけてくるぞ」と、言われていたのですが、そんなことより足がすくんで動けません。恐る恐る後ずさりしてゆっくり立ち去りました。向こうも私がいなくなってほっとしたのか追いかけてくることはありませんでした。昔は犬に噛まれたら狂犬病に掛かること間違いなしだったので、心底ほっとしました。

それ以来犬がとても怖かったのですが、今はそのトラウマも克服して犬を飼っています。

<②やくざの事務所に連れ込まれた>

運転免許取り立ての頃です。今の家内とドライブの帰り、名神高速の出口が混んでいて渋滞していました。ちょうど合流地点だったので、そろりそろりと車を進めていったのですが、近寄りすぎて前の車の後ろのバンパーにコツンと当たってしまったのです。

大きなアメ車でした。傷なんてありませんでしたが、出てきたのは“強面の方々”でした。「ちょっとついてきてくれるか」と彼らの事務所まで連れ込まれたのです。家内を車において、一人で事務所に入り、テーブルに座らされ、刃物をちらつかされた時はちびりそうになったのを忘れることができません。

怖い人たち

ほんと怖かったです。後の交渉は保険会社の方が間に入ってくれて、無事に終わりました。

<③コンクリートの塀に頭から落ちた>

これはコロナ禍真っ最中の時の話です。休日に家で外回りの整理をしていました。ちょうど1段上がったところから降りようとした時、足を踏み外してしまったのです。目の前には隣のコンクリートの塀が迫っています。両手には整理していた荷物が握られていたため、なんと頭からダイブしたのです。

全体重が頭に集中したまま壁に激突しました。星がちらつくといったレベルではなく、大きな音がして一瞬目の前が真っ暗(真っ白ではなく真っ暗です)になりました。「あ~死んだな」という感情がよぎりました。しかし、次の瞬間は立つことが出来ました。さぞかし血が出ているだろうと思って頭に手をやりましたが血は出ていない様子。「あれ?何ともない?」と、ちょっと拍子抜けです。ちょうど額の真ん中一番固いところだったのが幸いしたのか、全くの無傷だったのです。文字通りの“石頭”だったんでしょうか。

恐怖のダイブ

しかし、ぶつかった瞬間の、あの「あ~死んだな」という記憶だけは思い出すと寒気がします。

以上怖かったこと3選でした。

今回も読んでいただきありがとうございました。次回は最終章で、地震のことを取り上げようと思います。こちらも見ていただけると嬉しいです。良ければスキ・フォローをお願いします。

<おまけ④怖くて不思議なこと>

しゃべるヒーター

家には足元用にセラミックファンヒーターがいくつかあります。

ある晩のこと、私はすでに寝ていたのですが、深夜の2時ごろ、家内がいた居間に、急に外国人らしき「ハロー、ハロー」という声が聞こえてきたというのです。幽霊にしては何か変だと思ってよく耳を澄ますと、その声はファンヒーターから聞こえるというのです。

「ざ~ざ~」という雑音もありましたが、結構はっきり聞こえたそうです。それから2~3回そういう事がありました。そのファンヒーターは中国製です。

あまり具体的に写真とか載せると、闇に葬られてしまいそうで怖いのでやめておきますが、電子機器の混線でしょうか? 盗聴器や通信機が仕込まれているのでしょうか?

応答がなかったので、“かけ間違い”に気が付いたのか、今はもう何も起こらなくなりました。

ちょっと怖くて、ちょっと不思議なことのおまけでした。

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