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各科目の勉強方法・参考書について

まずはこちらの記事をご覧ください。

各試験科目の、私が学部生時代に授業で扱った参考書・教科書と私の勉強方法を記載します。

数学

数学の参考書として挙げましたが、基本的に何でも良いと思います。そこまで深い知識を問われることはなく、基本的事項が満遍なく出題されるスタイルなので、基本的事項が書かれてある参考書であれば何でも大丈夫です。私はそこまで教科書を用いて勉強はしておらず、ほとんど院試の過去問を解いて、足りない知識を補う形で教科書を使っていました。

アルゴリズム

参考書はありません。授業は資料が配布されたので、その資料を用いていました。著作権の観点上、同封することはできませんが、こちらも基本的なアルゴリズムを説明しているだけなので、各自の大学の授業資料・参考書で十分だと思います。基本的なアルゴリズムさえ抑えていれば問題ないと思います。

あえて付け加えると、私は利用していませんでしたが、友人は次の参考書を使って勉強したと言っていました。

統計学

良書です。隅から隅まで何度も読み返しました。難解な箇所はありますが、必要な知識が過不足なく記載されています。この一冊を完璧に理解すれば、過去問は問題なく満点近く取れるでしょう。ただし、令和元年・1年と連続して急に難しい知識問題が出題されましたが、これへの対応は難しいと思います。同期との共通認識では、このような問題は捨て問です。なかなかここまでの知識問題をカバーできるような参考書はないと思います。この対策をするくらいなら、今回紹介した教科書をもう1周した方が実力がつくと思います。

情報理論

こちらも良書です。こちらと合わせて、京大の西田先生が2004~2019年度に京都大学工学部情報学科で講義した「情報符号理論」(当初は,「情報理論」)の講義スライドとノートをまとめたサイトを用いて勉強することをお勧めします。

基本的には参考書を隅から隅まで理解するように勉強をすれば良いと思います。説明はかなり詳しく書かれてあり、過去問を解くのに十分な知識が得られます。ただし、問題の解答はあまり詳しくありません。西田先生の講義スライドは、特に通信路容量をグラフで捉えて理解する際に重要なことが記載されています。これは参考書には記載されていません。近年の問題では、そこまで計算量が多い問題は出題されていませんが、過去の問題を解く際に、通信路容量あたりの問題を定義式通りに解こうとすると、かなりの労力がかかってしまい、なかなかうまく解けません。それをグラフで解けるように理解できると、かなり楽に解くことができるようになります。

信号処理

こちらは参考書はありません。授業は資料が配られて、基本的にはそれで勉強をしていました。著作権の観点からお配りすることはできません。個人的に授業資料の補助として利用していた参考書を記載します。

補助的に利用していたwebサイトはこちらです。

信号処理は深く理解しようとすると、他の科目と比べてかなり時間がかかってしまう科目であると思います。しかしながら、一度完璧に理解できれば、他の科目よりも安定して高得点を取ることが可能になると思います。個人的には信号処理を完璧にすることができれば、院試合格はかなり近づくと思っています。

パターン認識と機械学習

勉強していません、と言えば嘘になります。一応名著(と言われている)PRMLの上巻・下巻をやりましたが、他の科目に比べて格段に難しく、覚える量も多いので、途中から勉強をやめました。個人的にはお勧めはしませんが、統計学・信号処理・情報理論のいずれかよりも解きやすいと思えるようであれば、勉強してみる価値はあるかもしれません。


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