仕事の振り返りでよくある「あの時もっと上手くやれたな…」に対抗し、今日がちょっと楽しくなる一つの案
真面目な記事ですが、昨日よりも今日からちょっと仕事が楽しくなったり、ワクワクするものになるかもしれない、そんな記事を書きます。
仕事をしていると何らかの節目であったり、過去を振り返らざるを得ない出来事、時には失敗なんかもあると思います。
そんな時、往々にして「あの時もっと頭使っておけば…」とか「なんであの時気づけなかったんだ…」とか、「もっと頑張れたな…」とか…
そんな感じの感覚に陥ったりするわけです。
少なくとも僕はよくあります。
そんな状況を改善できるかもしれない話をする、というとお硬く聞こえますが、総じてちょっと仕事にワクワクできるようになる、そんな話になるんじゃないかなと思っています。
なんで後悔は先に立たないのか
要は後悔が先に立てばいいんです。でも、中々どうして立ってくれません。
めちゃくちゃ仕事に対して熱意、エネルギーがあって、常にめちゃくちゃ頭を使っていて、そんな自分が楽しい、そんな自分にも周りにも易のある夢のような感覚でず〜〜〜っと仕事ができればなんて思ったりするわけですが、そう上手くはいかない。
なんやかんやで気づいたら時間が流れていて、「あれ、今日の仕事は本当に価値を生んでいたのか?」となったり、何らか気づいたときにはもう時すでに遅し状態だったり。
そうならないようによくある手として、メモを見えるところに貼ったりして忘れないようにする、とかをやったことある方もいるかもしれません。
僕もやったことありますが、往々にして見るべきときに見れていなくて、後から見て思い出し、気づく。
本当はリアルタイムに考え気づけているのがベストで、もうその時点で一手二手遅れているわけです。
ここで話は変わりますが、僕は今(約午前2時)とてもお腹が空いています。
頭ではこんな時間から食べちゃいけないとわかっていながらも、コンビニに行けばお菓子だったりカップラーメンだったり、いろんなものが食べられるようになるので、考えたくないにも関わらず「あ〜何か食べたいなー、でも糖質は抑えたいから食べるとしても◯◯あたりか…?」なんてことをずっと考えていて、この記事の執筆に集中できていません。
でもこれは逆に言えば、「考えたくなくてもつい考えちゃっている」、そして「何なら行動に起こそうとしている」状況です。
これが深夜の飯じゃなくて仕事だったらいいわけです。
ということでちょっと深ぼってみましょう。
そのミッションに感情が紐づいているか?
いきなり本記事のメインの話を書くと、要は「自分が抱えている仕事、ミッションを達成したときに、どれくらい喜んでいる自分を想像できるか?またもし上手く行かなかったときに、どれくらい悔しがれるか?」を考えていくことこそが、今回のメインの話です。
僕は知っています。この時間に食べるカップラーメンが劇的に美味いことを。
なのでつい想像しちゃいます。もし今コンビニに行ってカップラーメンを買って食べられたらどんなに素晴らしいことか、と。
太りたくないとか色々と困難はあるわけですが、そこで諦めずに「カップラーメンには最近糖質カットされているモデルがあるはずだ」とか「このあたりの店だったらどこで買えたっけ」とか、乗り越えるために色々と考えます。
なんならそんな経験を経て、糖質カット系のカップラーメンを家に常備していたりもします。
これは「深夜に食べるカップラーメンが劇的に上手く、それを享受したい」という思いがあってこそ、です。
だからつい思考が働き、壁があっても乗り越えようとし、行動に移せる、と。
では仕事ではどうでしょうか?
多くの場合において、仕事においては自分のミッション、目標が存在するはずです。
そして残念なことに、そのミッションは自分で決めたものではなく「上から降ってきたもの」であったりすることもあるかもしれません。
飯でいうと、腹減ってない状態で飯を食うことがミッションになってるようなものでしょうか。
そんな状態ではどうやっても「つい思考が働き、壁があっても乗り越えようとし、行動に移せる」なんて状態にはなれないと思います。
ではどうしましょうか。
自分の感情が乗るまで、自分のミッションを自分の中でアップデートしまくる
多くの場合において、「ミッションを達成すること」は求められますが「ミッションを達成するために工夫をすること」は止められないと思います。
もし自分の環境はその工夫すら咎められる、という場合、ちょっとこれから先の話は読んでもしんどくなるだけかもしれません。すみません。
つまり、最終到着地点がズレていなければ、その道のりは結構自分で自由に決められたりもするわけです。
僕の所属しているアトラエという会社の場合、その到着地点すら自分で決めていくという仕事のスタイルになるので、工夫できる範囲は余計に大きかったりもします。(その分の責任ももちろんありますが)
工夫の仕方、ヒントは人によって全然違います。
例えばですが
チームメンバーと競争するような形が一番燃える
顧客のことを知れば知るほど、なんとか力になりたいと思える
みんながノッてる状態を作れると、自分も楽しい
時間に制限を設けてクリアできるかどうかのゲーム感覚にするとアガる
自分の限界を一歩越えるような目標の中で痺れる戦いがしたい
他のチームメンバーが抑えていない観点、役割を持つことで穴を塞ぐ、策士のような動きがしたい
とか、もちろんまだまだ大量に出てくると思われます。
こういう工夫やヒントのうちどれが刺さるかは人によって違い、自分の中にしか答えはないので、「外から降ってくるミッション」に都合よく織り込まれていることはあまりないのは当然といえば当然ですね。
なのでスパイスは自分で振りかけるしかないのです。
そしてスパイスがいい具合にかかっているか?を確かめる基準となるのが「ミッションを達成したときに、どれくらい喜んでいる自分を想像できるか?またもし上手く行かなかったときに、どれくらい悔しがれるか?」です。
達成できているときを想像したときにそれがワクワクするものであればあるほどなんとしても達成してそれを味わいたくなるし、失敗したときの悔しさが大きければ大きいほど、絶対に勝つという熱量になったりします。
まずミッションがあって、それを自分流にちょっとアップデートしてみる。
そして↑の問いを置いてみる。
まだちょっとワクワクは足りない。
であればまたちょっと形を変えてみたり、数日置いて考えてみたり、誰かに相談してみたりする。
そうやっていくうちに「どうしても成し遂げたいこと」にまで昇華できるなんてことがあれば、もうその仕事はあなたのものであり、どうすれば上手くいくかをつい考えたり、このままだと達成できないんじゃないかと早めに気づき行動を変えられたり、そういった源泉になっていく、といった感じです。
これは当然ミッションの成功確率を上げていくことになるので、自分も楽しいし会社も嬉しい、より価値が生まれ社会全体にとってもいい、というALL WINに近づいていくことであり、不幸にはなりません。
最高に仕事が楽しい!というところまでいくのは、また別の話
もちろん、この話は「そのミッションのポテンシャルを引き出す」という話です。
元々60点のワクワク度が最高到達点のミッションで、今が30点だとしたときにそれを60点に近づける、といった話です。
なので100点に持っていくためにはこれだけでは足りないわけですが、少なくとも「自分の力で30点を60点にできた」という経験を持っている人でないと、100点には到達できないと思います。
なぜなら、ワクワクするのは自分である以上、100点のワクワクを生み出せるのは自分しかおらず、隣の芝が青く見えるノリで環境を変えたらたまたま手に入った、みたいなことにはならないからです。
最終的には幸せは自分で掴み取ってこそ最高の幸せなんだ、的な話で、どこでどう間違ってこの記事の着地がここになっているのか自分でも最早意味がわかりませんが、その一歩として「ミッションを自分の感情が動くものにアップデートする」というのはおすすめなので、興味があればぜひ。
この手の話をもっと細かく、より体系だってインプットしたい場合はジョブ・クラフティングとかが近い話になるのかな?と思うので、そういった話もいいかもしれません。
この記事を読んでくれた人の仕事が少しでも誰かのものから自分のものにもなり、ちょっと楽しくなることを願いつつ、カップラーメンを食べて太ってきます。