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テレワーク(在宅勤務,リモートワーク)を1ヶ月行って感じたテレワークの良し悪しと、アフターコロナに期待すること

こんにちは。
ku#26です。

コロナ禍で働き方に変化があった方も多いのではないでしょうか?
かく言う僕もその一人で、テレワーク(在宅勤務)を始めて1ヶ月以上経過しました。

アフターコロナが叫ばれ始めた今だからこそ、
テレワークの良し悪しについて、振り返ってみたいと思います。
(基本的にはテレワークを経験して、良かったと感じているクチです)

○前提:僕の仕事と性質
・素材メーカーの営業マンです。
・販売に関わる川上から川下までの全業務が、担当業務になります。(業界調査、戦略設定、商品提案、サプライチェーン提案、価格交渉、受注管理、製造との調整、お客様対応など)
・バリバリのルート営業ですので、商談相手は固定されており、ほとんどの方と人間関係が構築されていました。
・週2~3日出張で、残りはオフィスワーク、というスケジュールが多かったです。
※独身の意見なので、ご家族やお子さまがいらっしゃる方は、また違う意見になられると思います。
※また、基本的に出不精なので、テレワークが性に合っていたのかも知れません。

○テレワークになって良かったこと
1.アポ取得の容易化
・まずは、アポが取りやすくなったことが挙げられます。
・オンライン会議が一気に普及したことで、お客様を訪問する移動時間を考慮する必要が無くなったからです。
・副次的な効果として、他拠点とも会議を繋げるオンライン会議の性質を生かして、海外を含む他拠点のキーマンを、一つの会議に集められるようになりました。結果として、全員にワンボイスで課題やスケジュールが共有でき、その場でキーマンに確認が出来たり、方針決定が行える為、案件がスムーズに進捗するようになりました。

2.電子決裁の活用、習熟度向上
・僕の会社だけかも知れませんが、これまでは、電子決裁の機能はあるものの、結局、面着しての上申が必要であり、上司に会える時間を確保しないといけなかったりして、電子決裁の利点(いつでも、どこでも行える)を活用しきれているとは言いがたい状況がありました。
・今回、強制的に、電子決裁の機能を活用しないといけない環境になった結果、真の意味で電子決裁を活用出来るようになりました。

3.会議進行の効率化
・直接顔を合わさないので、アイスブレークに要する時間が減りました。
・また、資料を画面共有で主導的に行えるので、今どの議題を話すのか、資料開示者がコントロールしやすくなりました。
・すぐ本題に入れますし、議題も共有しやすいので、会議進行がやりやすくなったと思います。

4.まとまった個人の時間の確保
・自分の中で一番大きいのが、これです。アウトプットの質と量が圧倒的に向上しましたし、残業も減りました。
・これまでは、散発的な上司の作業指示により、自分自身の、頭の整理と作業が中断され、結果、作業が非効率になってしまう傾向 がありました。
(これは、単純に上司を責めるのでは無く、組織であれば数珠繋ぎで仕事が発生しますから、上司自身も更に上の上司から指示が降ってきている為です。ある意味、恒常的に顔を合わせる環境では、心情として頼みやすいですから、致し方無い面があるとも思っています)
・テレワークにおいては、物理的に周りから切り離されているため、まとまった個人の時間 が確保できます。結果、自分で頭を整理した上で、アウトプットに辿り着くまで集中的にワーク出来る為、自分にとっては非常に効率的になりました。

○テレワークになって悪かったこと
1.会議の乱立
・アポ取得が容易になったこと、物理的に会議室が不要になったこと、そしてこれまで立ち話で済んでいた様な事柄も全体共有を行うには、会議が必要になったことから、会議の件数は増えました。
・テレワークが始まって1ヶ月経過した今は、少しずつ淘汰されていき、沈静化した印象ですが、アポ取得の容易化の裏返しとして、会議の乱立傾向 はあると思うので、自律的な会議設定が必要です。

2.発言者の限定化
・どうしても、発言がターン制になるため、発言者が限定されていきます。
・会議の進行は早まるのですが、ゆっくり冷静に考えて良い意見を出す人も多くいますので、議題ごとに全員の意見を聞く時間を設けるのが良いです。
・会議後に、個別に意見を集めるのは、派閥化しやすいので余り好きではありませんが、プライベートに踏み込む様な議題(育児、介護 など)は、全体の場での発言は、憚られることもありましょうから、使い分けだと思います。

3.お客様と面着出来ないこと
・営業マンとして、一番のネックは、これだと思います。
・関係性が構築できているお客様とは大抵のことは、メール、電話、オンライン会議で片を付けられます。
・ただし、「初対面のご挨拶」「コンペの提案」「謝罪」この3局面は、必ず面着する必要があると改めて感じました。順に説明します。
・「初対面のご挨拶」
人は第一印象が9割。とも言うとおり、やはり最初はお会いして、会話しないと人間関係は始まらないと思います。
・「コンペの提案」
先方の状況や競合他者の状況を見抜くには、先方の一挙手一投足に目を配る必要 があります。全ての動きにヒントが込められていると思って間違いありません。(逆にクロージングは、オンライン会議できる問題無いです)
・「謝罪」
これは、説明不要と思いますが、誠意は合わないと真の意味では伝わりません。

○アフターコロナに期待すること
・テレワークとオンライン会議の定着化
シンプルですが、この一点です。それさえ出来れば、今回の経験を基盤にしたより柔軟な働き方が構築出来ると思います。

以上です。

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