プリンに胡椒
プリンに胡椒をかけると美味い。高校の時の世界史の先生がいつもそう言っていた。
古代のヨーロッパでは胡椒は富の象徴で、わざわざシルクロードを経由してアジアから持ってこさせるというところが当時の金持ちの心に響いたらしい。そういう訳で何にでも胡椒をかける金持ちが多くいたとかいないとか。
これは何にでも牛乳を注ぐ女。関係ありそうで全く関係はない。私はプリンに牛乳をかけたことはない。
世界史の授業で覚えてることはほとんどないが、プリンに胡椒だけは脳裏に焼き付いている。焼き付いていると言ったが別に焼きプリンである必要はない。
そんな訳で、何年か前に実際に試したことがある。
使ったのはエスビー食品のテーブルコショー。本来はあらびきブラックペッパーとかそういうのがいいかもしれないのだが、我が家には他に塩コショウしかなかった。両方賞味期限が切れていた。その2つならテーブルコショー一択である。
https://www.sbfoods.co.jp/products/detail/13457.html
結論としては、シナモンプリンである。シナモンも胡椒も言ってしまえばスパイスなので、なるほどなーとなった記憶がある。(その後積極的にプリンにかけているわけではないので、大した味では無いのだろう。)少なくともマイナスに作用してはいない。刺激的な香りと風味がアクセントにはなる。なるけど荒削りな感はある(テーブルコショーは死ぬほど細かいが)。濃厚なプリンならより引き立つかな。
プリンに胡椒は当時のヨーロッパの金持ちの気分を味わうことが出来るという点では優れているが、テーブルコショーの使い道としてはラーメンにかけた方がいい。ラーメンにはテーブルコショーだ。気取ったブラックペッパーなぞは要らぬ。街中華の気取らぬテーブルコショー。これが戦後以降の日本庶民に根付く味なのだ。
追伸
エスビー食品さんへ。テーブルコショーを期限内に使いきれたことがありません。諦めてホニャララ年経ったテーブルコショーを使っていたりするのですが、いつまでなら人体に問題なく食べられますかね?味は諦めますので限界耐用年数を知りたいです。(新しいのを買え)
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