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旅は道連れ【GRⅢxを買いました】

"そのとき"にシャッターを切ることが、良い写真を撮るコツだと感じます。




先日、数年ぶりにカメラを買いました。GRⅢxというコンパクトデジタルカメラです。ある日のこと、急にこのカメラのことが気になりはじめました。あまり使ってなかったレンズを気づいたら売っていて、それを足しにGRを手に入れました。このnoteではスペックなどの数値上の話よりも、もっと感覚的なところで、数週間使ってみて感じたことを書いていきます。


①"第二の"選択肢

このカメラで一番気に入ってるところはその小ささです。そのおかげで常に取り出せるところに置くことができます。ここまでコンパクトでなければまちがいなく買っていなかったです。サッと出せてパッと撮れる。これ以外の機能はこのカメラには求めていません。いい写真を撮るための必要条件はきたるその瞬間にカメラを持っているか否かです。突拍子もないことを言うと目で見た景色がそのまま保存されてくれるのがベストですが、今はまだ2022年、それはまだ先のお話でしょう。網膜映像保存(と定義すれば)に次ぐ第二の方法として、このGRがあると思います。


②普通が一番

僕は目で見た以上のことは写真に求めません。普通に撮れて(ほぼ)見たままが写るこのカメラは、今の写真との向き合い方にマッチしていました。26.1mm(40mm相当の画角)のレンズは目の前の景色を誇張することなく写してくれます。自分の気づき力とか観察眼にはそれなりに自信があるので、それをもれなく撮ることができると感じます。


③タイムラグ

先述したように、理想は網膜映像保存なのでピンときたのと同時に目の前の景色を保存したいですが、現実はどうしてもシャッターを切る瞬間とのタイムラグがあります。良いスナップ写真を撮る上で、それをなるべく短くすることが大事だと思います。

あらかじめ予防線を張っておくと、そのタイムラグを伸ばすこともまた写真の性質に変化が出せます。僕はマニュアルでじっくり撮るレンズも持っているので、それとの差がおもしろいです。

GRは起動がとてもはやい。抜群の携帯性とも相まって、タイムラグを極限まで減らせます。気づいたときには電源がついたカメラをかまえることができます。日常生活では常にカメラを右手に持っているなんてことはできないので、その速さは大きな利点です。

④このカメラで撮ってみたいもの

これまでは結果について書いてきましたが、すこしイメージをふくらませて、GRで撮ったらおもしろそうな場面について考えてみます。

一つ目は人物の写真です。といっても、モデルさんを道に立たせて…といういわゆるポートレートではなく、そのひとの周りの環境も含めて一枚にした、Environmental Portraitと呼ばれる写真が理想です。カメラがとても小さいので、その場の空気に寄り添って撮れるのではないかと思います。

二つ目は結婚式やなにかのイベントなど、ハレの日の写真です。これも同様に、カメラをあまり意識されずに撮りたいシーンです。仕事で撮っている方は別にして、ひとりの参加者として撮るときはこのカメラが重宝しそうだと感じます。


⑤撮った写真を見てください

だらだら書く前に写真を見せろと言われそうです。買って数週間で撮った写真の一部を載せます。なにかしら参考になればうれしいです。


ついこの前宮崎と鹿児島を旅したので、そのときに撮った写真がほとんどですが、このテンポ感伝わりますでしょうか。さくさく撮れるので楽しいです。網膜映像保存ができるまでは、今後も使い倒そうと思います。

ではまた!



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