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コペンハーゲン滞在記(6)

到着11日目,2回目の週末です。
観光の余裕ができて,オペラハウスへ。
バックステージツアーに参加しました。
おもに土日開催,135DKK(約2700円)。

2005年オープン,約1500席。
オペラ中心でバレエや演劇も上演。
女王は年20-30回,来場されるそうです。

総工費35M€(約50億円)は,グローバル海運企業
マースクからの寄付。パーパス動画が素敵です。
Improving life for all by integrating the world
(世界をつなぎ,すべての人により良い生活を)

設計は,デンマークの建築家ヘニング・ラーセン。
Maxが授業をしていたCBSの建物も彼の作品でした。

ツアー開始を待ってます
カフェから見えるアマリエンボー宮殿
館内はメープルカラーが印象的
ツアーガイドはユーモアたっぷり!

来週から始まるオペラ「カルメン」の
リハーサルを見ることができました。
ほぼ無人の館内,響き渡る歌声の迫力!

バックステージは撮影禁止ですが,
最後にステージ上からの撮影だけOK。

ステージから見える景色


今週はピアノリハ,来週からオケが参加。
デンマーク王立管弦楽団は世界最古のオーケストラ。
1448年設立。15世紀!!

クラシック・コンサートのプロデュースを
始めて以来,オーケストラピットやリハ室,
照明の配置がとても気になります。

数字は演者の立ち位置を示してるんですね。
場当たりが想像できる・・

違う演目で使う舞台装置の入れ替えは
ステージの左右と後方にまるっと準備。
平行移動させて最大5分で完了。

・・これって,トヨタ流の外段取り。
その発想もスペースを作れたこともすごい。

さまざまな演目が次々上演できるのは
バックヤードに理由がありました!

劇場内にはシャンデリアがなく,天井はゴールド。
小さな7つのライトが並び,7つの海を象徴。
シャンデリアは3つ,ホールの外にありました。

25歳未満の方向けに年1000DKK(約2万円)で
何回でも劇場に通えるサブスクチケットも。
オペラハウスの座席も,最上階の立ち見席は
おもに若者向けに20€(約2800円)で販売。
寄付元であるマースク氏の強い意向だったとか。


若い世代向けのマーケティングは
どの国でも大切みたいです。


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