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ト書きの禁じ手

好きな指南書「『感情』から書く脚本術」をめくる。

ぱらぱらっとめくって目に付いたのが、

1.撮影指示を書かない

初心者だと、どこからどこまでが脚本の領分なのか区別がつかなくて書きすぎてしまうことも。「おっさん」の三話で音楽室のカーテンが風に揺れていたけれど、作家によっては「窓から吹き込む風でカーテンが揺れている」と書く人もいるけど、書かずに演出家がそのような演出をすることもある。必ずやってほしいことは書くべきだけど、まあその塩梅は難しいところ。大事なのは一行ト書きが増えるごとに尺も増えるので、そこが何となく比例関係にあることも忘れずにいたい。

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