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98㎏から75㎏を目指すバンドマンの復活日記 その2 ダイエット初日

ダイエットとトレーニングの開始

2021年5月17日(月)ダイエットとトレーニングの開始。

実はダイエットしなあかんな~と思いながらもチンタラしていた数か月間で2㎏瘦せていたようで、96㎏になっていた。

植田健一からのメニューは以下、

・腕立て10回
・腹筋ローラー10回
・腹筋10回
・スクワット10回
これを毎日1日3セット
・3キロジョギングを毎日

かつては動けていた人間なので、
運動不足10年のキャリアをもってしてもなんとか行けそうな気がした。

初日は筋肉痛などないから思いっきりやればいい

そう思って筋トレはなんとかやり切ったが
夜、ジョギングする時間になると外は大雨だった。

雨の日は家の階段を15分昇り降りする約束だったが、家は疲れた嫁と小さい子2人が寝ているので、会社の階段を使わなくてはならない。
しかし、会社は昭和の作りの家で階段が狭く怪我のリスクが大きい。

ふと思ったのは、会社は「山手一番街」という商店街にあって、高槻でアーケードのある商店街3つのうちのひとつでもある。
商店街の長さは100mくらいで、まるで隠しダンジョンみたいに高槻の山奥でひっそりと存在している。

ここを30往復か…

山手一番街30往復の地獄

走ってみると3往復で飽きた。
5往復で息が限界になり、
8往復で太ももに力が入らなくなった。
まだ3分の1も到達してない…

……………………。

山手一番街は昼間からほとんど人通りはないシャッター商店街。
夜になると世界でたった一人だけになってしまったのではないかと思うくらい静かだ。
唯一の飲食店にて繁盛店「けんくら」という飲み屋があるけど、今は緊急事態宣言中なので営業はやってなく、静けさオン静けさというところだろうか。

そこにうめき声にも似たオッサンのゼーハーという息切れの声と地球の重力に押しつぶされてぺちゃんこになってしまうのではないかと思うほどのベダンベダンという足音は近所迷惑だったに違いない。
よく通報されなかったなと。

3キロを走り終えたときの状態は、雨に打たれているのと変わらない状態の汗でぐっしょりになり、よくいう「ぼろぞうきん」の状態だった。
「ぼろぞうきん」の中でも「#牛乳をこぼしたときに使われてしまったぞうきん」にタグ付けされる。

失神寸前の頭の中で、これを毎日しないといけないことに早くも絶望をしていた。
ちびまる子ちゃんによく表現される「顔に縦線」が、もう、バーコードみたいにおでこに並んでいた。

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※走ったところが赤く塗りつぶされるシステムのアプリを使用

会社の売り上げが上がらなかったときも、社員がいっぺんに辞めてしまったときも絶望はしなかった。
人よりも丈夫に心ができていて、前向き偏差値というのがあれば国公立大学に入れるくらいのポジティブ人間ではあるが、しんどすぎて、この度、猛烈に絶望しております。

そして、運動不足10年の恐怖は、その日ではない、翌日にやってくるのだ

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