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産業医からのにじいろ処方箋#21:多様性についての議論に居心地の悪さを感じたら気に留めてほしい4つのルール

多様性の議論は居心地が悪いもの

近年ダイバーシティやDEIといった言葉を以前よりも多く耳にするようになったのではないでしょうか。

または、「〇〇と言ってはいけない時代」と、自分がこれまで慣れ親しんできた常識を打ち破られ、どうして良いか分からない人も多いように思います。

そんな人達が「多様性を押し付けられている」「なんだか肩身が狭い」そう思うのも無理はないでしょう。

多様性について議論をするということは、これまで自分が無意識に享受してきた特権に目を向け、時に自分がこれまで加担してきた差別的構造を認め、自分自身が無意識に信仰してきた固定概念を自己批判することにほかなりません。

そのプロセスは概して居心地の良いものではなく、新たなアイデンティティが安定するまでの間、心理的な抵抗を感じるのが普通です。

そんな居心地の悪さを乗り越え、建設的に多様性の議論を進めるために、私が主宰するNijihubでは4つのルールを提示しています。

下記はNijihub1周年を機に、私がメンバー宛に発信した内容を改変したものです。より多くの人の参考になればと思い、こちらにも掲載させて頂きます。

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