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余白

同僚に誘われて、急遽「天気の子」を鑑賞してきた。

簡単な感想としては
予想していた通りのクライマックスであったけど
予想していなかった結末を迎える。
良い意味で裏切られた映画だった。

そして、今回も余白の多い作品だった。

私自身、新海誠監督の作品はそれなりに見てきたけれども
どの作品にも余白が多い。

秒速5センチメートルも映画だけ見ると腑に落ちない部分が多い。

ただ、小説版を読んで登場人物たちの背景を知った上で
もう一度映画を見直すと全く違った作品に見える。

「天気の子」も劇中に語られていないディテールが多数ある。

このような余白のコンテンツがあるのは面白い。

人も余白を持つことによってと生産性が上がると言われているが
コンテンツは余白によって魅力が上がる。

解釈に幅を持たせることによって、自分自身が受け身でなく能動的に楽しむことができるからだろうか。

もしくは自分に都合よく解釈することによって、満足度をあげているのだろうか。

はたまたその余白に何を埋めるのか、埋まってくるのかわからない不確実性にワクワクさせられるのか。

どれも当てはまる気がするけど、どれも当てはまらない気がする。

それが「余白」の魅力なのかもしれない。

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