7年ぶりの訪韓ドタバタ劇【13】高速電車からまた昔の電車へ
長々と続けているのに未だ3泊4日の2日目夜の話をしているこのシリーズですが、まだまだ2日目の夜の話を…
しかし、地下鉄に乗っていたのに何故また地上に出ているのか。まだ東大門どころか往十里でもないのに…
ソウルスp(ソウルの森)の放送に、つい吸い出されてしまったココは、聖水洞の南東端。おおお見えているのはSMエンタの本社が移ってきた「アクロソウルフォレスト」かぁ…と7年ぶりの聖水洞に感慨しきり。このとき21時46分なんですけどね…
と、まあなんかさも「今のソウルを楽しんでます!」的な書き方ですが、目的はぜんぜん違って過去に遡っていく道筋。そう、第6章と同じことを別の場所で…
ということで22時前に外国人が「むかし探索」に…(不審者バリバリ)
この微妙なナナメが、痕跡なのですねぇ昔の…
写真のナナメのビル・路地は、地図の西纛島里にある線路のカーブ区間。地図の時代はヘロヘロだった道は立派になり、そして路線廃止から約60年を経て尚、その痕跡を残す町割り…
場所の特定は、西纛島駅の東側にあるナナメの道路。これは1936年の地形図にも今の道路にもあるのですが、この写真のバス通りが今の現代グリーンアパートのところのナナメ道、なのですね…
この駅跡が、ココなのですね…
この光景、鉄道の痕跡が「無い」と言えば無いのですが(あからさまに線路跡とひと目で分かる道路とか空間がある訳ではない)、在るといえば在る(地図や建物の角度などから透けて見える)という状況で、そして私は情報を得て後者になっているので、見えるのです京城軌道西纛島駅が…
知らなければ「ただの道」が、高い解像度で「昔と今」が見えてくるのがこういう「まちあるき」の楽しく学びのある場面。電車の廃止から60年を経て尚、それを想起させる空間があるとはやはり感慨深く…
ということで早く宿に戻ろうと思いつつ深夜徘徊で結局見てしまった京城軌道の痕跡を反芻しつつ、バスに乗ります。
この2014番、元は西纛島駅の写真に写っている銀色のバスの今の姿で、京城軌道廃止後はこの後継ともなった路線。なんとも不思議な感覚になる、夜の車窓…
そして22時半、鍾路5街に戻ってきました。
もはや店じまいモードの広蔵市場屋台をちょっと寂しい思いで歩き、ちょっとだけ買い物をして、いつもの道に戻ってゆきます。
ちょっと寂しくなったソウルの夜を、ビールで流し込んでこの夜を終えます。明日はちょっとゆっくりできる朝。疲れを取れるかな…
(翌日の行動はコチラから)
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