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充足すると繁殖しなくなるのか?〜横浜トリエンナーレ2020に寄せて〜

毎回なんやかんやで良くも悪くもみてしまう、横浜トリエンナーレ2020。

今年はいままでにない、解説がついた。わかりやすくなって、わかりづらくなった。

現代美術ってテーマが重たいのにやたら抽象的だし、下手したらトラウマをえげつなく植え付けていくのだけど、まさに私にとって非日常なので、ついついみてしまう。

やっぱり印象的だったのは、エビ、海老、🦐…エコスフィアの話だ。いっときロフトでもハンズでも売ってたよね?水中のバクテリアと共生するから水替えも餌やりも不要で、置いておくだけで半永久的に生きる海老たち。

でもこの海老たち、決して繁殖しないのだそう。どうすればいいのか?エビのためのポルノ、というテーマでたくさんの作品があった。大変美術的な発想で、わたしは衝撃を受けたのだった。まあ、エビがでてる人間向けのポルノと紙一重ではあったけど。

繁殖って、3大欲求というか、生き物って子孫を残すために生きているのではないのか?しないことあるの?

それにもとっても驚いたので、良い展示だったなーと漠然と思った。

エビを傷つけてみたり、数を変えたり、、空腹にしたら?逆に満腹すぎる?広ければいい?なんでなんだろう。とっても不思議な話だなあ。天敵がいないから?他のところを知らないから?

答えはどこにもなく、どこまでが本当の話かもよくわからない。とにかく箱庭に飼われたエビたちは、セックスを知らずに死ぬらしい。

余裕のある暮らしすぎるのかなあ、、、在宅でだらけきって出社したいとか思うだめ会社員のわたしの例えではいまいち繋がらないけれど、そんなことも思ったりした午後8時。良い週末を過ごしたのち、ようやくの水曜日。

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