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【独断と偏見による本の要約】『適応障害の真実』和田秀樹〜多くの精神科が投薬治療なワケ〜

精神疾患には、精神療法と薬物療法という治療法があります。

精神療法ってのはカウンセリングや精神分析、認知行動療法らへんのこと。
薬物療法ってのは投薬治療全般のこと。

私知らなかったんだけど、今の精神科の教授って薬物療法の研究をする学者が占めてるんだって。

やっぱり教授になるには書いた論文の数が大事みたいで、1本の論文の書き上がる手軽さが肝になってるらしい。

カウンセリングの研究とかは治療効果がすぐ出るわけじゃないから1本の論文を書くのに長い経過を辿らないといけないし、相手が人間だから副作用も色々考慮しなきゃいけなくて大変。

逆に薬物療法だと、動物にピッと薬物を入れたら済む話で、重大な副作用が出ても動物だからOKってことで実験がサクサク進む。よって論文もじゃんじゃん出せる。

そんなこんなで精神療法系の学者が淘汰されていったことが、今の投薬治療一択みたいな精神科の発祥地になってるわけだそうです。

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