子どもに教えたいネットリテラシー

もうすぐ3歳になる子をもつカタハバ太郎です。
実は2003年より学校教育で新設された教科「情報」の教員を免許を持っております。

そこで今日は子どもに教えたいネットリテラシーと題して記事を書きたいと思います。


ネットリテラシーとは

簡単に言うとネットを介して利用する様々なツールを上手に正しく使うスキルのことです。

SNSやオンラインゲーム等のネットを介したツールについて、良いか悪いかという観点で議論しているのをよく見かけますが、大切なのは光と影を理解することだと思うんです。

光あるところには必ず影ができますよね。
つまり「遠くの人とのメールでのやり取り」という事象ひとつとっても、良いこと悪いことが共存している。ということです。

その光と影を理解した上で上手に使うこと、または使わない選択をすることが、ネットリテラシーの本質だと僕は考えます。


間接的につながることの理解

ネットリテラシーという言葉で表現しておりますが
難しく考えることはなくて、身近で習慣的にやっている連絡手段の選択もそれにあたります。
LINE、電話、直接対面で会話等、TPOに合わせて選択しているはずです。

一体なんでこんな選択をしているかというと、LINEや電話等、間接的に人とつながる場合には伝えたいことが正しく伝わらない可能性があるからですよね。
正しく伝わらないことで、相手を怒らせたり悲しませたりすることを回避したいわけです。

つまり、そこにはいない誰かがどう感じるかを想像しているんです。

ネットを介したコミュニケーションにおいては、そこにいない誰か=間接的につながる誰かへの思いやりを養うことが必要なんです。


幼少時にやるべきこと

では僕が考える、具体的に子どもへは何をすれば良いのか。ということをお話しします。

ずばり重要なことは、"直接的な体験を積む"ということです。

あれだけ「間接的につながる~」と言っておきながら恐縮ですが、理由はこうです。

自分が体験していないことは上手に想像ができないのです。
つまり思いやりのバリエーションを増やすためには、自身が色々と体験してみることが必要なのです。
※「体験していない事は想像することができない」という意味ではないのでご注意ください

バーチャルな玩具が悪いと言っているのではなく、偏らないように直接的な遊びも取り入れると良い。と僕は言いたいのです。

思いやりやモラルって、脳というより心で処理をする感じがしませんか?
僕はそういうイメージを持っておりましたが、調べてみると脳には記憶や言語を司る部分あるのと同じく、思いやりやモラルを司る部分がしっかりあるんですね。

そしてその部分は子ども時代にしか発達しません。
つまり、大切な発達時期を逃すと、もう二度と取り返しがつかないんですね。

で、話を戻すと、直接的な体験こそがその部分を発達させるのにものすごく有効という話なんですね。


かなり雑に説明しましたが、伝わりましたでしょうか。。。。
※脳科学の分野は新しい発見が今も続く分野なので明記してきますが、これは2020年の記事です


何が言いたかったかと言いますと
e-sportsが注目されたり、プログラミング学習の必要性についての広告を見たり、聞きなれない言葉が僕たち親の心を揺さぶりますが

子どもは外で遊べ!はそんなに間違ってないよ!

と言うことでした。

もちろん家で絵を書いたりアニメを見たりゲームをする時間も超大切ですよ!
→アラサーにしてゲーム好きのカタハバ太郎はこの一言を書かずに終われませんでした。ごめんなさい。

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