白い服の袖に中々手が通せない
そんな夢を見た。
僕は女性。
招かれた家の裏には綺麗な神殿があって、神秘的な雰囲気の池には水がほとんど残っていない。
水底まで透き通ったエメラルドグリーンだったりセルリアンブルーだったりまるで写真の中にいるようだ。
水が溜まった部分には大きな赤い金魚が泳いでいる。
池は深くないのだろうか、招かれた家の彼らは4人で水の上を走っている。
彼の家のお父さんに果樹園に誘われた。
出かける前にトイレに行く。
造りは狭く1K一人暮らしの備え付けの冷蔵庫のようだ。
うっかり中から足で蹴飛ばしたら扉が空いてお父さんと目が合う。
お父さんは気恥ずかしそうに隣の部屋に消えていく。
用を済ませたら、白い長袖のTシャツに着替える。
服選びはこれでよかっただろうか。
そんなことを思いながら居間を通り過ぎると、横目にみんなが白いシャツだったり、白いスカートだったりワンポイントにしているのが見えた。
よぉし。嬉しくなった。
長袖の白いシャツには中々手が通せない。
よく見ると右手の袖口が少し破れている。
強引に右手を押し込む。
ぐぐぐ、ぐぐぐ、ピピピッ
夢から目が覚めた。
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