新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

フルリモートワークの課題と対応

 朝日インタラクティブ社では、以前からGsuite、Slack、Backlog、Zoomなどを活用しており、一部でリモートワークも導入済みでした。さらに、東京オリンピックに備え、今年4月から全社導入する準備を進めていました。そのため、それを前倒しして、新型コロナウイルス対策をとることは比較的容易でした。

 とはいえ、初めてのフルリモートワークです。業務の進捗と社員のメンタル含む健康状態が心配です。そこで、社員から募った項目も含め、全社員アンケートを実施しました。

 結論としては、実施前に期待していた「状態の把握」や「課題の優先順位明確化」はもちろん、社員の意識の高さを感じられ、経営陣としては「心打たれる」アンケート結果となりました。

 自由回答欄には「取り組みが早く、ご配慮いただき感謝しています。制度などがあって、しかもそれが選べることが多いのでうれしいです」「すでに柔軟かつ迅速に諸々対応いただいていると思うので、その体制を外部にも発信し続けることが使命」といった提案もありました。

 弊社では「ミッション(使命)」として下記を掲げています。

【価値ある情報をお手元に】
 私たちは、皆さまに価値ある情報をお届けし、課題解決、意思決定にご協力することで、よりよい社会創りに貢献します。

 前置きが長くなりましたが、リモートワークに取り組む皆さまに、少しでもお役に立てればと思い、弊社でのアンケート結果と取り組みをご紹介いたします。

リモートワークで感じていること

「将来への不安感」「業務効率の低下」「業務上のコミュニケーション不足」といったことについて心配をしていましたが、アンケート結果としてはそれほど深刻ではなく、「通勤時間が不要で効率アップ」「まだまだ工夫次第で改善できる」といった前向きな回答となりました。

画像1

画像2

画像3

 一方で、課題として「雑談」の必要性を感じている社員が多いことがわかりました。この課題に対しては、オンラインカンファレンスツール「Remo」を使って、社内飲み会を開催することになりました。ランチ会やスィーツ会なども試していきたいですね。こちらのツールの使い勝手については、後日、レポートしたいと思います。

リモートワークに欲しい設備、会社の制度

 一番は「イス」でした。これは最近、オフィスのイスを高機能なものに交換したこともあり「会社のイスが恋しい」という声もありました(笑)

 一方で「高機能なオフィスチェアは、自宅に似合わないし邪魔」という声もあります。「腰の健康」を守る必要性は高いものの、解決方法は社員それぞれに任せ、会社としては一定のルールで費用を補助する、ということが正解のようです。

画像4

画像5

 他の設備要望としては、貸与パソコンのスペックアップ、大画面ディスプレイ、WiFiルーター、外付けキーボード等の周辺機器、デスク・・・と続きます。

 貸与パソコンのスペックアップは、業務内容によって優先順位をつけて対応することにしました。ディスプレイについては、当面の対応として社内に余っているディスプレイを希望者に配送することにしました。また、一部部署に限られていた貸与携帯電話をスマホにし、全社員を対象とすることにしました。

画像6

 会社の制度については「申請、稟議などワークフローの見直し」「オンライン契約書、電子署名の導入」「新人受け入れフローの見直し」に要望が集中しました。「光熱費補助」についてはそれほど要望がなく(クーラーを使う夏場は変わるかもしれません)、WiFiルーター、インターネット回線費への補助など、回線インフラ系への要望が多い結果となりました。

 こちらについては精査や準備に少し時間がかかるため、当面の対応として、フローの簡易的な電子化(オンライン上で済むが作業自体はアナログ・・・)、リモートワーク手当を月額3,000円支給することを決めました。金額や支給方法については、適宜改善していきます。

 また、原則リモートワークの体制が続くことによって、節約できる、すべき案件にも指摘がありました。一番大きなところでは、オフィス賃料です。たとえ、新型コロナウイルスが沈静化したとしても、リモートワークの活用は以前より進むでしょう。

その場合・・・

・今の広さのオフィスが必要なのか
・家賃の高い、便利な場所にある必要があるのか

 この点についても、アンケートで問うてみましたが、回答は割れました。慎重に議論すべき点であることがわかりましたが、経営者としては何らか手をつけねばなるまい、と考えています。今の立地、広さのオフィスを維持するにしても、何らかの付加価値をつける必要があるでしょう。単なる執務スペースではなく、コワーキングスペース部分を設けて、取引先や取材先との交流を活性化させる・・とか。

 いずれにしても、創意工夫が必要な状況であることは確かで、どれだけそこで成果を出すかが、今後の企業成長に大きな影響を及ぼすでしょう。

変化を楽しんで

 これまで変化を求めて来た人にはチャンスでもあります。リモートワークやオンライン契約、電子署名などは、上司や取引先が対応してくれなくて・・・ということが大きな課題だったと思いますが、新型コロナウイルスで状況が180度変わっています。

 今夜、オンラインで正社員の採用面接を行います。実際に会ったことのない人に対して採用の最終判断をするのは初めての経験です。少しドキドキしています(笑) でも、こういったことにも慣れていくし、その手法はどんどん洗練されていくのでしょう。

 今回のアンケートでは、変化を恐れず、創意工夫を一緒にできるメンバーが社内にたくさんいることを実感できたことが、アンケートの一番の収穫だったかもしれません。

ミッション、ビジョン、バリューを「拠り所」に

 また、フルリモートワークを進める上で、会社の経営理念、ミッション、ビジョン、バリューは「拠り所」になりうると感じています。すでにある方は、その浸透および見直しをおすすめします。まだの方は、こういう状況でこそ作るチャンスだと思いますのでぜひ。

 下記に弊社の「バリュー(私たちが大切にしていること)」をご紹介します。このバリューも社員有志と作りました。改めて見ていると、新型コロナウイルスに負ける気がしません。

【私たちが大切にしていること】
(1)「信頼性」「気づき」「感動」のある情報を提供します。
(2)常に新しい「情報提供手段」を追求します。
(3)お客様の視点を忘れません。
(4)スピードを持って行動します。
(5)トライ&エラーを真摯に楽しみます。
(6)探究心とクリエイティビィティーを大切にします。
(7)常に未来を想像します。
(8)個を重んじ、認め合い、お互いの成長を大切にします。
(9)変化を楽しみます。

この難局を創意工夫で乗り越え、よりよい社会にしましょう。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
うれしいです!
57
「CNET Japan」「ZDNet Japan」「TechRepublic Japan」「鉄道コム」「CNN.co.jp」を運用する朝日インタラクティブ社の代表取締役社長

こちらでもピックアップされています

人生に無駄なことなし
人生に無駄なことなし
  • 15本

朝日インタラクティブ社で代表取締役社長を務める高野健一が、日ごろの試行錯誤を綴ります。目標は、世の中に役立ち、働く社員とその家族も幸せになる会社にすること。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。