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研修に対して思うこと

興味のある研修には自ら参加してきた。ロジカルシンキングとかファシリテーションとか、自身に欠けているものを埋めようとして。

自分の苦手分野を克服して成長しようなんて若かった。そこに時間を費やすなら、得意分野で勝負したほうが効率がいい。勉強(インプット)は続けているけれど、対象分野を絞るようになってきた。何だか、つまらないオジサンになっているような気もするけれど、偽らざる姿。

でも、若いころは「自分の得意分野が何なのか」さえ、わからなかった。

高校に入学したとき、自分と同じレベルは腐るほどいることを知り、とんでもないレベルの人間にも出会った。自分の能力に自信が持てなかった。

社会人になったときも、周囲の優秀さに圧倒された。「ここに自分の居場所はあるのか」と。

そんな自分に、自己肯定感を与えてくれたのは、会社の先輩たちだった。毎晩、飲みに連れて行ってくれ、仕事の話をよくした。あれは今でいう「1on1」だった。前向きに仕事をやってこれたのは先輩たちのおかげ。

ちょっと脱線するけれど「このお金は俺の財布から出ているように見えるが、歴代の先輩たちから受け継いだお金だ。遠慮はするな」という先輩がかっこよかった。絶対、マネしようと思った(笑)。

はっきりと自分の課題と得意分野を認識したのは、管理職になったときの研修だった。それは、全社で以前から行われていた研修ではなく、その時の上司が特別に用意したものだった。

その時の上司には感謝しているし、この経験を他の人にもして欲しいと思った。で、うちの会社でも研修をすることにした。

自分が研修を受けたときと同じ講師を指名した。研修の成否は、プログラム内容もあるけれど、圧倒的に講師の質に依存すると思う。それと運営側の覚悟。

研修で気づきを得た受講生を会社としてサポートし、研修に参加しなかった社員も「組織の改善」を実感できるところまで持っていきたい。覚悟の意味を込めてnoteに書いておく。あとで書いたことを後悔するかもしれないけれど(苦笑)

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