シナリオ練習って強いんだけどそれってvalorantでやるには不可能に近いよねって話
まずはこの動画をご参考ください↓↓
効果は? 報酬は? 1ヶ月半コーチを雇ってみたときどが、格闘ゲームにおけるコーチの必要性についてお話しします! (youtube.com)
この動画の中に含まれている要素の中でお伝えしたいのは、前回記事にさせていただいた、「VALORANTにおけるトレーニング方法の構造的欠陥について及びその対策」についてです。
以前私は、多くのesportsゲームには最適なトレーニングモードが存在せず、多くのトッププロやそのコーチは「特定のシチュエーションやパターンを練習したい!」というインタビューがあったということを書かせていただきました。
動画の前半で出てくる話題の一つが、コーチである立川さんが特定のプレイヤーの真似事が可能で、相手の手癖をリプレイを介して模倣することができ、練習相手として過不足のないものだったということです。
これ、シナリオ練習としては最高レベルだと思うんですよね。
相手の真似ができるけど本人ではないって、こっちの対策も隠すことが出来て情報戦でも有利になるうえに戦い方に困ることがなくなりますよね。
ヘッドコーチとしてこのような練習相手ほど嬉しいことはありません。
だって練習したいことが出来るんですもの。
VALORANTにおいては、究極物まねが出来るコーチ軍が5人いればこれが出来ます。(無給でよければ募集してます)
ではこの「シナリオ練習(シチュエーショントレーニング)が効率的だ」という考え方の元、現状のVALORANTで出来る最もベストなアプローチとは何か。
答えはIGL、ショットコーラー、パターン化の3大要素だと個人的には考えています。
まずあなたにとって「勝ちたい相手」がいたとして、どのような練習方法に取り組みますか?
例えばPRXが顕著ですよね。カオスを生み出しながらミクロ中心に戦ってくる相手が次の対戦相手だとしましょう。
であればforsakenと似たようなIGLをした人、somethingやd4v4iと似たようなショットコーラーを持つチームと練習する必要があります。IGLに関してはコーチと捉えてもよいかもしれません。
そうすることで、マクロ面での戦い方、ミクロ面での戦い方を練習することが可能です。
しかし、完璧に次の対戦相手と同じ戦い方をしてくるチームと練習することははチームゲーム上不可能に近いです。PRXに勝ちたいならPRXと練習するほかありません。
ここで活用されるのがパターン化です。
マクロ面においては相手のIGLがエリアコントロール型なのかロテ―ト型なのか、ラーカーorデュエリスト依存型なのか、
ギャンブル重視orマップ/構成/5on5理論重視or情報重視の型なのかなど。
ミクロ面においてはショットコーラーを中心とした人数の割き方(エリアも含めるためここではミクロ)、リソースの使い方、エリアの広げ方、ポストプラントの戦い方、人数有利・不利時、エリア有利・不利時の戦い方などなど様々な要素を概括化し、「大体こういう風に戦ってくる」というのを見極めることが非常に重要だと思っています。
トップのチームや監督がどのように練習相手を決めているのかは定かではありませんが(もちろんそもそもの基礎能力が同程度でなければ話にならないのは確かだと考えられます)、以上のような事柄に着目して練習していくことで対戦相手のパターンを見抜き、選手たち自身、ひいてはIGLやショットコーラーがベストな戦い方を見抜く力を養うことが可能です。
ああ、良いこといっちゃったかも。世の中のコーチあんまり見ないでほしい。
ちなみに個人で練習したいならイメージトレーニング最強です。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?