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2021年読んだオススメ漫画の紹介

本記事は Unityゲーム開発者ギルド(UGDG) Advent Calendar 2021 その1 の12月23日の記事です。
タイトル通りUnityもゲーム開発も全然関係ないですが、大きな器量で受け入れてくれるのがUnityゲーム開発者ギルドの良いところだと思います。

私は趣味として漫画を良く読んでいるのですが、
その読んだ中で特に人にオススメしたい漫画を紹介していきます。
巻数が少なめのものを中心に選んだつもりなので、軽率に手を出そう!


Thisコミュニケーション

突然発生したモンスターに人類がほぼ滅ぼされてしまったポストアポカリプスの世界で、主人公が少女たちとタッグを組み異形に立ち向かう。
という設定。これだけ聞くと「まぁよくある奴だな」となりますが、この作品はその建前を上手く利用して人間ドラマとサスペンスを描いていると思っています。

まず「ハントレス(女狩人)」と呼ばれる子供たちに難がありすぎる。

発言や行動から見てわかる通り性格悪いです。
罵られている子もハントレスですが、極端に引っ込み思案な性格。
6人ハントレスは登場しますが、それぞれが性格に問題を抱えています。

そのハントレス達を主人公のデルウハが徐々にまとめていってモンスターに立ち向かうのですが、そのためならなんでもします。なんでも。

そう、殺してでも。

6人しかいないハントレスを殺しちゃ意味がないと思われるでしょうが、彼女たちは圧倒的な怪力を持ちますが防御力は通常の人並み。
しかし死ぬほどのダメージを受けると仮死状態になり、死ぬ1時間前の状態で8時間後に再生します。要は制限付きの不死身。

その「死ぬ1時間前の状態に戻る」のを最大限利用してデルウハは一癖も二癖もあるハントレス達をまとめあげていきます。
それがバレたりバレかけることもありますが、その状況をどうやって攻略していくかを楽しむのかがこの作品の一番の見どころな気がします。

デルウハのやってること自体は人として褒められたことではないので、そういう決断をして実行するという主人公に嫌悪感を抱かなければサスペンス、またはちょっとしたホラーとして楽しめると思います。

既刊5巻でまだ巻数は少な目なのもオススメポイント。
下記公式サイトから試し読みも出来るので是非。https://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/thiscommunication/


BLUE GIANT


アニメーション映画化おめでとうございます!

本気で世界一のジャズプレイヤーを目指す屈指の熱い作品。
至る所で褒められているのでここで紹介するまでもないかもしれませんが、本当に面白いので読んで欲しい。

今回映画化するのは恐らく1章の日本編だと思いますが、正直今のところ一番心に響いたのは2章のSUPEREME(ヨーロッパ)編。
今は3章のEXPLORER(アメリカ)編が連載中ですが、ストーリー的にこれからどう転んでいくかがまだわからない状態。
なので、この作品を気に入って読んでくれるなら是非SUPEREME編も読んでみて欲しい。
SUPEREMEのクライマックスで感情移入しすぎて、もう自分がメンバーの1人になったような気持ちでボロボロ泣きながら読んだあの感動を他の人にも味わってほしい。

公式サイトから各章の試し読みが出来るので、気になった方は読んでみてください。


SHIORI EXPERIENCE

音楽系が続きます。
BLUE GIANTではジャズでしたが今度はロック。
地味な英語教師に突然ジミ・ヘンドリクスというロックスターが憑依し、
「27歳までに伝説を残さないと死ぬ」とんでもない無茶ぶりをされます。

そして学校内の吹奏楽部の演奏会を突然覚醒して乗っ取ってしまい、学校中のヒールになってしまう中、軽音部を始めて、部員を集め、挫折して、復活して、また挫折して・・・の青春ストーリー。

BLUE GIANTではよく「本から音が聞こえる」というのが評価としてよく見ますが、個人的には「本から魂の叫び(ブルース)が聞こえる」と言いたい。
とにかく至る所で読んでいる側の感情を揺り動かしてくる。

特に特徴的なのは画面の演出。「ここぞ!」という場面では見開きを使ってド迫力のシーンを描いてきます。
なので読むときは是非見開きで読めるデバイスか、物理の本で読んで欲しい。

そしてもう一つ特徴的なのが、一生懸命やってて楽しそうな人をエモーショナルに描くのが本当に上手い。これは男女問わず。とても心に響く。

(歯をちゃんと描くから自然とギザ歯になるのもいいよね)

既刊は17巻までありますが、展開は今まさに起承転結の「転」に差し掛かったところ。つまり今読み始めると一番面白い時期にぶち当たれるということ。一緒に「魂の叫び(ブルース)」を味わってみませんか。

もちろん公式サイトから試し読みも出来ます。


本当はもっともっと紹介したい漫画はありますが、自分の実力不足で紹介しきれませんでした。
そこはまたリベンジすべく2022年修業したいと思います。

年末、ちょっと時間があるときに漫画を読んでみたいと思った際、候補に挙がるととても嬉しいです。気に入って読んでくれたならもっと嬉しい。

それでは明日のアドベントカレンダーでお会いしましょう。



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