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Day1:お金を稼ぐにはスキルがいる(Source:Deep Dive with Ali Abdaal・Nathan Barry)

お金を稼ぐには複数のスキルが必要になるが、それは全て学べるものだ(筆者訳)

Nathan Barry (YouTube: Deep Dive with Ali Abdaal with Nathan Barry)

この記事は約7分で読めます。

お金を稼ぐのは果たして簡単なのか?

アルバイトであれ、正社員であれ、自営業であれ、お金の稼ぎ方は様々である。ほとんどの人は誰かに雇われる(時間=お金)という働き方をする。
ではどのように「時間=お金」という固定された人生から、不労所得のような「時間に縛られない」お金の稼ぎ方ができるのか?

お金を稼ぐにはスキルがいる、そう語るのは自身もかつて会社勤めをしながら文章を書くクリエイターやウェブデザイナーとして活躍し、今は自身が立ち上げたSaaSビジネスのCEOとまでなったNathan Barry(ネイサン・バリー氏)。


今日の情報源:YouTubeチャンネル登録者数46.3万人の「Deep Dive with Ali Abdaal with Nathan Barry」

今日の情報源はYouTubeチャンネル登録者数46.3万人の“Deep Dive With Ali Abdaal”である。元々このチャンネルは欧米などで人気を誇る、チャンネル登録数524万人のケンブリッジ大学卒の元医師で生産力について発信をしているAli Abdaal(アリー・アブダール氏)のサブチャンネルとして人気を集めている。この“Deep Dive With Ali Abdaal”ではインタビュー形式でアリー・アブダール氏と登壇者との間で仕事や人生についての対話が人気である。

今回の登壇者はアメリカでクリエイター・社長として活躍をしているNathan Barry(ネイサン・バリー氏)。インタビューでは彼がクリエイターとして文章を書き始めた経緯や書くことでお金を稼ぎ続けている方法について触れている。ここでの彼の詳しい経歴については省略するが、彼は文章をブログや本としてネット販売することで、今の自分のサービスを作り上げ、会社として成立させた。

(興味がある人は彼のウェブサイト nathanbarry.comやXのアカウント、文章をマネタイズ化する手順を全て公開した彼の著書Authorityを参考にしてみてください)

以下の内容はアリー・アブダール氏とネイサン・バリー氏の2時間38分に及ぶインタビューを要約しながら例など加えたものである。
How Writing Online Will Make You A Millionaire - Nathan Barry (youtube.com)

「お金を稼ぐにはスキルが必要で、稼げば稼ぐほどコツをつかんでくる」

全員誰しも「お金を稼ぐ」という道を避けては通れないのが人生だ。だが多くの人は「お金を稼ぐ=スキル」だと思っていない人が多い。ネイサン・バリー氏は「お金は楽器を学ぶように学べるスキルである」と断言している。

「お金を稼ぐ」最初の一歩として多くの方はアルバイトなどを選ぶに違いない。それが最もお金に近い近道だと思っているからだ。
 例えば、アルバイトで1時間働けば○○円の給料がもらえるという保証がされているからである。

ただ、それ以外の方法でお金を稼ぐというのには誰かから学ばないと成立しないというのも納得がいく。それはブログで収入を得るにせよ、自分のスキルを得るにせよ、会社を立ち上げるにせよ、全てには何かしらのスキルが必要であり、学べば学ぶほど「稼ぐコツ」をつかめるからである。

ネイサン・バリー氏はYouTubeの中で「富のはしご」という概念に触れている。では、「富のはしご」は具体的にどういうことなのか?

「富のはしご」

はしごを登っていくように「富」にも順番がある

通常、お金を稼ぐ方法としては「時間=お金」の方法が主流とされている。だが、時にはその方法は自分がインプットした努力と時間に対してアウトプットの金銭的に報われないということが生じる。それは主に以下の2つの労働形態で見られる。

1.時給制(1時間で○○円・アルバイトなど)

【例1】アルバイト先で同じ1時間1050円として働きながら、さぼる人と一生懸命な人は、インプットした努力は違うのにもかかわらず、結果的に同じ時給をもらう。

【例2】飲食店などの多忙な業界での1050円と業務量が少ない業界での1050円はインプットした労働力が違う。

2.月給制(月に○○万円・会社員など)

【例1】何年も会社に勤めているけど、年功序列制で仕事をしない上層部の人が若手より給料をたくさんもらっている。

これらは典型的な「時間=お金」の例であり、インプットとアウトプットの関連性が低い。すなわち、自分の時間をお金に換えている、縛り付けているという考えである。そのため、多くの人は様々な不満を持ち、自分の仕事に対してちゃんと評価をされていないと感じる。

では、果たして「時間=お金」の働き方ではメリットはあるのか?

「時間=お金」の現場で得られるメリット

ネイサン・バリー氏によると「時間=お金」の働き方では、働いている現場の専門的なスキル以外、全ての働き方に共通するスキルが身につけられるという。

それは、誰かの指示に順番を追って従うこと、または時間通りに仕事を始め終える事などの「自律」をするという大事なスキルが身につくということだ。これらは社会人としての基礎でもあり、非常に重要なスキルである。

そしてこれらのスキルを身につけた事で、「時間=お金」の働き方の次のステップから自分のサービスやビジネスを始めるというステップに移行できるのである。

3.自分のサービス・商品(フリーランス・起業)

➡①初期フリーランス:時間=お金

自分で何かを始めたいと思い、会社を辞め独立する方は多くの場合フリーランスや自営業を選ぶことが多い。だが、ここでも新たなスキルを身につける必要があることや、「時間=お金」の働き方から抜け出せない状況に陥る人もいる。

・フリーランスとして必要なスキル

最初にフリーランスとして学ばないといけないスキルは「自分を会社として見るスキル」である。

例えば、今まで会社員であった方はフリーランスとして新たに:

・確定申告のための書類作成のスキル
・行政の書類作成のスキル
・契約書などの書類作成スキル
・法律の更新による新たに学ばないといけないこと(例、インボイス制度等)
など他スキルを学ぶ必要がある。

これらのスキルはフリーランスとして活躍するためには必要不可欠である。

・フリーランスでも「時間=お金」の働き方から抜け出せない?

またフリーランス初期であるからこそ、「時間=お金」の働き方から抜け出せない人もいる。それはフリーランスとしての実績が少ない初期の頃であるからこそ生じやすい。

【例1】「案件単価の例」フリーランスとしてデザインのスキルで案件を獲得したが、実績が少ないため単価が安い案件しか取ることができない。1案件4000円ではあるが、作成時間は6時間、単純計算をすると1時間およそ667円の時給となってしまうため、アルバイトより効率が悪い。

【例2】「時給単価の例」フリーランスとして1案件〇時間稼働をする契約を結び、アルバイトをしているよりも少々時給は高くなったが、「時間=お金」の概念に縛られている。

そこから積み重ねて実績や信頼を得ることで次の「時間に縛られない」働き方ができる。

➡②後期フリーランス:時間に縛られない=お金

フリーランスで実績を積み重ね、依頼してくれる企業が増えるにつれ、「時間=お金」の働き方から時間に縛られない「案件=お金」に変わることができる。初期フリーランスでも案件単価はあるが、実績が上がることで案件の単価を高く設定できる。

【例】1案件20,000円以上設定し、作成時間は同じく6時間である場合、時給計算では1時間3333円ほど貰える計算になる。

もちろんこれはある程度、信頼・実績・評判など様々な要素が伴わないとそう達成できないであろう。だが、ここから「時間に縛られない」働き方に近づくのである。

・自分の商品・サービスを売る

フリーランスの多くには、自分が自ら働き=お金を得るという形態の働き方が多い。上の「時給単価」「案件単価」などもその例である。だがその上の、どのように働かずに、お金を稼ぐことができるかというステップを目指す人が多い。

そのためには、お金の循環を生み出す必要がある。それは、自分の商品あるいはサービスの販売である。このような仕組みを「不労所得」というが、自分の商品とは「自分のスキル」を形にした商品ということをネイサン・バリー氏はいう。

例えば、ネイサン・バリー氏は、副業として始めたネットで文章を書きマネタイズ化する全ての工程や具体的にどのように行ったのかを1つの本にまとめ、彼のホームページで電子版の本として出版をした。2013年に出版されたこの本は累計1万5000冊以上販売されており、この本の出版以外にもコンサル・アプリデザインの本出版・ウェブアプリのデザイン・ワークショップ・コミュニティなど複数の収入源を作り上げ運用してきた経験がある。

(彼のブログには今でも会社員時代からフリーランス、起業し社長となった道のりが全て公開されており、当時の収入もすべて公開がされている)

そのため、自分の人生を振り返り今までフリーランスなどで積み上げた実績のノウハウを本などにまとめ、完成形を商品化する、そしてそのノウハウを教育という形で伝授するというサービスも商品の一つである。

➡③チームのマネジメント

自分の商品やサービスを販売し始めると1人では抱えきれないことや、自分が最も優先するべき業務、また自分以外の適任者がいるなど、様々な理由で自分以外の人を「雇う」という選択肢が見えてくる。このステップにいる時はある程度収入源があるという前提はあるが、多くの人は業務の効率化及び事業の拡大のために人を雇う。

ただ、チームを結成する、「人を雇う」ということは、同時に新たなスキルを身につけないといけない。それは、マネジメントスキルである。人に雇われた経験があるからといって、必ずしも雇う側の気持ちが分かるとは限らない、なぜなら今度は「自分が経営者」という立場から考えないといけないからだ。

ここで経営者としてマネジメントスキルが必要となるが、経営者になると雇う人数にもよるが、自分が本当にやりたいこととはかけ離れていくパターンも多い。そこで経営を他の人に任せるか、雇う人数を減らして自分が管理できるようにするか、または自分だけのビジネスとしてフリーランスとして戻るか、選択肢が増えてくる。

まとめ

以上のように、自分がいる立ち位置からどのように働きたいか目標設定を行い、どのようなスキルを身につけなければいけないのか知ることで、「お金を稼ぐスキル」は身につけられる。

このご時世、1つのスキルでお金を稼ぐというのはプロでもなかなか難しくなっている。スキルを✖(掛け算する)しながら複数のスキルを身につけ、セルフプロデュース力を高めるというのも鍵である。

また「富のはしご」のように、人には誰しも通る手順がある程度決まっている。もちろん全ての人がこのように当てはまるわけではないが、大抵の人は自分の好きなことをしながら自由にお金を稼ぎたいと思いながらも、「時間=お金」の働き方から抜け出せない人も大勢いる。そして、その多くの人は「お金を稼ぐスキル」が学べるということを認識していないのだ。

今日紹介した内容はYouTubeチャンネル「Deep Dive with Ali Abdaal」で視聴する事ができる。英語ではあるが、インタビューではその他に目標設定の仕方や「書く」ということ、ネイサン・バリー氏の毎日学んだ事を誰かに教える事などコンテンツ制作においての心得などに触れている。

・英語の勉強をしたい
・英語でビジネスを学んでみたい
・海外の人がどのようにお金を稼いでいるか知りたい

と思う人はぜひ見てみては?

How Writing Online Will Make You A Millionaire - Nathan Barry (youtube.com)


ここまで読んでくださった方は誠にありがとうございます。
筆者はただの学生で、何もかも知っている風に文章を書いていますが、全て情報源のYouTube動画で得た情報や独自の見解も含まれています。

なのでもしこういう考え方もあるのではないかという方がいれば気軽にコメントをしてください。

また興味ある方は下の作成過程の「筆者のつぶやき」も見てくださいね~


筆者のつぶやき:

 2時間38分という長い動画を1.5倍速にしながら、印象に残ったところをメモしては動画を止めてとの繰り返し。最近SNSで「不労所得」という言葉をよく見かける、そしていつしか労働以外の対価として好きな事をしながらお金を稼ぎたいと、誰もが思うことを想像する。この動画を通して気づいたことは、世の中のお金の仕組みと「稼ぎ方のスキルは学べる」のような、理解すれば当然のことに思えるが、全体像を言語化して初めて気づけるものがあった。対話のネイサン・バリー氏もそうだが、医者を辞めてYouTubeで情報発信をするアリー・アブダール氏との対話だからこそ、共通の悩みなどがあり、その会話がさらに活性化したのだと思う。(アリー・アブダール氏も非常に興味深い人なので次からも取り上げていきたい)

このように、日々学んだ事を誰かに共有するということを続けていきたいと強く思った動画であった。

最後までありがとうございました!


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