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『変態』と出会った日。

こんばんは。
1週間に1本投稿する気持ちでしたが、先週はバタバタで少々遅くなってしまいました。(巻き返すので許してください)
で、何を書こうかな〜と思ったのですが、この前素敵な体験をしました。
ので、その話をしたいと思います。

休日の仕事終わりのことです。
「気分転換に!」と、友人と札幌に行きまして。
たまたまマップで見つけたカフェに立ち寄ったんです。直感で選びました。

まあ、外観からして可愛かったんですよね。
「あぁ、好きだなぁ。」とか思いながらお店の中へ。おしゃれな風貌の店主とお客さんが1人。カウンターにはたくさんのスパイス、後ろには大きな本棚。
メニューは名刺サイズのカードに1枚1枚手書きで、それが全部ファイルしてあって。これまた、可愛い。そしてメニューが多い、選べない。喫茶店は好きですが、コーヒーの知識は皆無なので迷いましたね。結局、スパイスミルクセーキとスパイスポテトを注文しました。

スパイスミルクセーキと奇岩の世界。

店内を見回すと、スパイスとかこけしとか、同じようなものがずらり。
「マスターは収集癖があるのか?」などと思いながら徐に本棚に手を伸ばしました。
これまた、可愛い。ここでいう可愛いとは「趣味が合いそうで良い」ということ。
というのも、変な本が多かった。自分、変な本大好きなんです。奇岩をまとめたやつとか、中国の遊園地だけかき集めたやつとか、秘境駅とか、刑罰の歴史とか。そこにはそういう本がたくさんあって、ひさしぶりに本棚でワクワクしたんです。

そんなこんなで、不思議で美味なスパイスミルクセーキを片手に店主と話したんですが、これがまあ面白かった。好きなものとか物事の着眼点とか、なんとなく同じ方向性を感じました。シンパシー?使い方ちがうか笑
例えば、観光地の観光地じゃないところのお店に行くのが好きとか。
めちゃくちゃわかる。自分がローカルが好きな理由はまさにそれ。
自分の好きや興味に対して、純粋でだからこそあの空気感が出せるんだろうなぁと思ったわけです。

そして、何より感動したのが本の奥付。
全ての本の最後に、付箋で手書きで書かれた感想が貼ってあるんです。
(あまりにも素敵だったので、写真は載せません。)
それもなんというか、読んだ相手に話しかけるような感じで書いてあって。
心が温かくなった瞬間でしたね、愛をとても感じました。
きっと、場に出る空気感とか居心地の良さってこういう小さなところに詰まっているんだろうなぁと思っていて。
要するに、なんとなく映える見た目だとしても1つ1つの物に対する想いがなければ、結果としてその空間すべてを好きでいることはできない。
でも、どんな物でも見た目だとしても、それらに対する想いがあれば、愛着が湧く。愛が芽生え、好きな空間になっていく。
そういうことです。
個人的には「愛は物語が紡ぐ」と思っています。
その話は、また別の機会にしますが。

とにかく店主のこだわりや好きなものとか、上手に言葉にはできないけどまんまと見せつけられた気がして、ワクワクが止まらない時間と空間でした。
"変態"だったなぁ〜。
定期的に通いたいなぁ〜。

そんな『変態』に出会った日の話でした。
それでは、また。

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