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【メモ書き】|なぜ写真を撮ったのですか?

あなたがスマホやカメラで撮った最近の写真を相手に見せたとします。
するとその時相手が、『なぜこの時に写真を撮ったのですか?』と聞いてきたとしましょう。

さて、その問いに、一体あなたはどう答えるでしょうか。
またとない機会で、記念や思い出にしたかったから?誰かに見せてあげたかったから?メモとして記録しておきたかったから?… その写真を介して何かを伝えたかったから?

誰でも写真を撮ることができる時代、写真を撮る意味を個々人に問うのは無用の行いであり、自由であるべきだという考えこそありますが、古来からの写真の枠組み「メディア」という視座からこの問いを思慮すれば、既述した写真の記録 / 伝達という目的が今のこの時代にも機能し続けていることがわかるでしょう。

ただ、スクリーンショットやメモなど記録や証拠としての側面が強まっているきらいは否めず、写真の記録としての働きは、動画やグラフィティなど一層具体性と正確性に富んだメディアの台頭により曇りがかって来ています。
そうなれば、究極的な写真の意義は意思や感情、情報の「伝達」にあり、撮るにあたってはここを最重要視する必要があるのかもしれません。

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